ゴミの減量目標が低すぎないか(福祉環境委員会)

2006年02月28日

委員(井坂信彦)
一番基本的な減量目標についてなんですけれども,
先ほど議論の中で,それなりに厳しい目標だというようなことをおっしゃっていたようにも
お聞きしたのですが,私が率直に思いますに,10年後の目標が,
これが厳しいというふうに私は全然思っていないのですけれども。

と申しますのは,この目標は,その10年後に,
例えば神戸市の発生量を大体10%減らしていくと,それで資源化率を14%ふやしていくと,
それで処理量を25%減らしていくという目標で,特に処理量を25%減らすという数字を見れば,
非常に厳しいようにも見えるのですけれども,
私も名古屋市によくごみのことで勉強に行きますと,やっぱりもうもともとのベース,
今現在,例えば名古屋市は市民1人当たりで900グラムしかごみを発生させていないと。

それに対して,私は当時言われましたのは,神戸市は市民1人当たり1,600グラムごみを出していますよと。
既にもうその最初の段階で,神戸市民は名古屋市民の1.8倍ごみを出しているわけですよね。

そこからのパーセントで言うたら25%は大きく見えますけれども,
同じ政令市でも,ごみの量がそれだけ違う中で,
もともとごみを非常に多く出している神戸市が,今から25%減らすというのは,
余り厳しいというふうには言えないというふうに思うのですけれども,
それについてどういうふうにお考えかを,まずお聞きしたいというふうに思います。


当日のブログはこちら→「志低き、神戸市のゴミ減量目標

◯熊取谷環境局長
 まず,減量目標につきまして,数字的に厳しくないのではというふうなご指摘でございますが,
名古屋との比較の中では,確かにベースが違いますということでは,
おくれている分だけもっと大きく伸ばしていかないと追いつかないのではないかと。

その点につきましてはご指摘のとおりだというふうに思いますが,
現状の中で,これから5年間,あるいは10年後に向けて具体的な取り組みを進めていく中で,
どれぐらいが可能なのか,あるいはどれぐらいであれば,
その可能性にプラスアルファをしていけるのかといった中で,
具体的な目標を立てておりまして,そういう意味では,目標を立てるからには,
それをやはり完全になし遂げるという責任がございますので,
そういった点から,現在の数字を出したわけであります。
 
そして,これはちょっと今ここで申し上げるのも何かというふうに思いますが,
この計画自体は10年間の一応計画でありますけれども,
今回の改定と同じように,一応5年後に,再度計画を見直すという,
これは環境省の方でそういうふうな指導がございますので,
計画自体は10年計画ですけれども,5年たった時点で社会情勢も大きく変わっているというふうなことでは,
改定をしなさいということが初めから言われておりますので,
当面の目標である20%なり,あるいは25%,とにかく目標を達成していこうと。

27年度の目標については,
5年たった時点で再度見直しをしていくという意味合いで考えていただければというふうに思います。

委員(井坂信彦)
ごみの排出量とかリサイクル率の目標についてなんですけれども,
一番進んでいる名古屋市と最もおくれている中の1つである
神戸市を比較するのは酷かなと思う部分は一方であるのですけれども,
ただ,やっぱり神戸市が10年間にやると言っている量──名古屋市は今現在それだけ進んでいながら,
さらに今立てている目標で,あと5年間で発生量を10%減らしますと。
資源化率も,名古屋市は今からさらに20%リサイクル率を上げていきますという目標を立てているのです。

だからもうぎりぎりまでやっているように見える名古屋市で,
さらに5年間で,今の神戸市が立てているのを上回るような目標を立てていると。

名古屋市も別に役所ですから,立てたからにはやるという算段,
戦略を持って数字を出しているというふうに思うわけですね。
これが,何でこれだけ違うのかなと。

名古屋市と神戸市,同じ都会に住んで,同じような暮らしをして,同じ人間なのに,
何でこれだけごみの発生量,それからそれに対する政策的な取り組みが違ってくるのかなというのが,
私は非常に,神戸市はまだまだやれるのじゃないかというふうに思っております。

もうちょっと比較を続けましたら,缶・瓶・ペットだって,名古屋はもう既に回収率90%と。
それに対して神戸市は,10年後の目標で70%ということですよね。
古紙回収も,名古屋は既に80%回収率がありますよと,担当の方は言っておられますけれども,
神戸は10年後の目標が55%であると。

この違いは一体何なのかというふうに思っておられるのかお聞きしたいのと,
それから平成17年度の見込みの数値しか,
もちろんまだ年度が終わってないですから出ないと思いますけれども,
現時点での資源化率と処理量がどうなっているのかの数値を,
大まかで結構ですので教えていただきたいと思います。

◯熊取谷環境局長 
名古屋との比較の中でご指摘をいただいておりますが,
決して我々さぼっておるというつもりはございませんで,
我々としては精いっぱいやっておるつもりですので,その点はご理解をいただきたいと思いますが,
いずれにしても,名古屋市さんに比べて我々の方としては,
取り組みのスタートがおくれておったというのも1つの大きな要素ではないかというふうに思います。

その取り組みがおくれた要素のもとになったものというのは,いろいろあろうかというふうに思います。
俗に言われます処分地の問題というのもかなり大きいのではないかというふうに思いますが,
いずれにしても,とにかくおくれている部分につきましては,
できるだけ先進都市に早く追いつくような努力は,
引き続いてやっていきたいというふうに思っておりますので,
ご理解をいただきたいというふうに思います。

それから,17年度の見込みでございますが,
発生量で目標がマイナス9%でありましたものが,
今,マイナス10%はいけるだろうというふうに見ております。

それから,資源化率につきましては,目標はさきの計画では17年度,17%でありましたものが,
一応17%,目標どおり達成できる見込みになってございます。

それから,ごみ処理量は,目標が73万トンでありましたものが,
ほぼ同じ73万トンがいけるであろうという見込みを立ててございます。
 以上です。

◯委員(井坂信彦) 
今回,この一般廃棄物処理基本計画を,新たな5年ないし10年分を出されたわけですけれども,
既にこのスタートの時点で現状値が,例えばごみ処理量を,10年で25%削減しますと言っているうちの,
既に現時点で実はもう10%削減できているということかというふうに私は思うのですけれども,
そういう解釈でいいのかどうか。

資源化率についても同じように,27%まで持っていきますと言っておられるうちの17%までは,
もう開始の時点で既にできていると。
これは,恐らく16年11月からの6分別と,そのご努力によるところが非常に多いと思うので,
そこはもう本当に努力しておられると思うのですけれども,私が物足りないと思うのは,
要は,もうその計画をつくっているうちに,既にそこまで達成できるぐらい,
要はここ1年半でそれだけ資源化率,それからごみの減量ができている神戸市環境局が,
何であと10年で,その残った10何%なり,その程度の目標しか立てないのかというところなんですけれども,
それについてお聞きしたいと思います

◯熊取谷環境局長 
この本編の,まずは9ページと,それから14ページをごらんいただきたいのですが,
9ページのところに16年度までの実績と比較を書いてございます。
それから,14ページに新しい今回の計画を書いておりますが,
今,委員ご指摘でありました引き算は,実は簡単にはできないのでありまして,
前計画は基準年が平成10年であります。

今回の計画は,平成15年が基準年になっております。
すなわち,例えば発生量でいきますと,
前の計画は平成10年度97万4,000トンをベースに幾ら減らすという計画でしたが,
今回の場合は,それから4%ぐらい減りまして,93万8,000トンを基準にして,
そこから20%減らしていくという,そういう計画になってございますので,
もう既に半分以上達成しているのではないかという部分につきましては,
少し訂正をさせていただきたいというふうに思います。
 以上です。

◯委員(井坂信彦)
パーセントでお聞きしたから,ちょっとそういうふうになってしまうと思うのですけど,
トンで数えたらいいと思うのですけど,
例えばこの9ページに書いてある発生量で,平成17年度目標で発生量が88万2,000トンですか。
これはほぼ計画どおりというふうにおっしゃったので,このトンで見て,
概要の3ページの発生量に当てはめましても,
要は既にこの一番上の行に,平成17年度で88万2,000トンという数字が入るわけですよね。

これ,数字を見たら,もう既に基準年よりも,
はるかに平成22年の数字に近い状態に現時点でなっているという私の解釈で何かまずいですか。

◯熊取谷環境局長 
各年度比較では,確かにそういう動きでありますけれども,
本当にこれ,特に16年の11月に6分別をスタートしまして,
一挙にそこで大きく動いていっておりますので,これからそれらが定着していくに従って,
その効果がだんだん薄くなってくる。

そういう中では,新しい施策を打ちながら,
例えば先ほど申し上げましたようなその他プラスチックの分別収集でありますとか,
そういった新しいものを加えながらやっていかなければいけないというふうなことでは,
単に2万トンぐらいというふうに見えますが,
大変その間には減量のための努力というのは必要になってこようかというふうに,
我々としては考えております。

◯委員(井坂信彦)
申し上げたいのは,平成16年11月からのご努力は,私は本当に認めているのです。
結果も出しておられますし。

そのペースでこの10年の計画で,毎年毎年新しいことを考えて,毎年毎年新しい努力をやったら,
こんな目標どころじゃないのじゃないかということを,
私は申し上げたかったのです。
それだけ申し上げて終わりにいたします。

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