政治倫理委員会の運営について(政治倫理委員会)

2006年07月19日

◯委員長(荻阪伸秀)
委員長といたしましては,このたびの件に対しては,
議会が一体となって取り組む必要があると考え,
それ以降,7月7日,7月12日の2回にわたり理事会を開催し,
何とか全会一致でまとまって今後の委員会を進めていけるよう
話し合いを続けてまいりましたが,残念ながら意見の一致を見るに至らず,
最終的にこの委員会の場で決定せざるを得なくなったということでございます。
 
そこで,これまでの理事会の議論を踏まえて,
私から今後の委員会の進め方について改めて提案をさせていただきますので,
後ほどそれに対する各会派のご意見をお聞かせいただきたいと存じます。
 
それでは,ご提案申し上げます。

まず,1点目は,政治倫理の確立に向けた活動として,仮称でありますが,
神戸市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例──
いわゆるコンプライアンス条例に対する議会意見の取りまとめ,
及び現職議員が逮捕・起訴された場合等における議員報酬支給停止の条例化について,
早急に議論することといたしたいということであります。
 
2点目は,市有地売却等におけるコンペ問題についてでありますが,
この問題につきましては,あくまでも請願・陳情を介して,
政治倫理確立のための参考として審査してきたものであり,現在のところ,
司直においても議員がコンペに不正に関与したとして取り扱われていない以上,
委員会設置の趣旨・目的からして,これ以上の審査は必要ないと考えられますが,
今,この場で審査を終結させるということではなく,
今後,新たに問題が生じた場合は審査すると,
そういう位置づけにいたしたいということであります。
 
3点目,参考人や資料要求の取り扱いにつきましては,
これまでの議論において各会派の意見がはっきり分かれておりますので,
今すぐに結論は出さず,今後,協議することといたしたいということであります。
 
4点目,神戸市議あっせん収賄事件等に係る内部行政監察結果報告の
取り扱いにつきましては,改めて質疑の場を設けるべき,
またそうしないと政治倫理の確立に向けた議論に入れないとの意見もありましたが,
これまでに本会議で市長に対して質疑を行ってきたこと等から,
今までのような全般的な当局との質疑応答は行わず,
コンプライアンス条例に対する議会意見の取りまとめをはじめとする
議員の政治倫理に関する議論に生かすという観点から,
必要があれば内部行政監察結果報告等に関する当局の考え,
方向性の確認のみを行うことといたしたいということでございます。
 
私からの提案は以上の4点でございます。
それでは,各会派のご意見を順にお願いいたします。
(「議事進行」の声あり)


当日のブログはこちら→「疑惑調査の幕引きを許すな

◯理事(井坂信彦) 
今日,委員長からもう少し詳しくご説明があるかというふうに思っていたんですが,
例えば新たな事実が明らかになれば,また調査の再開もやぶさかでないと。
理事会ではずっとこういうご提案であったわけですが,
本日,この平場においてもそういうご提案の域を出ていないということで,
これはやっぱり具体的にどういうことを指しておられるのか。

新たな事実が出れば,例えばコンペ問題もまたやらんでもないという,
その新たな事実というのは,もう少しこれ具体的にご説明をいただかないと,
全く判断ができないのではないかということが1つと。

それから,結局この間理事会でどうしても溝が埋まらなかったのは,
新たなそういう政治倫理の仕組みをつくるのは,それはそれで重要であると。
それは全会派,その程度の違いはあれ思っていたわけですね。

ところが,どこで溝が埋まらなかったというと,順番は議論に応じましょうと,
そちらの方が急ぐんだったら,政治倫理確立の仕組みを回数を限ってこの夏やると,
それはそれで可能であろうと。

ただ,その後に事件の調査も引き続き必ずやるということさえ担保されれば,
それはそれで相談に応じられますよということであったのに,
そこの担保がどうしてもされないと。

昨日ああいう検察の冒頭陳述ですとか,ああいった,
これまで噂とか雰囲気では大体そういうことだろうなと思っていたことが,
正式に裁判で公の場で明らかになって,やっぱり市が敗訴の可能性を認識していたと,
冒頭陳述ではっきり言っているわけです。

これは市長の説明とは完全に食い違っていて,
市はよかれと思って政策的に判断してやりましたと。

ところが,冒頭陳述では,敗訴する可能性が高いと認識していたが,
逆らえず,やむを得ず要求に応じることにしたというふうに言われて,
これはもう全く違うわけです。
 
こういった食い違い,昨日明らかに,正式に明らかになった食い違いについても,
順番の後先はもちろん議論があるにしても,なぜ,それをわかりましたと,
後で時間をとってやりましょうというふうに委員長は約束していただけないのか。

◯委員長(荻阪伸秀) 
今,2つの問題をちょっと混同されておると思いますが,
今後,問題が起こればというのは,
これはコンペ問題とそういった問題について問題が起こればと。

これははっきり言えば,立件されるとか,あるいは事件性が非常に強くて
再度捜査が始まったとか,そういったようなことが起これば,
これはそのコンペ問題等についても,
ここで終結宣言をしないというのはそういう意味ですと,
こういうことを申し上げております。
 
それから,立件された2つの問題については,これとは別です。

したがって,立件された問題について,今公判が始まったわけでありますから,
公判の中身にまで我々は立ち至るわけでは──できないわけですから,
それはそれとして委員会として必要なことがあれば,
これはまた協議しましょうということで言っておりますから,その2つの問題は別ですね。

ですから,コンペ問題に……
(傍聴席より発言する者あり)
 
傍聴席に申し上げます。今,議員同士でこうして真摯に話をしているときに,
そういうやじはやめてください。
これ以上そのような態度をとられますと,委員会の秩序を乱したり
妨害となるような行為として認めて,これからこの委員会の──
傍聴の場を退場していただきますから,申し上げておきます。
 
そういうことで申し上げたんでありまして,まずは今,
もう再度申し上げませんけれども,ご提案をいたしております提案で,
まずご議論をいただきたい,会派のご意見をいただきたいと,
こう申し上げておるわけです。

この場でこれ以上,いろいろこの内容について議論をいたしましても,
これはもうそういうための議論の場でもございませんので,
委員長といたしましてはただいままでご意見を伺ってまいりましたが,
この際,冒頭にご提案を申し上げました内容についての各会派のお考え,
ご意向を伺わせていただきたいとこう思います。

◯委員(井坂信彦) 
住民投票☆市民力の今回の委員長提案に対する意見ですけれども,
この週末に毎日新聞で3回連続の特集記事が組まれまして,
土曜日の毎日新聞の記事にはこう書いてありました。

市の内部監察報告の内容が職員の証言と全く異なることを知った
ある地検幹部は激怒し,別の幹部は,そんなふうにしか説明できんのかと,
あきれ顔でつぶやいたと。

昨日の検察の冒頭陳述でも明らかにされましたが,職員が検察で証言した内容と,
市が正式に議会に報告した内部監察報告には非常に大きなずれがあるのではないかという,
重大な疑念が浮上してきております。

冒頭陳述では,先ほど申し上げたように市が敗訴する可能性が高いと認識しながら,
やむを得ず村岡の要求に応じることにしたと。
これは,市長や環境局長の,これまでのこの委員会や
本会議で行われた答弁と全く異なることが,きのう裁判で発言されたと。

しかも,今後の裁判の行方はどうなるかわからないと言いながら,
検察の冒頭陳述に対し,村岡被告はこれ全面的に認めているわけですから,
これが大きく覆ることというのは,現時点で非常に考えにくいというふうに思っております。

裁判では,市長や環境局長が問いただされるという予定が今のところないわけですから,
まさにこれこそ当委員会で議員がただすべき核心であると。

市長や環境局長に対しての議論は,まさにこの
当委員会でやるべきことであるというふうに私が思うのが,まず1点目です。
 
それから,この委員会の中間報告ということについても
少し考えなければいけないと思いますが,委員長の本日のご提案は,
この委員会を,いわばこれまでと全く異なる次の段階に移すものであるというふうに
認識しております。

市会の会議規則37条に中間報告という項目がありますが,
これをやはり本会議で先に行うべきではないかと。

これ,別にこの委員会の15人だけの問題では全くないわけですから,
少なくとも70人の議員が関心を持っており,委員会内部だけで,
これ本日方針変更して報告なしでは済まされないというふうに考えております。

本会議できちんと中間報告をして,そして委員長に対する質疑もあるでしょう。
なぜ調査を事実上終わりにするのかと。
委員長は各議員に本会議で説明する責任があると思うこと,これが2点目であります。
 
3点目に,100条調査権を使わないことについて。
当事者を含んでおった自民党もあわせて,
全会派が5月30日の本会議で正式に賛成をして,
この委員会に地方自治法100条に定める調査権,
いわゆる100条調査権をつけ加えたわけです。

これを利用しないままに,本日,委員長からご提案があったような形で
調査活動を実質的に終わりにするというのは,おかしいのではないか。

先ほど冒頭に委員長に幾つか聞かせていただいた中で,打ち切りとは言っていないと,
引き続き調査を行うと,先ほど委員長はおっしゃったわけですけれども,
それなら堂々と,コンプライアンス条例は先にやるけれども,
後で必ず100条調査も行うと,
ここで委員長から宣言があってしかるべきではないかと思います。

なぜ5月30日の本会議で100条調査権が必要だと全員で賛成しておきながら,
今になって100条調査は当面必要ないというような意見に変わってきているのかが
納得できません。

持てる力をすべて出し切って,やれることはすべてやって,
それがこの委員会に課された使命ではないかと。
それができずに何が100条委員会だと市民に怒られても,
これは仕方がないのではないかというふうに思うわけです。
 
それから,コンペ問題についてですが,地検の捜査が終了したら,
もうこれ以上の審査は必要ないという意見もあるようですけれども,
地検が動かないとこの委員会も調査を再開しないと。

そんな後追い,人任せでよいのかというふうに私は思うわけです。
毎日新聞にも見出しにはっきりと疑惑の本丸とまで書かれて,
そしてまさに請願・陳情でも疑惑があるあると指摘されているからこそ,
この委員会で事件になっていない今の段階から徹底調査をして,
疑惑がないならないで晴らす必要があるのではないかと。

なぜそろってコンペ問題を調査しない方向に持っていくのか。
これを逮捕されるまで調査しないとする委員長提案には,
全く同意ができないわけであります。
この委員会は,議会に対する市民の信頼を取り戻すために
設置されたというふうに思っております。

各局を順番に呼んで,役所のまとめた内部監察報告を本会議で数十分だけ質疑して,
特に問題なしと済ませてよいはずがない。

議会の内部調査も現時点まで全く行われていないと。
疑惑を1つ1つ徹底的に追及していって,これだけ調べましたと,
やれること全部やりましたけれども,間違いなく潔白でしたという報告が出せて,
初めて任務完了なのではないでしょうか。

順番に後先はあっても,必ずやるという約束が本日されなかった以上,
委員長提案には全く賛同できないということで,我が会派の意見とさせていただきます。

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いさか議事録

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