2006年03月06日
◯分科員(井坂信彦)
コンビニを活用した資源回収について,お伺いいたします。
最近,コンビニと市役所というのは,大変相性がいいものだというふうに考えております。
税や保険料の支払い,あるいは各種書類の受け取りなど,
まちの行政ステーションになりつつあるのではないでしょうか。
なぜ最近,コンビニと市役所が相性がいいのかと考えましたときに,
コンビニに通うお客さんというのは,どうもこれまで行政が捕捉し切れてこなかった
住民層だからではないかというふうに考えております。
そして,同じことが,こちら環境局が所管するごみ行政にも言えるのではないでしょうか。
私も,かつてワンルームマンションに住んで,そのような生活を送った経験がありますけれども,
ワンルームマンションに住んで,夜遅くまで独身で働いて,やっぱりコンビニ弁当ですとか,
プラスチックのカップのヨーグルト,
あるいはペットボトルのお茶やジュースなどを毎晩のように買いに行って,それで食事を済ませてしまうと。
ワンルームですから,室内にもごみを分別して長いこと置いておくスペースは実質上ありませんので,
ついつい燃えるごみと資源ごみや燃えないごみをまぜて,同じ袋で捨ててしまうと。
そういった住民層に対して,これまで環境局は,
なかなか有効な手を打てていなかったのではないかというふうに考えております。
そこで,質問ですが,まさにコンビニで缶・瓶・ペットボトル,そして雑誌をはじめとする古紙,
そういったものの資源回収を行ってはどうでしょうか。
コンビニをよく利用する──先ほど申し上げたような市民層が,
例えば昨晩のペットボトルですとか,缶・瓶,あるいは雑誌,
そういった資源ごみを1つ,2つ持って,コンビニに買い物に行くと同時に,
それを日々,そこで捨てるというか,資源回収ボックスに入れると。
そういうライフスタイルになれば,
神戸市全体の資源回収率のアップにもつながると考えますがいかがでしょうか,
ご見解をお伺いいたします。
当日のブログはこちら→「コンビニをリサイクル拠点に」
◯見通環境局次長
こういった店頭回収につきましては,市では,トレーあるいはペットボトル等の店頭回収,
あるいは簡易包装の推進など,減量・資源化に取り組んでいただいている店舗につきましては,
いわゆるスリムリサイクル宣言の店ということで指定してございます。
それによりまして,消費者・事業者・行政が一体となったごみの減量化,
再資源化を進めているところでございます。
これらについては,順次,拡大をお願いしておりまして,
特にこれまで緊急雇用特別対策事業も活用しながら,スーパー,コンビニエンスストア,
食料品店等へ実態調査とともに,直接加入を呼びかけてまいっております。
その結果,現在全市で283店舗が指定されており,平成17年度では12店舗の増となっております。
こういった店舗の増加に向けては,今後とも取り組んでいきたいと考えております。
その中で,コンビニエンスストアを活用してはどうかということでございますが,
コンビニエンスストアについては,確かに店舗数も多いんですが,
多くは各社独自の店頭回収は既に行われているところでございますが,
我が方のスリムリサイクル宣言の店については加入いただいておりません。
これについては,やはり敷地等が制限されるということもございまして,
自店以外のごみが大量に持ち込まれるということもあって,
実際,店頭回収はやっておられるんですが,
このスリムリサイクルの店の指定には入っていただいてないというのが実情でございます。
こういった点につきましては,来年度は,スリムリサイクル店の連絡会のようなものも開催して,
コンビニエンスストアにつきましても,引き続き意見を聞きながら,
このスリムリサイクル宣言の店に加入を働きかけていきたいというふうに考えてございます。
◯分科員(井坂信彦)
事前にいろいろご相談申し上げたときにも,やっぱり店舗──コンビニは狭いところでやってるので,
外からいろいろ資源ごみを持ち込まれても置く場所がないのではないかというお話だったんですが,
私がやっぱりいろいろ全国ざっと調べてみましたところ,
東京の23区では,ペットボトルはもう既に──コンビニとかスーパーも入ってますけれども,
コンビニ,スーパーなどの店頭のボックスに入れてくださいと。
だから,自治体が──区が回収するんじゃなくて,区のホームページを見ても,缶・瓶は回収するけども,
ペットボトルについては,コンビニかスーパーに置きに行ってくださいというような表示になっておりました。
あるいは,東京の都下の小平市というところでも──
こちら牛乳パックをコンビニが資源回収協力店というふうになっておりまして,
全市で回収するうちの25%はコンビニ経由で回収できていると。
そういった進んだ事例が,やはり全国に出てきておりますので,そのスペースの問題,
もちろん想像するに,それはあるだろうなとは思いつつも,
実際できてる自治体は,何らかの形でその辺をクリアして──
特に東京のコンビニなんていうのは,神戸よりもっときつい,地価の高い状態でやっておりますから,
そういったところでも,なお,そういう品目を絞って資源の回収に協力すると。
特に捨てに来てもいいですよというレベルじゃなくて,
もうそこが回収拠点なんだというふうになっているという例を横から見ておりますに,
神戸市で決してやってできないことはないというふうに思うわけですが,
その点についてお聞きしたいのと。
それから,このコンビニにリサイクルボックスをとか,コンビニを資源回収拠点にという話は,
実は,もう私だけではなくて,そちら環境局さんがやっておられる,
例えば市民のアイデア募集ですとか,あるいは審議会の中でも,そういった意見が出ているように思うんですね。そういった声に対して,どう答えていかれるのかもあわせてお聞きしたいと思います。
◯見通環境局次長
委員ご指摘のとおり,他都市におきましては,今東京23区のお話がございましたけれども,
ほかには名古屋市でも,コンビニ等を拠点回収の場として位置づけて,
回収協力をいただいているところでございます。
こういった点については,神戸市の方でも,コンビニの方にお願いをするわけでございますけれども,
神戸の実情だけなのかもわかりませんけども,
やはり分別回収ボックスを設置してもルールが守られずにごみがまざるとか,
あるいは費用負担,ほかの手間がかかるといった理由が挙げられてございます。
こういった点につきましては,先ほど申し上げましたように,来年度また連絡会をする中で,
少し意見を聞きながら,再度お願いをしてまいりたいというふうに考えてございます。
また,少し観点は違うかもわかりませんが,資源の回収拠点ということでは,
神戸市の方では,
いわゆる市民の皆様にご協力いただいてるステーションの方で拠点回収という形でやっていただいて,
主に古紙,それからアルミ缶等が中心で,その他の瓶等については,非常に少ない状況ではございますが,
通常のステーション収集に加えて,こういった拠点回収ということも,
スリムリサイクル店の拡充もあわせ必要なことだと思っておりますので,
拡充に努めてまいりたいと考えております。