誤解を招く看護士採用の補欠通知(福祉環境委員会)

2006年07月27日

◯委員(井坂信彦) 
現場の話なんですけれども。
神戸市立病院の看護婦さんの採用のときの補欠通知のことについて,
以前ちょっと聞かせていただいたことがあるんですけれども。

看護婦さんの補欠通知を毎年15~16人に出しておられて,
ところが辞退者が大量に出ているのに,
1人も補欠から繰り上げ合格がないのが続いていると。

その当事者の方から物すごい苦情を受けたのが,
やっぱり補欠通知をいただいて,これもしかしたらいけるかもと思ってたら,
実際,辞退者がたくさん出ているのも聞いたと。

非常に期待してもいたし,最終結果を待っていたら,
結局,だれも合格しないということを聞いて,
これは一体どういう制度なんですかという苦情をいただいたことがありまして。

具体的にこういうふうに改善してくださいということを,
以前,担当の方にお伝えしたんですけれども,
その後,何か昨年度の採用のときなどに,
具体的にどういうふうに改善されたのかをお聞きしたいというふうに思います。

◯田上保健福祉局病院経営管理部経営管理課長 
看護師の採用につきましては,例年一定数募集をいたしまして,
試験結果に基づいて合格を打っておるというような状況でございます。

個別の案件として,先生ご指摘のようなお話については,
数年前1度お伺いしたことがございます。
それ以降,実態的に個別に補欠というような形で通知は得たけれども,
その後どうなってるんだというような,
お問い合わせとしては何件かいただいたことはございますけれども,
先生ご指摘のような形での苦情というのは,
直接的にしょっちゅう伺っておるわけではございません。

ただ,我々としましても,できるだけ定数に見合う
職員の確保というのには努めていきたいというふうに
考えてございますけれども,最終的に年度末に向けての退職者数等で,
若干のやはり最終採用の時点までは合格発表のときから
差異が出てまいりますので,やはりそういう意味での余裕といいますか,
安全を見るという趣旨で,辞退者を見込んだ上での合格発表ということになります。
 
制度的に全く余裕なりを見込まないというのは,
ちょっと難しいというのは実態ではございますけれども,
受験者の方のご不安ができるだけないように,
本当に問題があるんであれば改善に心がけていきたいと。

できるだけ合格者の当初の発表のときと,
辞退者を盛り込んだ最終確定のときに,
差異がないような形で取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(井坂信彦) 
ちょっと聞いたことが伝わってないと思うんですけれども。

その補欠の枠を確保することは必要だということは
私もよくわかってるし,その苦情の方にも
ご説明してわかっていただいたんですよ。

ただ,補欠という制度自体が,
非常に補欠通知を受け取った人に誤解を与えやすい文言──
出し方を含めてですよ,誤解を与えやすい仕組みに現状なっていると
私はその当時思いましたし,その方はまさにそういう誤解をして,
繰り上げがあるかもしれないと思って1月まで待ってたら,なかったと。

それで,1月になってほかを探そうと思うと,
もうよその募集はないからどうしてくれるねんということであったわけですよ。
 
だから,神戸市はもう当初から,要は補欠枠は一応とるけれども,
労使の交渉やいろいろあるけれども,もう過去,
通例的に補欠をとっても1人も繰り上げしないと,
辞退者がどんだけ出ても繰り上げしないということを
続けてきているわけですから,
その辺の実態をきちんと補欠の方に伝える必要があるのではないかと。

もう補欠通知を出すけれども,
もう過去実績として補欠から上がってきてませんよと,
期待せんといてくださいと。

1月末まで──いや,本当ですよ,本当の話ですよ,
1月末までよその就職活動を本気でやってくださいという,
これを書くべきやというふうにお伝えして,
担当の方もなるほどわかりましたというお返事をいただいたんで,
そのままにしといたんですが。

私がお聞きしたのは,どこが変わりましたかと。

例えば文言──かなり具体的にお示ししましたけども,
そう入れていただいたんですかと。

あるいは補欠通知の仕方を変えていただいたんですか
ということをお聞きしましたので,補欠の必要性はよくわかっておりますし,
そのどこが変わったのかをお答えいただきたいと思います。


◯田上保健福祉局病院経営管理部経営管理課長 
お答え申し上げます。恐れ入ります,具体的な通知方法等については,
申しわけございませんけれども,
従前どおりの形でさせてはいただいてございます。

後は,お問い合わせの段階で,
どういうふうにお答えをするかということでございますけれども,
それも辞退者等の状況につきましては,
これはもうほかの採用試験も類似の事例があるかもしれませんけれども,
なかなか断定的なことは申し上げられない時点もございますので,
そのあたりはご理解はお願いしたいというふうに考えております。
できるだけ差異のないような形での合格者数の
見込みを出していきたいというふうに考えてございます。


◯井口保健福祉局参与 
確かに採用を決めるときに辞退率というのを計算してますから,
多分辞退者がその範囲内におさまってしまって,
補欠の繰り上げ採用がなくなっていると思うんです。

ですから,書き方が非常に難しいと思いますけど,
過去にどうだったかという実績ぐらいはお示ししておこうかと思いますので,
その点,ご了承いただきたいと思います。


◯委員(井坂信彦) 
今,最後にご答弁いただいたとおりやと思うんですけれども,
要は神戸市は1割ぐらい辞退を見込んで,
多目に正式な採用通知を出しておいて,
さらに労使交渉やそれを上回る辞退のための,
もう本当に万が一のために補欠を15~16人出しているわけですよ,毎年。

でも,普通,受け取った方,特に二十歳そこそこの若い方は,
やっぱり神戸市の病院へ行きたい,第1志望であると。

補欠とはいえうれしいんですよ。
実際辞退がたくさん出ているという事実を知れば,
あっこれはいけるかもしれないと。

16人辞退出てて15人やめたんやったら,自分は入れるだろうと,
その方は思ったらしいんですよ。ところが1人も上がれてない。

聞いたら去年もおととしも上がれてないと。

これ,補欠って何なんやというのがそもそものお怒りだったわけです。
非常に誤解があるんです。

神戸市の場合,出しているのは,もうほとんど採用の見込みがないけども,
一応確保しておきますというのが補欠者です。

受け取った側は,やっぱり辞退者が出れば
上がれるかもしれないと思っての補欠通知ですよ。

補欠の文章には,辞退者があれば
繰り上げ合格がありますということが書いてあるわけですから,
普通そうとりますよね。

そこに非常に誤解があるのではないですかと。
文言レベル,事務レベルの話ではあるけども,
受け取り手は,就職といったら,やっぱり人生に1度の,
しかも社会に出る最初のところで,非常に期待も不安もあるし,
そういった中で小さな誤解とはいえ,
やっぱり非常にショックを受けているわけです,
毎年言うたら15~16人が。

それ,簡単なことですから
文言を変えたらいいじゃないですかと担当の方に,
もうこれ1年以上前ですが言って,確かにそうですねと,
別に文言を変えることぐらいわけないでしょうと,
その方もそういうニュアンスでしたし。
それを何か変えなかったのは何でなんですか。


◯田上保健福祉局病院経営管理部経営管理課長 
恐れ入ります,ちょっと私,よく了知してなかったもので,
申しわけございませんでした。
そのあたりについてはよく検討させていただいて,
改善をさせていただきたいと思います。
申しわけございませんでした。

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いさか議事録

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