その事業は行政の仕事なのか?(外郭委員会)

2005年08月12日

◯理事(井坂信彦)
具体的な管理運営物件の中で,
いわゆる随意契約,あるいはそれに近い形でやっておられる事業があれば,
具体的にどれとどれというふうに教えていただきたいと思います。

◯国生みなと総局参事((財)神戸市開発管理事業団常務理事) 
ちょっと質問の趣旨に対する回答が十分でないかもわからないんですが,
基本的に事業団では5つの管理運営事業を行っておりまして,
例えば公益施設であれば,4つの会館,それから集会所,それから体レクとか,
ケーブルテレビ施設,賃貸施設事業等々あるんですが,
こういった事業そのものは事業団のいわゆる寄附行為上の
事業に位置づけられた事業ということでございますので,
直接事業団が事業を行っておるということでございますが,
ただ,それぞれ会館の運営事業にいたしましても,
プール,あるいはテニスの運営にいたしましても,
それぞれにつきましては一部機械の管理とか,そういったもので直接事業を外注したり,
あるいは委託をしたりする部分がございますが,
基本的には事業団の事業ということでございますが。


◯理事(井坂信彦)
もちろんこの財団法人のこの事業団の寄附行為であるから,
うちが全部受けて当然なんだというようなお答えなのかもしれませんけれども,
私が拝見する限りでは,ここに書いてあるような1つ1つの管理運営事業というのは,
この事業団しかできないこととは到底思えないわけなんですが,
どうしてこの事業団がやって当たり前なのか,寄附行為に書いてあるというだけなのかどうか。
この事業団しかできない何か特別なノウハウがあるのかどうかについて,お聞きしたいと思います。


◯水田みなと総局参与((財)神戸市開発管理事業団専務理事)
事業団の事業の中の会館事業とか,体育レクリエーション事業とか,
これは特に不採算の事業でございまして,これがまさに事業団の寄附行為の根幹の部分でございます。

開発事業に係る福祉・文化的な施設を設けてサービスをしていくと,これから出発しております。
したがいまして,いわば開発者負担というふうなことで,施設を設けて,
その地区の方々にサービスするというふうなことで出発しておりますんで,
ですから,そういう意味では指定管理というふうなことで,
委託料もらって──公の施設ですから,委託料をもらってやるというふうなことでございますけれども,
ここでは自主事業というふうなことでやっております。

したがって,かなり赤字を出しながらやっておると。
一方で,賃貸事業とか,そういう収益性の高い事業がございますんで,
それでプールをして採算をとっておると,こんなふうなことでございます。
ですから,当面はそういったスキームを続けながら,
事業団全体としてはこういう事業をやっていくということになろうかと思います。
 

◯理事(井坂信彦)
これは自主事業でみんなやってて,
特に公益施設の管理はもともと開発者負担でということなんですけれども,
それでもさっき質問があったように,例えば補助金が出ていたりですね,
公益施設ではありますけれども,こういうような施設の管理って別に必ずしもこの事業団とか,
あるいは神戸市でなければできないことでは私はないというふうに思うわけですね。

物すごい,本当にドラスチックな話をするとすれば,最後の方の地図にありますけども,
要は神戸市が地下鉄西神・山手線を開発して,それでその周辺のいわゆる利便施設とか,
福利厚生施設,その他の開発も神戸市の関連会社がやったという,
普通の鉄道会社と同じ事業スキームでこの間やってこられたと思うんですけれども,
これ別に開発当時はそれでよかったですけれども,
例えば本当に今,こういう外郭団体がなおこういうのを運営し続ける
メリットがあるのかというふうに考えたときに,私はもうこういう沿線一帯の施設の管理を,
それこそ丸ごと神戸ニュータウン開発センターとか,交通振興公社の持ちビルとかも含めて,
それこそ阪急あたりに丸ごと委託するというような,そういうことも可能だと思いますし,
それと一緒に西神・山手線と海岸線抱き合わせで路線の移譲をするとか,
そういうことだって,私,将来的に考えるべきことではないかなというふうに思ってるわけですね。
そうすると,地下鉄沿線が阪急沿線になるわけですよ。

それで,それは私のイメージでは何か非常にまた開けてくるのかなと。
地下鉄沿線でさっき寂れてくるんじゃないかというような地元の委員のご指摘もありましたけれども,
要はやっぱり開発のときは神戸市がやっぱり
資本投下してやる必要があった時代もあったと思いますけれども,
今,管理運営,それからさらに差別化とか,ニーズをつかんで,
要は成熟させていくというときになったときに,実はこういう神戸市の公の,
あるいは外郭団体の持っているノウハウよりもはるかに
昔からそういったノウハウを持ってる民間の大きな会社があるわけで,
そういったことすら私は将来的に考えなければいけないと思っているんですけれども,
やっぱりもう1度お聞きしたいのは,何でこれ神戸市が,この団体が本当に随契的に,
自主事業ですからうちがやりますというふうにやり続けなあかんのかをもう1度お聞きしたいと思います。


◯水田みなと総局参与((財)神戸市開発管理事業団専務理事)
公益施設でございますけれども,沿革は先ほど申しましたように,
開発地域に福祉・文化施設をセットで整備していくと,
こういうことから開発者の負担的な形で出発しておるということで,
したがいまして,この会館事業というのは,やはりかなりそれ単体で
収益を取れるような事業でございませんので,
今現在でも4会館で5,300万円ほどの赤字が発生しておると,こんなふうなことでございます。

したがって,会館の場合も名谷南とか,高倉会館で申しますと,
あれは商業施設とセットでやっております。したがって,
会館事業とともに商業施設の事業もそこで展開をしておるというふうな,
不即不離の関係にもあるわけです。したがって,
会館事業では非常に収益的には悪いんですけれども,
お隣の高倉の場合はちょっと今衰退化しておりますけれども,
もともとは商業施設でもって支えると,こんなふうな発想でやってきておりますんで,
ですから,やはりセットもので運営をしておるというふうなことでございます。

したがって,指定管理の問題につきましては,やはり会館とか,
あるいはプールとかやっておりますけれども,もともとはそういう意味で
我々の寄附行為の中にありますような形で出てきておりますけれども,
実態的には公の施設と変わらないような実態でもございますので,
ここらは今後どう考えていくかというふうな点になろうかと思います。
 

◯理事(井坂信彦) 
済みません。
本当に私,ここだけに限らず外郭団体,やっぱり全体に問いかけているのは,
そら公益性があって,それで公益事業としてやる部分はそら市がやっても私はいいと思うんですよ。
多くの外郭団体に共通しているやり方は,
公益事業もあり,それでその赤字分は周辺の営利事業を工夫して,
そこの黒字でトータルでチャラにしていこうという,
そういう手法は私は当時としては斬新であったと思うんですけれども,
ただ,今多くの外郭団体で問題が出てるのは,
営利部分に限界が見えてきているというふうに私は非常に感じますので,
営利部分を本当にこういう外郭団体,あるいは神戸市の関連の企業がやる意味が何なのかと。

民間がやったらもっとうまくやるんじゃないのかというふうにも思いますし,
どうしてもここがこの仕事を独占するんであれば,一体その大義名分は何なのか,
こういう営利事業を運営するノウハウが本当にあるのかどうか,
他社に絶対負けない,コア・コンピタンスと言われるような,
もう絶対負けないという強みがあってやってるのか,
それとも過去の経緯で惰性で続けておられるのか,
そこが本当に各外郭団体に問いかけたいことだったので,すぐにお返事はいただけなさそうなので,
これでやめておきますけれども,多分個別にその指定管理をするとか,
そういう形ではないように思いますね。
もう営利部分はもう丸ごと民間に任せていくという,
そういう形じゃないかというふうに私は思っております。

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いさか議事録

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