反省のない組織(アジュール舞子予算)

2005年03月04日

◯分科員(井坂信彦)
これは,我が会派の恩田議員がずっとこだわりを持ってさせていただいておりまして,
私も過去の議事録は全部やりとり見せていただきましたので,
きょうは,その最後の部分だけをもう1度聞かせていただきたいと思うわけですが,
アジュール舞子事業は市債償還額──この借金が194億円と。

当初の財政計画では,これを東と西にそれぞれある集客施設部分の売却だけで,
この194億を返していこうということだったわけですが,やはり地価が下がったり,
いろいろな影響もあって,実際には,今,東側3区画のうちの2区画ですかね──売却されて,
残りは賃貸で,194億の借金があるにもかかわらず23億円しか,
まだ収入が上がっていないという現状です。
 
現在のこの建設局の担当の職員さんが,あの手この手で必死にそこを挽回しようと──
リカバーしようと努力しておられることは認めておりますし,
我が会派も,そういった,この間の売却,賃貸に関して反対はしてきませんでした。
そういった努力は応援しているつもりです。

一方で,やはり今一生懸命やっているからといって,過去この事業を採択,
やろうと決めたときの,その財政計画──194億円を,
当初土地を東側・西側とぽんぽんと売って全部返していくという,
その財政計画が完全に崩れてしまっているという事実は,
当局も否定していらっしゃらないというふうに思います。
 
きょうお聞きしたいのは,この財政計画が実際に狂ったという,
この現実に対しまして,局長として,バブルの崩壊とか震災といった外部環境の要因以外に,
当時の市役所内部の要因で,一体どこが悪かったと考えておられるのか,
あるいは別に内部的には何も悪くなかったと考えておられるのかについてだけお聞きしたいと思います。

◯赤松建設局公園砂防部長 
ご指摘のように,アジュール舞子海岸整備事業につきましては,
施設用地の売却収入によりまして事業費を捻出するというのが当初の枠組みでございます。
しかしながら,バブル崩壊後の長引く景気低迷,それからそれに伴います予期せぬ地価の下落,
あるいは民間の投資意欲の減退,
それから明石海峡大橋が思ったほど大きな波及効果をあらわさなかったというようなことがございまして,
現在大変厳しい状況にあるのは事実でございます。
 
このような状況ではございますけれども,東側と西側と利便施設があるわけでございますけれども,
東側の施設用地につきましては,用地を3分割いたしまして,
昨年の2月及び3月にかけまして,コンペを実施いたしました。

その結果,3区画のうち2区画につきましては,用地売却によりまして有料老人ホームが進出し,
残りの1区画につきましては,事業用定期借地の手法によりまして,
スーパー銭湯が事業予定者として現在決まっております。
 
一方,西側の施設用地でございますけども,長らくホテル等が閉鎖してたわけでございますけども,
これにつきましては,事業者が長い間賃料を滞納いたしておりましたので,
土地賃貸借契約を解除いたしまして,
本市が土地の明け渡しを求めて裁判を起こしておったわけでございますけれども,
このたび,昨年の末に建物の所有者と和解が成立いたしまして,
先月,新たな事業者が事業用定期借地契約を私どもと結びまして,
建物の改装工事を現在進めているところでございまして,
4月の終わりにオープンするというふうに聞いております。

全体事業費の償還についてでございますけども,
東側及び西側の施設用地につきまして,土地の売却,あるいは賃貸収入,
それからその他施設の使用料収入及び近年非常に厳しい状況ではございますけれども,
国の方に補助金,国費の導入を引き続いてお願いしていきたいと考えております。
 
さらに,他の土地の売却収入,あるいは基金の活用などを利用いたしまして,
また,現在賃貸借事業用定期借地ということで,賃貸借いたしております土地を,
時期をうかがいまして売却いたしますなど,
可能な限り償還財源の確保を今後とも続けていきたいと考えております。
 
◯分科員(井坂信彦) 
アジュールに関しては,もうそこまでの議論はやっぱり繰り返されておりますし,
本当に唯一きょうお聞きしたいのは,今後どう挽回していくかというお答えは,それは非常に認めているんです。
よくやってくださっているというふうに思っているんです。
そうやなくて,事業採択をした──これ,平成2年から整備が始まったんですかね。

だから,その1年か2年前ぐらいやと思うんですが,そのときに,ある財政計画を立てたと。
それが今,全然現実違うものになっている。
その事業採択をしたときに,何か判断が間違ってたんじゃないですかと,
そういう場面での反省が,何か内部に蓄積されていかないと,
また同じことが繰り返されるんじゃないだろうかという,そういう問題意識を持っているだけですので,
建設局の職員さんの,今の仕事があかんとか,今,何もやってないかとかは全く思ってないんです。

そうやなくて,アジュール舞子という事業に代表される──私は海岸線とか複合産業団地とかも,
それに近いと思ってますけれども,そういった何か借金を最初にして,それで何かの見通し,
見込みを立てたのに,その見通し,見込みが当てが外れるということは,
この間,繰り返されておりますので,そういったものの1つの典型的な例として,
何か具体的に反省・検証すべきことがあるのではないでしょうかという意図でご質問してますので,
そこの1ポイントだけお聞きしたいと思います。


◯河井建設局総務部長 
委員ご指摘のように,平成2年ごろから,当時はCCZ事業ということで計画を進めまして,
平成5年のときに,特別会計の設置を認めていただきまして,予算化をさせていただいた。

確かに今の経済情勢の中で,当初のスキームでの事業費の償還,今,厳しい状況でありますけども,
我々としては,先ほどの答弁とも重なりますけども,やはり償還財源,これに最大限努力するということで,
土地の処分なり,あるいは賃貸,やっと目途がついてきたということなんです。
やはり,できる限りの努力を1つ1つ積み重ねて,今後も引き続いて補助金の導入であるとか,
あるいはチャンスがあれば賃貸から売却への転換を図るとか,こういったことで,
やはりどうしても少し息の長い取り組みで,この事業としては,やはり単体で終息を,
決着を図るという方向で引き続きやりたいと思います。

確かに当時と今と垂水区のあのあたりの近隣商業地域だとか,
あるいは2種住居地域なんかの地価を比べますと,恐らく4分の1から5分の1になってますので,
そういう意味でも償還が非常に厳しいということなんですけども,
ただ,当時としての判断を,やっぱりあの当時の判断としては,
私どもは適切であったかと思っておりまして,現在の状況のみをとらえまして,
当時の判断を否定するというのは,少しいかがなものかなというふうに考えてございます。
 


◯分科員(井坂信彦) 
アジュールは,ちょっと反省されてないようでしたら,やっぱり何か反省が蓄積されないと,
組織続ける意味が私はないと思いますが,それやったら,プロジェクトチームで,
その都度,解散したらいいと思います。
やっぱり何か蓄積されていかないといけないのではないかと申し上げて終わりにします。

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いさか議事録

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