雨水を地面に吸わす!(決算特別委員会)

2006年12月01日

◯副主査(井坂信彦)
雨水マネジメントについてお伺いいたします。
月が丘住宅と美穂が丘住宅という2つの住宅地,開発住宅の間にあるため池,
非常に具体的な話なんですけれども,このため池が住宅開発後,
水量不足になっているというふうに地元農家の方に伺っております。

そのため池は,今は農閑期なので別に問題ないわけですけれども,
5月,6月あたりは,やっぱり水量不足に事実上なって,
仕方なく近隣の川から水をくみ上げてやってるんだということであります。
 
9月の代表質問で,これは下水道事業に関連してですけど雨水マネジメント,
特に雨水排除だけでなく,地面に浸透させるといったことも
必要ではないかということを代表質問で申し上げたわけですけれども,
例えば今回のこのような場所で,テストケースとして,
住宅地の道路などに透水性舗装・浸透性舗装などを取り入れるといったことを
ちょっと一遍面的にやってみるといったことについて,
ご見解をお伺いしたいと思います。

これは,何もため池の個別問題としてではなく,
開発による,やっぱり雨水の実際の変動があったわけですから──
これは恐らくあるというふうに思うわけですけれども,
そういったものを示すバロメーターとして,
ため池を一遍とらえてみていただいて,
今後の全市的なこの雨水マネジメントの
皮切りにしていただければというふうに思います。

◯石井建設局長
開発・造成をするとしますと,当然雨水が直接海水に流れると。
そういうことで,いわゆる造成をするに当たりましては,
そのために調整池をつくると。
いわゆるこれが一般的なやり方で,流出係数がふえるので,
一挙に流出をしないようにということで調整池をつくると。
そういうことで,先ほどございましたように,浸透する総量というのは,
これはもう当然減ってしまっておるという現状だと思います。
 
そういう中で,我々としましては,
いわゆる近年の異常気象というんですかね,集中豪雨──
我々が予測しないような短時間の降雨と。
こういうもんに対して,さっきの本会議でもございましたけども,
雨水のマネジメントというのを検討していく必要があるというようなことで,
特に平成16年,この三宮の南地区が4回にわたって浸水をしたと,
そういうこともございます。
 
そういう中で,やはりいっときの流出と,これをどう抑えていくのかといえば,
やはり先ほど理事の方からございましたけれども,
できるだけ浸透させるということが必要だというふうに考えております。
 
そういう中で,道路の,いわゆる舗装の透水性舗装,
あるいは側溝にトレンチをつけて地下に浸透させるとか,
そういうことについても実は検討をしておるところでございます。
あるいは,公園の敷地の下に貯留施設をつくるとか,
そういうことで,できるだけいっときの流出を抑えると。
そういういろいろの検討をしております。
 
そういう中で,我々,今検討しておるのは,やはりこういう調整池とか,
そういうもののまだ未整備なところですね。
極端に申し上げましたら,この三宮の南地区,今まだできていない状況と。
どんどんと雨水のポンプ場等の計画をしておるわけでございますけれども,
こういうところについて,できるだけ舗装等についても──
歩道の舗装につきましても,浸透性のあるものを使っていけばということで,
既に理事ご存じだと思うんですけれども,
インターロッキングの舗装をたくさん使っております。
こういうのについては,新たに使う場合は透水性でやるようにということで,
どんどん使っていってるわけでございます。
 
また,市街地の中の狭い歩道なんかございますけれども,
こういうとこにつきましても,波打ちとかうねり,いろいろございます。
こういうのを直す場合に,やはりなかなかうまく高さ,勾配を取れないと。
できるだけフラットにしようとすると,少しでも水がたまると。
そういうものについても,逆に道路の機能上からも,
水たまりをなくすということで透水性の舗装を使ったりと。
こういうことをしとるわけでございますけれども,先ほど申しましたように,
こういう総合的な雨水貯留と,あるいは浸透の抑制ということについて,
我々どんどんやっていかないかんというふうに考えております。
 
ただ,先ほど申し上げました,いわゆる特定の造成地の中で,
既に完了しておる地域での用水の浸透が減って,
ため池の水が減ったという中での,それを補うための,
そのエリアの透水性舗装ということになりますと,
現実に,それがどれほどの効果があるかとかいうのは,
非常に計算しにくいことだと思います。
と申しますのは,先ほど市街地を申し上げましたけど,
ある程度の歩道のボリュームとか,そういう中でやれば,
計算乗ってくるわけでございますけれども,なかなか数字的に計算ができない。
全く効果がないとは申し上げませんけれども,
実際にやるだけの効果がどれほど出るんかというのは疑問に思います。
 
そういう観点から,やはり我々としましては,まず,こういうDIDの中の,
特に雨水の重点整備区域,これを定めておりますので,
こういう地域について雨水のマネジメントと,
総合的なマネジメントということで,今後モデル的にも取り組んでいきたいと,
このように考えております。

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