2005年12月01日
◯分科員(井坂信彦)
入札制度についてお聞きしたいと思います。
先ほどは,ちょっと70%ぐらいの落札率で,非常に安過ぎるのではないかという
議論もあったのですけれども,私も神戸市のここ最近の
入札結果200件ほど見せていただきまして,やっぱり大きく2つに傾向は分かれています。
1つは,先ほど議論があったように,本当に70%台で,もうガチンこの競争をしていて,
時には本当に抽選になっているというようなケースと,それから相変わらずや
95%ぐらいで落札していてというようなケースに,大きく2つに割れていて,割れた結果,
その安い方の指名競争入札をやっている方の3億円以下の工事については,
平均落札率が87.4%という,その間のところにトータルとしては落ちついていると。
でも,実態は70%台の落札と95%台の落札と,大きく2つに分かれているように
私には見えました。これがもっと3億円以上の工事に公募型指名競争入札をやっている
工事になると,平均落札率が95%と,非常に高止まりをしていると。
24.3億円以上のWTOが定めた一般競争入札になると,
これはもう平均落札率が97.9%という神技的な高どまりになっているという,
談合云々の話ではなくて,いろいろ神戸市は入札制度をこの間工夫してこられて,
確かにいろいろ進んだこともやっておられるのですけれども,結果として,事実として,
落札率が非常に高止まりをしていることについて,昨日の本会議でも質問させていただきました。
つまり,落札率をやっぱり下げていく。
同じ工事でも,財政の立場からやっぱり安くしていこうという,
そういう努力が私は必要だというふうに思っています。
これは,さっき議論のあったその70%の工事をさらに安くとか,そういうことではなくて,
いわゆる95%以上の工事について,もう少し安くなるような工夫ができないかどうか。
昨日も質問させていただいたような,明石市の解除条件つき入札制度,談合情報があれば,
その談合情報の確かさをきちんとした指標に基づいて,
何%ぐらいの確かさだというような点数をつけて,それに基づいて,実際札をあけた後,
もう1度その指標に基づいてチェックして,そのパーセンテージが高ければ,
落札後でももう1度それを取り消して入札をやり直すというような,そういう制度ですけれども,
それやって別にその談合を見つけようという話じゃなくて,そういった制度をとることによって,
事実として,なぜかわからないけれども,落札率が下がっていくということはありますので,
やっぱりそういった制度を1つ1つどんどん取り入れていくことで,
落札率を下げてはどうか,落札価格を下げる努力をされてはどうかということについて,
お伺いいたします。
当日のブログはこちら→「通信簿は何のためにあるか?」
◯岡田行財政局長
入札の問題でございますが,先生言われましたように,いわゆる一般競争入札したから
安くなるとかいうことではないわけで,結果を見ますと,
今委員が言われましたとおりでございます。
そういうことで,毎年幾らか入札制度等の改善を図ってきてございます。
そういう中で,明石とか横須賀がやっておられることについては,
十分私どもも承知してございますが,若干大都市ではないというようなことで,
明石でやっておられることを実際調べてみますと,やはり1億以上の高額の
工事については,やっておってもなかなか,
いわゆる80とか70%にならないということはあらわれておるわけでございまして,
明石が郵便制度みたいな形でやったから,必ずその高額の大型の工事についても
落ちるのかいうたら,そうでもないような感じが受けてございます。
だから,先生言われましたように,
いろんな形をもってやっていくべきではないかということについては,
私もそのように思ってございますが,特にいろんな形で従前から各都市やっておりまして,
それ1つは,やはり競争条件といいますか,やっぱりしようと思えば多くの
業者が参加してやるというのが,やっぱり1つは基本的なところではないか。
たくさんの人がやはり競争するということで,
そういうことが図られるのではないかというようなことがあるのではないかと思います,1つは。
だから,そういうことをやっていきますと,
やはり私ども発注者側の事務処理なり経費なりが非常にかさんでくるわけですね。
今,設計図書を全部渡すのに,50社に全部,ごっついコピーを全部して
渡すとかいうようなことは非常に経費がかかっていくわけで,それで,
やはり今,例えば10社にするとか,何かそういうことを決めてやっておるわけでございます。
それだけではないのですけども,そういうことも1つにはあるのではないかと思います。
そういうことで,1つは,電子入札制度といいますか,
そういうことをやっていくことによって,いろんなその事務的な問題も
クリアできるのではないかなという思いがしてございます。
そういうことで,ことしの当初予算のときも説明させていただきましたが,
神戸市も来年度から電子入札は──全部じゃございませんが,電子入札制度を導入するべく,
現在兵庫県下の各都市と共通のコアシステムを確立しながら,来年度から導入すべく,
今鋭意設計に努力をしてございます。
来年の初めから,例えば1億円以上とか,2億円以上とか,ある一定の基準を決めまして,
そのような工事については電子入札をやっていきたいと。
そういう中で,今申し上げました事務的な問題もクリアできれば,
もっと競争状況ができるのではないかなという思いがしてございます。
とりあえずはそういうことで,電子入札制度をいいものにしていきたいということで,
今鋭意進めてございます。
そういうことで,いろんな知恵を出しながら入札制度の
改善も図ってまいりたいということで,そういうことで,
今後とも努力してまいりたいと思います。
◯分科員(井坂信彦)
競争性を高めるとか,そういった不正を防ぐとか,そういった目標,
目的の立て方以外に,もうずばり値段を下げるという目的を持って
制度設計してもいいのかなという立場で,今回一連の質問をさせていただいています。
例えば希望価格制度というのをやっている自治体も,数えるほどですがありまして,
それは非常に乱暴なやり方なのですけども,要は役所が積算した値段があって,
それはでも予定価格じゃなくて,希望価格ということなので,そこから何か,
そこの95%とか,そこの98%とかを予定価格にすると。
だから,最初からもう値段を下げて予定価格を設定するというような
自治体もある様に聞いておりますので,そういったことも1つ,
検討の材料かなというふうに,そういった高止まりしたって
95%よりは下がるという,そういう仕組みですけども,
そういったことをなぜ申し上げるかと言うと,もう工事の金額自体がものすごく大きいですから,
全体で毎年1,000億使ってのことですから,ここはやっぱり工夫をして,
どんだけ入札事務が煩雑になったって,それ以上に落札率は1%でも下がれば,
それ以上に本当に大きな財政的効果があることですから,そら業界側からしたら,
高く工事を取りたいのは当たり前ですけども,
私ら納税者側あるいは発注するユーザー側からしたら,そら同じ工事を安く手に入れたいという,
そういう立場でやっぱりひとつやっていただきたいなというふうに思います。