2005年12月05日
◯分科員(井坂信彦)
昨年にごみの6分別が始まり,いよいよごみを減らし,持続可能な社会をつくると。
そういう本来の目的に向かって,環境局が知恵を絞っていただく段階に入ったと思っております。
先ほどの本会議で例に出させていただいた仙台市は,年代ごとにテーマを決め,
まずは紙類,次いで生ごみ,次に事業系ごみの分別というふうに,
戦略的にごみの減量を進めております。
ワケトンの先輩に当たるキャラクター,仙台市のワケル君が生み出されたまちだけあり,
キャンペーンの打ち方を心得ておられるように見受けました。
神戸市も古紙回収,生ごみ対策,事業系ごみの減量と,
それぞれ努力してやっておられるのはよく知っておりますが,
それをあえて年度ごとに分けて,段階的,
集中的に1つずつつぶしていってはどうかというご提案です。
お客さんの行動に促すポイントとして,期間限定とか,
「今だけ」というのは非常に有効な手段であります。
例えば,来年1年間限定で資源集団回収のキログラム当たり補助金を倍にするなど,
そういったことは考えられないでしょうか。
あるいは,広報宣伝もメッセージを1本に絞り込み,繰り返し繰り返し,
メッセージを送るということで,初めて伝わるのが実際のところです。
来年のワケトンの吹き出しの中のセリフは,もう紙は捨てずに集団回収と,
1年間これしかワケトンは言わないといった,
そういったのがキャンペーンの本当のあり方ではないでしょうか。
当日のブログはこちら→「イベントのゴミをどう減らすか?」
◯熊取谷環境局長
仙台市の例を出されまして,もっとターゲットを絞ってPRしないと効果がないんではないかというご提案でございますが,確かに現在のところ,例えば品目で紙とか,あるいは資源とかというふうな形で,完全に絞り込んだ形ではPRをしておりません。といいますのは,午前中の答弁でも申し上げましたように,昨年の11月から6分別をスタートいたしまして,今現在,かなり進んできておるところもあれば,はっきり申し上げて,ほとんど手つかずの状態というところもございます。そういった中で,我々はまず現在取り組むべき第一優先課題は,ルールそのものをとにかく市民の方々へ早く理解をしていただいて,その次の行動へ結びつけていただく,その一番の基礎といいましょうか,スタートといいましょうか,それをまず今やる時期であるというふうに思っておりまして,少なくとも2年目でありますことし,それから来年当たりは,その点を重点に,むしろそれをターゲットにやっていきたいと。ただ,漫然としない,同じような形でやるのではなしに,これも午前中申し上げましたように,その地域によってかなりの差がございますので,その地域の進捗度合いに合わせた形で,これまで進んできましたところのいろんなやり方もその中に取り入れながら,その地域に合った形での底上げを,まず図っていきたいと,このように思っております。
◯分科員(井坂信彦)
ごみの減量策についてなんですけれども,今年,来年はその6分別でやるということで,
それはそれで現状そうなのかもしれませんし,
あと地域によって進みぐあいが違うから,
進んでない地域には集中的に今後やっていかれるということでしょうけれども,
キャンペーンをうまく進めるもう1つのコツとして,やっぱり全市一斉に打つと。
1つにターゲットを絞って,範囲は全市一斉に打つというのは,
非常に有効かなというふうに思っています。
CMとか広報こうべに載せるとか,やっぱり全市一斉にやるというのが
非常に大事なことかと思っておりますので,そういうとき,ことし,来年がもしそうであっても,
じゃ再来年はどうなのか,その次はどうなのかといったときに,
ぜひこういう考え方で1個1個,キャンペーンを打って
潰していくということをやっていただきたいと思います。
具体的な話に入りますけれども,紙ごみは先ほど申し上げたような形がどうかなと思いますが,
もう1つ都市のごみ問題で,次に必ず行き当たるのは生ごみの問題だというふうに思っております。
地方の農村部の自治体でありますと,生ごみの問題はもう昔から,
畑や何やらでうまく処理されているんですけれども,
都市のごみで最後に残るのが生ごみではないかというふうに思っておりまして,
生ごみは水分を物すごく含んでおりますから,炉の温度を下げるということが言われたり,
下がった温度を上げるために,また燃料を入れて,炉が早目に
傷むというような話を聞いたことがありますので,生ごみをどう減らしていくのか。
神戸市は平成16年度にコンポスト──庭に設置するタイプの大きな
堆肥化バケツの助成を打ち切っていますけれども,私は,むしろ今こそ助成の対象を広げて,
この制度を復活させるべきではないか。
近い将来,少なくともそういうことをしないと,
生ごみ問題は解決されないのではないかというふうにも思っております。
庭に設置するタイプは,もう既にこの間,助成を適用されて,
随分広まったというご見解のようですけれども,今度,都市部,マンション部のコンポストについて,
やはり今後広げていかなければいけないのではないかなと思っております。
ベランダに段ボール箱を置いて,土と一緒にまぜながら,
熱を出しながら処理していくというような方法ですとか,
あるいは,シマミミズというちっちゃいミミズを,小型コンポストの中で飼って,
液体肥料に変えていく方法ですとか,あるいはEM菌のような細菌によって分解する方法。
それから,いつか本会議でも出ましたけれども,必ずしも環境にとって
100%よいとは思わないですけれども,電気生ごみ処理機などの,
都市部で,特にマンションなどでも可能な,においの出ない生ごみ処理の方法が,
この間,幾つも開発されて実践されていますので,そういったものに対象を広げて,
生ごみ処理に関する助成制度を復活させるべきだというふうに思いますが,
ご見解をお聞かせいただきたいと思います。
◯熊取谷環境局長
コンポストの件ですが,コンポストはご存じのように助成そのものを,
一応昨年度で打ち切らせていただきました。
これまでのコンポストは,どちらかというと庭に直接置く形で,
今の市内の住居の状況を見てみますと,約6割が集合住宅にお住まいというふうなことで,
あとの4割の方に対しての助成というふうなことであったわけですが,
実際の申請の状況を見てみますと,だんだん年々かなり落ちてきておりましたので,
このあたりかなというふうな感じを持っておりました。
生ごみの堆肥化そのものは,そういう意味では大きな減量化の1つのやり方でありますので,
そのこと自体は私どもも否定はしておりませんで,市民の皆さん方に,
何らかの形でそういうような減量化策の1つとして取り組んでいただきたい。
そのことと助成をするかどうかというのは,ちょっと分けて考えておるのですが,
いずれにしても,先ほど例に挙がっておりましたEM菌,
あるいはミミズはちょっとどうかと思いますが,EM菌でありますとか電動型を含めまして,
何か新しい形の普及策が考えられないかというのは,
現在,私どもも局内で検討しておりますので,もう少し時間をいただければというふうに思っております。