2006年04月28日
◯2番(井坂信彦君)
なぜそもそも産廃要綱の基準を明確化しようと思ったのか。
ほかの政令指定都市に一通り問い合わせたところ,
同意を必要とする隣接者との間の道幅をメートル単位で
要綱に明記しているところはなく,隣接者の同意を必要としない都市や,
道を狭めば隣接者とみなさない都市も多くありました。
産廃要綱の基準を明確化すること自体が既に政令指定都市の中でも
突出した行為であり,しかも28メートル以上の道路を挟まないと
隣接者とみなしますよというのは,異常に厳し過ぎる基準だと他都市の
担当者にも言われました。
いつもは他都市の動向を見ながら検討しますと,
横並び・後追いの目立つ神戸市が,なぜこの件だけは他都市に先駆けて,
産廃要綱の隣接者の定義を要綱に28メートルと数値で明記しようとしたのか,お伺いいたします。
当日のブログはこちら→「市長に対する本会議質問全文」
◯市長(矢田立郎君)
産廃要綱の距離の点につきまして,
28メートルにしたのはなぜかという点のご質問でございますけれども,
これは午前中の質疑の中でもお話を申し上げていったところでございます
けれども,やはり周辺の隣接の同意とか, あるいは住民の環境保全の
対応に対する取り扱いといった, そういった内容のものをベースにして
審議会の中でご議論をちょうだいしまして,
そしてその中で──これも申し上げた点でございますけれども,
同意の対象となる隣接者に対する道路等の幅については,
これまでの産業廃棄物処理施設に対する指導実績,
また市内の道路の幅を十分考慮しつつ,
4車線を基本に一定の範囲の幅とすべきという答申の内容が
まとめられたわけでございまして, それによりまして市内の
道路の実情等を調査し, そしてその中で28メートルというふうに
要綱の改定を行ってきたというのが, この状況でございます。(
「何で数字に明記しようと思ったのかということです。」の声あり)
それは, やはりこういったものについて議論がさまざまに
あったようでございますけれども,その中でいろんな意見が出ておりまして, やはり通常の4車線の道路というふうなものについて,
それを一定の幅にする方がいいというふうに
議論がまとまってきたということで,
その内容が修正案として, 答申として盛り込まれたということでございます。
◯2番(井坂信彦君)
その基準をなぜ明確化したのかという話ですが,
他都市に聞きますと──何で基準を明確化しないんですかと聞いたら,
それは単に道路の幅だけ決めても,それはうるさい施設,
においの強い施設だったら,もっと距離が遠くたって,
やっぱり同意するように指導していくし,
そんな距離で一意に決まるものではないから定めていないんだという
意見が多かったというふうに思います。
もしおっしゃるように,明確にせなあかんというのやったら,
要綱ではなくて最初から条例できっちり決めるべきでありますし,
非常にそこが矛盾しているのではないかと。
要綱行政のメリット,私は多少あると思いますけれども,
それを生かすのであれば,そんな数値を,何もよそもどこもやっていない
異常な数値を明記する必要は全くないわけですし,
明記するんであれば,何も要綱でこそこそやる必要は
全くないというふうに私は思います。
そこの矛盾についてお聞きしたいというふうに思います。
◯市長(矢田立郎君)
ただいまの基準はなぜ他都市のような形で──
個々の指導でそれぞれでやっているという状況があるのに,
明確化をするというふうにしていくのはなぜかというような点でございますが, これ, 他都市の指導の内容というふうな関係で申し上げますと──
これはいろいろ都市によりまして, 状況に応じた取り扱いをされておりますが, しかし条例なり要綱を持っていらっしゃることも確かでございまして,
そういう中でやはり住民との間のさまざまな,
まさに環境保全の問題あるいは公益上の問題というふうな視点から,
この取り扱いをなさっていらっしゃるわけでございまして,
そういった状況をベースにもしながら,
答申の案では, 先ほど来申し上げておりますように
隣接者としての同意を求める範囲を, 4車線の道路の幅を基準に
一定の幅以内にするというふうにされているわけでございますんで,
そういった点では, 内容等はそれぞれの状況の中で最適なものを
選んでいったんではないかというふうにお考えいただきたいと思います。
また, 要綱を条例で定めるべきではないかという点に関しましては,
確かに午前中の質疑でもございましたけれども,この要綱というものが
行政指導というふうな範囲のものでなくって,
やはり条例という範囲の中で規定ができればいいわけでございますが,
そういう中で法令と条例の関係もあるんだということも
1つ頭に置きながら, このような形で要綱という取り扱いに
してきたという経緯もあろうかと思っておりますが,
やはり議会の中でよくこういった内容について了知をして
いただきながら取り扱いを進めていくということが,
やはり多くの方々のそういう形にすべて及んでいくわけでございますんで,
そういった点については今後とも十分にこれを検討していく
必要があろうというふうに, 私は思っております。