2004年10月01日
◯委員(井坂信彦)
昨年9月の本会議ですけれども,
同じ部屋の高山議員がこのゾーンのコンセプトについてという質問をさせていただきました。
市長じきじきのお答えは,東半分は物流ゾーンと,それで西半分が親水ゾーンというだけでありました。
その後の具体策としましては,
新港突堤の西側に商業施設を立地させて回遊性を高める必要があるということですとか,
それからPC-1・2は商業・集客それから研究・教育,居住などに使うと,
それでPC-5については物流基地が内定している,
PC-3・4については未定であるという,そういうお答えでありました。
それから1年がたちまして,PC-1から5の7割が既に売却済みということで,
PC-5にはニトリの物流基地,
PC-4にはユー・エス・エス──これはUSJやったらよかったんですけれども,
ユー・エス・エスと上組,それからPC-2と,1の南半分まで含めて神戸学院大学,
PC-1の北半分は今から業務用地ですとか住宅,それから学生街というような,
そういう使い方を募集していくという現状であります。
◯鵜崎助役
PC-1から5はまさに親水ゾーンとして整備をすべきだという提言を実はいただいてございましたし,
私たちも基本的には親水ゾーンという利用形態が望ましいというふうに,実はずっと思ってございました。
ただ,ご指摘の中で,その親水ゾーンとしてするとなりますと,
どちらかというとまさに業務とか住宅とか──学校なんかも入るかもわかりませんけれども,
そういう形になるんでしょうけれども,そうなったときに実は私たちも──埠頭公社にとってですけれども,
処分に当たってはいろんなサウンディングというのを絶えずやっております。
ただ,そういうときにあれだけの膨大な,つまり72ヘクタール,
まさに埠頭公社の土地だけでも53ヘクタールという膨大な土地ですので,
それをどういう形で切っていけば,
あの土地を魅力あるようなものに民活の中でやっていただけるのかというのが,
いろいろと相談してみましたけれども,基本的にはまさに残念と言った方がいいのかもしれませんが,
民間からはそういう提案がなかなか出てこなかったというのが現実だろうというふうに,
実は私たち承知しています。
そうした中で,
察すればそういう中でもなおかつ親水ゾーンとしてのPC-1から5の
使い方をするにはどうするのかということを考えたときに,
基本的にはPC-1から3,少なくとも2分の1以上,PC-1から5のうちの半分以上については,
最低少なくとも親水ゾーンとしてのやり方がとれないか。
ただ,そうした中で私たちは成功だったと思ってごさいますけれども,
いわゆる大学が来てくれるということになりますと,
まさにポートアイランドの1期の方の住民との交流なんかも含めて,
まさに漢字の港から平仮名の港に変わってくる可能性があるんだろうというふうに思っていまして,
そういう意味では,PC-1から──特にPC-1の南半分と2については,これはよかったんではないか。
まさに親水ゾーンとして従来想定していた以上の大きな
インパクトを与えることになったんではないかと思ってございます。
ご指摘がありましたけれども,PC-1の北側については今募集中ですので,
それがどのような形になるのかまだわかりません。
ご案内ですけれども,PC-1から5については南北に防波堤が通っていますので─
一部防波堤が通っておりますので,その東側がなかなか難しいという状況があるので,
そのあたりと北の東と西がちょっと使い方が若干変わる要素がありますけれども,
いずれにいたしましても親水性ということを意識しながら,
民間から応募してくるようなことを今期待もして,
そういう動きも実はしている状況でございます。
それから,PC-3につきましては,やっぱり何としてでも親水性,
当初の計画どおりやらせていただく方向で今後当たりをつけていきたいと思っております。
そういう意味でPC-3についてはゆっくり──ゆっくりじゃないんですけれども,
慎重に動いているという状況でございます。
それから,PC-4と5につきましては,特に5がニトリで最初に決まったわけですけれども,
5については場所を見ていただきますとわかりますけれども,
まさに1・2・3とはちょっと位置づけも違うんだろうと実は思っています。
そういう意味ではPC-5についてはやむを得ないかなと,
もったいないという気もしないことはないんですけれども,
やっぱりこれはやむを得ないのかなという判断を実はしてございます。
問題は,PC-4なんですけれども,
4は私も基本的には親水と物流との関係でどういう位置づけになるんかなと考えましたけれども,
ユー・エス・エスというのは,いわゆる中古車センターといいますか,
放出のやつもそうなんですけれども,
いわゆる単なる物流じゃなしにあれは小売に近いものだというふうに思っています。
むしろ集客・観光には普通の施設よりも大きな集客にインパクトを与えています。
現実に土曜日・日曜日なんかになりますと,金曜日からでしょうけれども,
神戸のホテルは満室になるような状況が,ああいう自動車のセンターがあるおかげで動いています。
そういう意味では,PC-4についても,上組のちょっと一部の小さなものは別にいたしまして,
大部分PC-4についてはユー・エス・エスという大きな効果があらわれたんだと思っています。
このユー・エス・エス効果というのは,実はポートアイランドじゃなしに,
物流としては六甲アイランドにいろんなインパクトが今動いています。
ユー・エス・エスは日本一の会社ですので,ユー・エス・エスにつられて,
全国からユー・エス・エスと取引をする会社が六甲アイランドに集まってきている状況が続いています。
そういう意味でも,PC-4についても,ベストではないかもしれませんけれども,
ベターの選択ができたんではないかと思っていますし,
その効果が六甲アイランドに及んでいるということから考えますと,
PC-4についても,仕方がないという以上の効果があったというふうにも実は思ってございます。
そういう意味では,私たちは現時点ではそういう評価をしてございますけれども,
問題は57メートルの海岸線の使い方をどうしていくのかというのが,
これからが本当の勝負だろうというふうに思っています。
そういう意味であんこの部分とウオーターフロントの部分をもう少し仕分けすることによって,
当初の親水ゾーンという構想が少しでも──計画といいますか構想に沿ったものになるように,
今後とも注意しながら適宜修正も加えていってやっていきたいなと思っております。
◯委員(井坂信彦)
神戸港の親水ゾーンについてなんですけれども,
ある市役所の幹部の方が現状のPC-1から5のどこが親水ゾーンやねんと怒っておられたわけです。
大学生とニトリの社員の方とポーアイの住民の方たちが水に親しめればそれでよいのかというふうな話なんです。
私が一番問題だと思うのは,
このたび神戸市が観光でまちを立て直すという1つの大きな方針を立てたにもかかわらず,
やはり特にPC-1から5の売却先というのは,
その一大方針からずれているのではないかというふうに思うわけです。
なぜこうなったのかと言うと,去年の9月の高山議員に対する答弁を聞いていて私は思ったんですけれども,
コンセプトと言いながら,結局商業・集客それから研究・教育・住居なんていったら,
これは工場以外何でもと言っているのと一緒なんですよ。
こんな絞れてないコンセプトでやっているから,やっぱりこういうばらばらの売却に実際になってしまって,
そして必ずしも本意ではないとは思うんですけれども,
これは本当にもったいないことをしたんじゃないかなと。
新長田や六甲道の再開発であれだけ好き放題にかかれてやられたのに,
何でここはこんなにルーズな計画しか立てなかったんだろうかというふうに思うわけです。
私から見れば,
あれだけの面積が一遍にあいて自由に用途を決められるなんていうのは本当にあと何十年あるかわからない,
そういうチャンスを逃してしまったなというふうに思いますし,
観光という神戸市の一大方針と今のPC-1から5でやったこととの
整合性についてどう考えておられるかをお聞きしたいと思います。
◯鵜崎助役
PC-1から5でございますけれども,先ほども少し触れたかもわかりませんけれども,
いわゆるPC-1から5についての私たちの計画を検討していたときの思いと,
それから現実にその土地を有効活用したいとされる民間の方々との思いの中に
少しずつずれがあったということが本当のところだと思います。
私たちは,現実に最近になってPCに立てばわかるんですけれども,
確かに民間の方がずっと言われてましたのが,PC-1から5はお台場に匹敵する,
むしろお台場以上のロケーションやと,それはハーバーランドとかメリケンパークが臨めますし,
神戸の山も見えますから,そういうことで高い評価,
そういう意味ではまさに私たちがPC-1から5と書いてましたけれども,
少なくともPC-1・2については私たちが想像以上の高い評価が逆にあった,
ただPC-4と5についての評価は,PC-1から2とは全く正反対でございまして,
物流の評価しかなかったと言ってもいいぐらいな評価だったわけです。そうした中で物流といったときに,
同じ物流でも少しでも人々が集まるような,
集客効果の高いものにすべきでないかということの中で,
いろんな選択肢の中でユー・エス・エスに決めさせていただいたという感じでしています。
そうした中で,そういう今日の──
PC-3はまさに1・2に引っ張られる形のまちづくりがいいと思ってございますけれども,
そうした中でPC-1・2・3と連続する形でハーバー,メリケン,新港1・2・3とつなぐような,
そういう湖の半分を活用する──湖といったら語弊がありますけれども,あれを湖と例えれば,
湖の半分を利用するような,そういう形の方が今はいいんではないかと,
むしろばらばらに投資をするよりも,一点集中的にそのあたりに振る方がいいんではないかというのが,
まさに私たちの現時点における──それは現実的な答え過ぎるという声がないこともないんですけれども,
しかしまちづくりというのは夢と現実を調和する接点の中にこそあると私は思っていますので,
私は今の案がベストではないけれども,ベターの選択であるというふうに思ってございます。
そういう意味で観光政策とも乖離はしない,むしろ整合性をある程度とりつつあるんだと思っております。
◯委員(井坂信彦)
港のことだけにしますけれども,やっぱり神戸最大の観光資源であり,
アイデンティティーだと思っているんですよ。
私も1から3まででいいと思いますので,1と3はやっぱり集客施設を今からでも入れるべきだと,
それから2の大学については,浜側の見え方とか夜の見え方はやっぱり相談申し上げて
半分ぐらい──
オープンキャンパスじゃないですけれども,
公園かミュージアムか何か,外の人も使えるようなキャンパスにしてもらうとか,
何とかやれることを今からでもやるべきだというのと,
海上のアクセスをもうちょっと考えていくということ,これをやっていかないと,
今からアジアの観光客の方が横浜・東京に行くんか,
それとも神戸・大阪に来るんかという時代になると思っていますので,
あんまりここで手を抜いて,現実に妥協してしまうと,それこそ某市長の名言じゃないですけれども,
私は一世一代の不覚と,後でふり返ったときになるたぐいの話だと思っていますから,
ここはちょっと一端締めてきちっとやっていただきたいというふうに思っています。