神戸観光の日は損か得か(神戸市民文化振興財団)

2005年07月25日

◯理事(井坂信彦) 
神戸観光の日の,実際,
これは結論としてどうだったのかということをお聞きしたいんですけども,
これは要は神戸の観光としては損だったのか得だったのかという,
どういう見解を持っておられるかを1つお聞きしたいと思います。

◯町本生活文化観光局長・観光監 
神戸観光の日でございますが,これは昨年設置しました──10月3日でございますが,
なぜ10月3日かということですが,
これは神戸が都市型観光として大きな飛躍をするきっかけとなりましたのが,
昭和52年の10月3日から放映が始まりました
NHKの朝の連続テレビ小説「風見鶏」でございます。
これが10月3日でございましたんで,それにちなんでと,
もう1つは,秋の行楽シーズンの幕明けの時期かなということで
10月3日を設定したわけでございます。
 
去年,初めてしたんですけども,どういったことをしたかと申しますと,
神戸市内にありますいろんな神戸市営の観光施設,
また民間の観光施設等について,
無料とか割引で入場・入館できるようなことを中心にやらせていただきました。
これをして,私が一番何をこれに期待したかというと,私自身もそうであったんですが,
神戸の市民の方が神戸のことを意外と知らないと,
地元の方が地元のことを知らないという部分が
結構あるんではないかなという思いをしたもんですから,
やっぱりこの神戸観光の日をそういうふうな形で,
いろんな施設を開放することによって,神戸の皆様方に──神戸市民の人に神戸のまち,
神戸の観光地というものをもう1遍見てもらおうと,
再認識していただこうということが実は一番の主目的でございました。

それにプラスして遠来の観光客の方がお見えいただいて,
ごらんいただいたら余計プラスになるということで実施したわけでございますが,
結果的には,前年のその観光の日,観光のウイークに比べて,かなり入場者の数がふえました。

具体的な数字,多いところでは3割ぐらい
前年に比べたらふえておるというふうなことが数字出ておりますし,
それなりに効果があったなというふうに思っております。ことしも,
またこれ実施しますんで,もう少しことしの場合は去年の実施したものにプラスして,
何かほかのことができないか,今考えておるところでございます。
そういうふうなことで,神戸のまちを再認識してもらうという意味では,
非常に意義があったかなというふうに考えておるところでございます。


◯理事(井坂信彦) 
特にここに書いてある施設の無料開放ということに絞ったときに,
私は数字を見る限り非常に効果が出てるのではないかなと思うわけですけれども,
こういうやり方が何でいいかと思うかといいますと,結局,
無料ということをしてしまうと,それは完全に広報のネタになるとは思うんです。

そのPR,こっちがお金出して宣伝しなくても,
この日は神戸のここが無料であるという外への発信力が非常にあると思いますのと,
あと,何かここだけ数字見ると4倍ぐらいお客さんが来てるんですけども,
別に須磨水族園に来て,そこだけ来て,何もせんと帰っていかれるお客さんはいないでしょうから,
やっぱり周辺で,さっきおっしゃったように食べたり,ほかの施設へ行ったりで,
相当実は数百円無料になったって10倍ぐらいお金使って帰っていかれるわけですから,
こういうの,ちょっと効果が私はまだ見えていないので安易には言えないんですけども,
もし本当に非常に総合的に落としていくお金という意味で見て,
圧倒的に効果が出てるということであれば,こういうのもっと定例的に,
私はやっていいのかなというふうに思うんです。

例えば毎月やってもいいと思いますし,あるいはその月はその月生まれの人は無料とか,
そういうやり方もあると思いますし,
コンチェルトという船では誕生日は無料になったりとかやってますし,何かそういう,
ただ数百円無料にしただけで,これだけ人がふえるんであれば,
そういう方向は1つ考えられないのかなというふうに思ったのでお聞きしたので,
その効果の部分が実際無料開放で,
それが損だったのか得だったのかということがもしあれば教えていただきたいと思います。


◯町本生活文化観光局長・観光監 
神戸観光の日の効果,これは決して無料にしたから損ではなしに,
それによってたくさん人が来ていただいてます。

去年の調査に──去年の結果見ますと,1人の方がお金を使う額,
これは景気の動向にもよるんですけどもね,実は宿泊される方と,
それから日帰りで帰られた方を平均しましてね,
何ぼ神戸でお金を使うとるかということをしましたら,
約1万1,000円1人使ってるんです。

これは前年に比べたら,やっぱり500~600円ふえてるんですね。
そういうふうなことで,これは一概には言えませんけども,
ふえてはきてるということを考えております。
 
それと神戸観光の日について,これは無料にすることによって,
この1カ所だけでは確かに無料で行っても,ほかのところで食事をしたり,
買い物を買ったり,いろいろしたら,
結果的にはそういうことで経済波及効果は上がっていくというふうに思っておりますので,
やっぱりこれは決してむだではなくて,
これは僕はこれからも続けていきたいなと思っております。

それと毎月するかどうかについては,今,いい意見をちょうだいしましたので,
これ一遍よう考えてみたいと思っております。

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いさか議事録

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