2004年09月28日
◯委員(井坂信彦)
6月より中央市民病院と西市民病院で始まったわけですけれども,薬をいわゆる門前薬局,
医薬分業で言うところの点分業ということになるんでしょうけれども,
門前薬局で薬を受け取っている患者さんは,中央市民病院で約50%,西市民病院で70%ということでした。
昨年の決算委員会で医薬分業のことについて議論させていただいたとき,
当局は,恐らく30%程度になるだろうと,
門前薬局を利用する患者さんは30%程度になるだろうというご答弁でした。
私は,その当時,全く別のデータを示しながら,
門前薬局で薬をもらう患者さんは8割に上るのではないかということを申し上げました。
質問したいのは,現状の中央市民病院と西市民病院の医薬分業,
そして門前薬局に予想外に集中している現状について,
当局としてどう認識しておられるのかについてお伺いしたいと思います。
◯中田保健福祉局病院経営管理部長
医薬分業の実施につきましては,医師と薬剤師が完全に独立した立場で,
それぞれの専門性に基づいて業務を分担するということで,
処方の二重チェックが行われるんではないかと,
そういった点。
それから,薬局薬剤師から薬に関する情報が,
患者さんは十分に今,説明を受けることができるようになること。
あるいは,複数の医療機関にかかっている患者さん,これらの方はかかりつけ薬局を持たれますと,
それぞれの病院あるいは診療所からいただくお薬を,薬局において患者さんごとに
作成されます薬歴情報,これを利用することによりまして,
薬のいわゆる重複投与や飲み合わせ,
こういったものを未然に防ぐことができると。
あるいは,外来調剤,保険薬局に任せる役割を,病院と薬剤師と調剤を
保険薬局にまとめることによりまして,
いわゆる病院の薬剤師は,急性期病院として入院患者,
これは重症化が中央市民病院なんかの場合進んでおるわけですけれども,
病院薬剤師が病棟業務に専念をすると。
いわゆる,患者さんに顔が見える業務を薬剤師がすることができると。
そういったようなことから,入院,外来患者さんとも医薬分業によりまして,
薬の安全性がさらに高まるんではないかということから,
中央市民病院あるいは西市民病院におきましても,
本年6月から医薬分業を実施しております。
ご指摘の門前薬局の比率でございますけれども,先ほども申し上げましたとおり,
まだ分業後3カ月の状態でございますので,先行きが少し不透明という感じはございますけれども,
中央市民病院で5割弱程度,それから西市民病院で7割弱という数字になっておるわけです。
先年の答弁で,市民病院は,いわゆる門前薬局は大体30%じゃないかという
ご説明を確かにしております。
これは,こういうデータは公式にはデータとしてどこもオープンにされてないんですけれども,
我々が先進大都市の医薬分業を実施されておられます際に,
少しヒアリングをさせていただきまして,
その際に,門前薬局の樹立といいますか,
それを大体ヒアリングをした結果のデータが大体3割前後であったかというご趣旨で
ご説明を申し上げたわけでございますけれども,
中央市民病院で5割弱,西市民病院で7割弱という程度になっておりまして,
それよりも数字が大きく上回っておるわけですけれども,
これは1つは病院と門前薬局との位置の関係でありますとか,
あるいは病院の近くで薬をもらいたいという患者さんのニーズもあると思うわけです。
確かに委員ご指摘のように自宅の近くでかかりつけ薬局を持つと。
いわゆる面的分業,これが理想であるわけですけれども,
門前薬局につきましては近くに薬局のない方,
といいますのは地域によりましては調剤薬局がやはり診療所の近くでありますとか,
病院の近くに存在するということで,必ずしも住宅の近くに
そういう調剤薬局がないという方もおられます。
それから,お勤めの関係などによって,病院の近くの方が薬を受け取るのが便利であると。
それから,これは患者さんによりまして,いただく薬によりまして,
病名がやはりわかる場合がありますので,余り住宅の近くの薬局で薬をもらわれますと,
いわゆる顔がさすといいますか,そういった患者さんもおられるわけですので,
門前薬局が逆にかかりつけ薬局になるという患者さんもおられるかと思います。
今度とも,我々としてはかかりつけ薬局を持っていただくということを推奨したいわけですので,
患者さんへのそういったかかりつけ薬局を持っていただくような,より積極的な広報でありますとか,
あるいは先ほども申し上げましたけれども,
ファクスでの地域の保険薬局に事前に院外処方せんを送信するようなサービス,
これを現在,市民病院で行っているわけですから,そういったものを活用いただいて,
かかりつけ薬局を持っていただく,より面的分業を推進していただくような方向で,
いろんな事務を進めてまいりたいと。この事業に当たりましても,
神戸市の薬剤師会とも十分協力をしながら,
かかりつけ薬局の普及と患者サービスの向上といいますか,
そういう両面にわたって努めてまいりたいというふうに考えております。
◯委員(井坂信彦)
やっぱり去年おっしゃったように30%でできてる大都市の病院というのを,
私はどこだかわかりませんけども,
そういうのを実際ヒアリングしてこられたのであれば,今からでもやっぱりそこに行って,
どうやったら30%になるんですかということを聞いて,早急にやっぱり,
せめておっしゃった30%ぐらいには下げていただきたいというふうに思うんです。
それは位置関係のことですとか,それからもうニーズのことなんかおっしゃったら,
これはもう医薬分業の原点から話は成り立たないことですし,
まして住宅地に薬局がないなんていうことを言うたら,これはもう面分業そのものを
否定する話ですから,そうじゃなくて,もし本当にニーズの結果──
その患者さんのニーズの結果,門前薬局で薬をもらう人が多いんであれば,
それは本当は患者さんのニーズっていうのは院内処方をしてくれたら
一番便利でよろしいやんという,そういうニーズが私はあるんじゃないかという話を
去年させていただいたわけで,
でも面分業の高い理念があるから医薬分業をするんだというご答弁で,
去年こうなっているわけですから,これはこのまま余り放置しないでいただきたい。
せめて30%のところをヒアリングしてこられたんであれば,
ちゃんとどうやってやったんですかということで,
せめて30%ぐらいには早急にしていただきたいと思いますけども,
その点についてだけ再答弁をお願いしたいと思います。
◯中田保健福祉局病院経営管理部長
市民病院,中央,西の門前の利用費率が5割弱,7割弱,
実施をいたしまして3カ月の数字でございますので,この先どうなるか,
もう少し推移を見たいと思いますけれども,先ほども申しましたように,
いわゆるご自宅の近くでかかりつけ薬局を持っていただくというのは,
これは理想であるというふうに答弁申し上げましたように,私どもとしてはそういう面で,
できるだけ薬剤師会とも協力しながら,あるいはファクスサービスなども充実をして,
そういうご自宅の近くでかかりつけ薬局を持っていただくように推進をしてまいりたいと考えております。
ただ,私どもは先年の答弁で30%という数字をお出ししたわけですけれども,
それが理想であろうかないか,その意味もございますし,
それぞれの病院によりまして,門前薬局の対応,
あるいは患者さんのケースが個別にございますので,
必ずしも同じ数字にはなりにくいかと思いますけれども,
先ほども申し上げましたように,できるだけご自宅の近くのかかりつけ薬局をということを念頭に,
そういう薬局を持っていただくような患者サービスの向上にも努めてまいりたいというふうに思います。