水循環のマスタープランニング(総括質疑事業決算)

2004年10月04日

◯委員(井坂信彦)
下水道の委員会で,
上下水道と建設局で水循環という切り口で全市的なプランを検討できないかという質問をさせていただきました。

それに対して局長のお答えが,上下水道と建設局,
それからまちづくりなどとも連携してやっていきたいというお答えでした。
確かに私は,下水道事業の将来像としてご提案したわけですけれども,
これは都市計画や,もっと考えれば環境などとも関係があるかもしれないなというふうに思いましたので,
きょう改めて質問させていただきます。

上下水道と建設局,さらには都市計画総局や環境局,場合によっては市民参画推進局などとも連携し,
神戸市の水循環という切り口で全市的なプランを策定してはどうかと思いますが,いかがでしょうか。
現状ばらばらに行っている雨水の貯留・浸透・蒸発,それから道路・公園・屋上といった,
そういう面的な整備,環境政策も含めて,
1つのマスタープランのもとで体系的にそれから計画的に取り組むべきではないかと思いますが,
お考えをお聞かせください。

◯松下助役 
神戸市は,山・川・海と,こういった豊かな自然環境に恵まれた国際港湾都市として,
六甲山の山の自然を守る,またハーバーランド周辺の水辺に市民が憩う,
都市の中に新しい水辺空間を創造して豊かな水環境を子孫の代にまで継承していく,
こういうようなことを目的としまして,
平成10年9月に水環境の保全・創造計画というものをつくってまいりました。

これは全市を挙げて水質汚濁負荷の総合的な抑制である,
また水辺環境の保全・創造事業の推進をしようと,
また市民主体の水環境の保全・創造活動の推進などにつきまして,
具体的な目標を持った行動計画を定めたものでございます。
 
もちろん水循環という点では,雨が降ってそれが側溝なり川を流れて海へ行く,
その間に水源として,それをまた水道として汚水に流れていく,
こういうような水の循環という視点でもございます。
 
また,そういうような計画の中で,それに基づいて震災でライフラインが被害を受けて消火用水等が不足した,
そういう経験を生かして,
神戸市としてこれからいろんな形でそういう水利用また水循環という視点で取り組んでまいっております。

ちょっとくどくなりますが,具体的な事例を申し上げていきますと,
湧水を利用した魚崎小学校のせせらぎの整備であるとか,
また市内小・中学校での雨水貯留槽の整備,それから住吉川の河川水を活用した親水水路が灘目の水車,
また住吉川河川防災ステーションでのせせらぎの整備とか,
また松本の区画整理や,あるいは兵庫区の菊水公園,
ポートアイランドの中央緑地では下水処理水を利用したせせらぎの整備,
また市民の環境に対する意識の向上とか,協働による雨水利用を進める目的で
平成15年度から開始しております一般家庭を対象とした雨水貯留タンクへの助成とか,
そういったようなことで教育委員会,また河川の部局,公園の部局,まちづくり部局,
それぞれが相互に連携をして,
多様な水資源を活用した健全な水循環の形成に積極的に取り組んでいるところでございます。
 
このような取り組みについては,
ご指摘の水循環の総合的なビジョンに基づくというふうに私たちは今のところ思っておるわけですが,
今後も全市の関係部局が一体となって,
都市の良好な水循環の形成に積極的にこれからも取り組んでまいりたいと考えております。
 
◯委員(井坂信彦)
個別の政策をやってはるのはよくわかっているんですよ。
ただ,どうも場当たり的だし,効果の検証とかも余り考えておられないし,
もっと言えば余り計画的にやっておられないように感じるので,
やっていますというメニューだけとりあえず書くためにやっているように感じられるので,
そういう水循環という切り口のマスタープランが必要ではないかという質問です。
 
水環境保全のことは,建設局の答弁でもありましたけれども,
水をきれいにという話と水の流れをマネジメントしましょうという話は,
これは道路をきれいにしましょうというのと,
車や人の流れを戦略的に考えましょうというぐらい全然違う話ですから,
そんな的外れの答弁を建設局とここで2回も繰り返していただくとやっぱり時間がもったいないですよ。その統合的なプランでちゃんと水の循環をマネジメントしていくということをやってはどうかということについてお聞きしたいと思います。


◯松下助役 
我々,先ほど申しました,水に関していろんな施策をやってきたわけですが,
決して場当たり的にそれぞれのところでやってきたのでなくって,
先ほど申しましたような,そういう平成10年につくった計画に基づいて,
それを1つずつ地元の中で実現をしていったということでございますんで,
まさにそれが先生おっしゃるような水循環の総合的なビジョンだというように,
私たちはそういうように思っておるんですけれども,そうではないということで,ちょっと違うんですが,
まさに私たちは水循環のそういうビジョンを持ってやっているというつもりでございますんで,
もしそれでなかったらまたご指導いただきたいと思います。

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いさか議事録

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