ゴミ問題には従量料金制で(第1回定例市会)

2004年03月04日

◯2番(井坂信彦君)
ごみ問題についてお伺いいたします。
 
ふえ続けるごみは,借金と同じく将来世代への負の遺産だと言えます。
来年度ようやく待ちに待ったごみの4分別が始まるわけですが,
ただ単に市内のすべてのごみステーションが4分別対応になりますよという
消極的な意味ではなく,150万市民すべてが必ずごみを4分別するように,
地域の隅々まで回って合計 630回の地元説明会を開催したという
仙台市さんを見習って,住民へのルール徹底をお願いしたいと思うものであります。
 
今日お伺いしますのは,そのまた先の話です。
4分別の次にさらにごみを減らすために神戸市はどのような
施策を始めていくのかお伺いいたします。
 
また,ごみの従量料金制,これはごみ袋の有料化とも言われますけれども,
こういったごみを減らせば経済的に少しぐらい得をしますよといった
仕組みをなぜ実施できないのか。

以前も議会で議論させていただきましたが,
なぜ実施できないのかについてお聞かせいただきたいと思います。

◯助役(梶本日出夫君)
ごみの減量化につきましては,ごみを減らしていこうという市民1人1人の
意識改革がなければ,実を得ないわけでございまして,
そのために従来から環境局におきまして啓発など
効率的な取り組みを進めてまいっておるわけでございます。
 
ご指摘の新たな減量・資源化にどう取り組んでいくか,
こういうことでございますけれども,今申し上げましたように
4分別を確立いたしましても,市民の方々に
排出ルールを守っていただかなければ十分な効果は得られない,
こういうことで当面はやはり4分別の確立とともに,
市民へのこの4分別の排出ルールの徹底を図ってまいりたい,
そのことによってごみの減量・資源化を一層進めてまいりたい,
このように思っております。
 
なお,今後につきましては,昨年の15年3月の
国の循環型社会形成推進基本計画の策定,
あるいはまた平成17年度に予定をされております
容器包装リサイクル法の見直しなど枠組みの変化なり,
市民のごみ減量意識の高まりなど,
廃棄物行政を取り巻く社会状況変化を踏まえまして,
平成17年度に改定を予定いたしております──
神戸市一般廃棄物処理基本計画を見直す予定でございますが,
この中で新たな効果的な施策を具体的に検討してまいりたい,
このように思っております。
 
それから,減量に関連いたしまして,
ごみ袋の有料化等ごみの従量料金制を実施できないのはなぜか,
こういったご指摘ではなかったかと思いますが,
今申し上げました循環型社会の形成に当たりましては,
まず市民1人1人の方の意識の問題,どうすればごみを出さずに済むんか,
どのように減量・資源化を進めるんか,
こういったことを検討することが必要である,このように考えております。
 
このため市民・事業者の,ごみを出さない,減らす,排出ルールを守る,
こういった意識を一層高めていただきまして,
主体的に取り組んでいただくことが大変重要でございまして,
その意識を高める方法としてはご指摘のごみの有料化ということよりも,
むしろ啓発なり環境教育による意識形成を図る方が
本質的なごみ減量の対策ではないか,このように考えております。
 
したがいまして,具体的な施策といたしましては,
4分別を確立していくとともに,4分別収集啓発の取り組みとして,
従来のごみ出しルールチラシだけではなくて,
ごみ出しルールブックの作成をいたしまして,これを全戸配布する,
さらにまた出前トークの実施などを通じました排出ルールを徹底していく,
さらにこの4分別収集の排出ルールを市民にわかりやすく伝えるための
啓発用のキャラクターを活用するなど,
さまざまな広報媒体を通じた啓発キャンペーンの展開をしていく,
また小学校へ,現在やっております小学生へのふれあいごみスクールの開催,
あるいはリサイクル工房での取り組み,
こういった環境教育をさらに徹底して推進していく,
またそれぞれが地域ごとに主体的かつ自由に
総合的に減量・資源化に取り組むエコタウンのまちづくりを全市展開していく,
こういったようなことで市民・事業者の主体的なごみ減量・資源化に向けた
取り組みを促しまして,ごみに関する社会意識が形成されるように
施策を全面的に展開をしておるところでございます。
 
ご指摘のごみ袋の有料化などによるごみの従量料金制につきましては,
一部の自治体で実施をしていることはお聞きをいたしておりますけれども,
負担の公平性といった面もございますけれども,
一方ではやはりこのことによりまして広く市民の方に負担を強いる,
こういった面もございます。
 
このため,まずは市民への意識改革を通じた減量・資源化を進めていくとともに,
市民意識の高まり,また減量施策の進捗状況,こういったものを見ながら,
減量だけを目的にした有料化ということで安易に結びつけることがないように
慎重な対応を行ってまいりたい,このように思っております。

カテゴリー:

いさか議事録

テーマ:

関連記事




このページの上へ