2004年09月28日
◯委員(井坂信彦)
昨年の3月に中央市民病院が受けた日本医療機能評価機構の審査といいますか,監査といいますか,
その報告書を拝見しました。
こちらの総括の部分だけコピーして拝見したんですけれども,
組織運営と地域における役割ですとか,患者の権利と安全確保,
それから療養環境と患者サービス,診療の質の確保,看護の適切な提供,運営・管理の合理性と,
6つの項目に分けてその評価が書いてありまして,この中に具体的に約60点程度の,
本当に具体的な改善点が記してあったので,大変参考になったところです。
質問なんですけれども,全体としては中央市民病院も,それからその後受けた西市民病院も,
全体は問題なしという監査結果で,これはよかったんですけれども,
ここに具体的に書いてある中央市民病院で言えば約60の改善点について,
当局,特にこの経営管理の部分でどう今後マネジメントしていかれるのか,
あるいはこれまでどう解決してこられたのかについてお伺いしたいと思います。
これは現場が,例えばいつまでには実施することになっているとか,
これは来年度の予算で措置してもらう方向だとか,そういう進捗管理についてお伺いしたいと,
そういう管理ができているかどうかについてお伺いしたいと思います。
井口保健福祉局参与
ご指摘のとおり,中央市民病院では昨年の3月に受審をいたしました。
ただ,正直申し上げますと,やはりいろいろ問題点がございまして,
一たん保留になりまして,再審査の結果,認定を受けたわけですけれども,
やはり長年いろいろ問題を抱えてきたということが指摘につながっている事項がかなりございます。
委員のご指摘のように,項目が物すごくたくさんあったんですが,その中でやはり一番大きな問題は,
薬剤師による病棟薬剤の管理ができてないと。現実は看護師が,
例えば薬剤をミキシングをしたりとかいうようなことをやっていて,
非常に安全性に問題があるというふうなことが1つございました。
それからもう1つは,
看護部門とほかの部門での職種の業務分担がきちっとできてないというふうなことも言われております。
例えば,採血の部門で,看護師が採血をしておりますけれども,
本来はやっぱり臨床検査技師が行うべきでないかというふうなご指摘がございました。
それから,病院の規模に比較してリハビリテーションに関する取り組みが少し手薄だといいますか,
もう少し積極的に取り組むべきじゃないかという問題。
それから,言語療法部門の開設をすべきということと,
あとこれは非常に大きな問題なんですけれども,
医師や看護師といったような医療職の専門性が発揮できるように,
その業務を補助するクラークを採用すべきだといった問題。
このあたりが重点的な指摘であったというふうに私は思っています。
このために,中央市民病院におきましては,
例えば薬剤に関しましては薬剤管理と業務改善のプロジェクトを立ち上げまして,種々検討いたしてまいりました。薬剤師における病棟薬剤業務をどうやって実施するかというふうなことも考えてきたわけですが,
具体的にはことしの6月から院外処方が導入されましたので,
薬剤師の手が少し余裕ができてきたということで,その余裕でもって病棟の薬剤管理業務と,
あるいは病棟における服薬指導の問題,それから注射薬等のミキシングといった,
すべてかつて看護師がやっていたような問題を薬剤師の手でやれるというふうな状態になれました。
それから,2つ目のリハビリテーションに関してでございますけれども,
これはやはり理学療法士をふやして,より充実していかなくてはいけないということで,
予算上の問題がございますけれども,
平成16年度に現在7人おります理学療法士を1名ふやして8名体制にいたしまして,
急性期リハを実施しておりますけれども,これは今後も予算措置が伴いますので,
よく検討してまいりたいというふうに思っております。
それから,言語療法部門ですけれども,これも言語聴覚士を急遽,
パートですけれども導入いたしまして充実をいたしております。
次に,先ほど申し上げました医療職の専門性を上げるために,
事務の補助者であるクラークを導入すべきということでございますけれども,
これもやはり委託をするにいたしましても予算措置が必要でございますので,
現在,クラークの検討委員会を院内的に立ち上げて検討いたしております。
このクラークを設置しますことによりまして,医療職が本来の専門業務に専念できるほか,
請求漏れ防止などの増収対策にもつながるということもありますので,
これは積極的に検討していきたいというふうに思っております。
いろんな指摘事項がございましたけれども,この医療機能評価機構を受審する際に,
いろいろな帳票を作成して問題点を洗い出してというふうなことを通じまして,
職員の意識改革に非常に大きく貢献できたのではないかという意味では,
非常に意味深いものだったというふうに思っています。
ただ,この医療機能評価の内容なんですけれども,これは1度受けるとそれで終わりじゃなくて,
5年後に再受審しなくちゃいけませんので,今,改善をしております事項は,
5年間ずっと維持していかなくてはいけませんし,5年後にもう1度,やはり審査を受けて,
きちっと通るようにしないといけないということから,
継続的な活動が必要になってまいりますので,本庁の病院経営管理課におきましても,
問題点は絶えずヒアリングをしながら整理をして,
予算措置をすべきものについては予算措置をしていくということで,
対応していきたいというふうに思っております。
そのほか,朝から出ておりますけれども,患者満足度調査といったようなものも,
今後も引き続き続行してやってまいりまして,第三者評価だけではなく,
患者さんからの意見も取り入れながら,病院の経営改善に努めていきたいと。
ひいては最終的には患者さんから選ばれる病院になれるように努力をしていきたいというふうに思っております。
◯委員(井坂信彦)
医療機能評価機構につきましては,やっぱり試験と一緒で通ったら終わりでもないですから,
また改善点を本当に具体的にきちんと指摘してはると思うので,こういうのはむしろやっぱり現場任せとか,
現場の自覚に頼るのではなくて,まさに経営管理の部門がきちんと進捗状況,
おしりたたいてマネジメントすべきことであると思いますので,ご答弁のとおりにお願いしたいと思います。