2004年03月15日
◯分科員(井坂信彦)
駅構内の有効活用という中で,特に保育所事業についてお伺いしたいと思います。
先ほどのお話の中でもありまして,神戸市はいろいろな政令市の中でも割と,
特に地下鉄のいろいろな既存の資産を活用するという面では,
比較的よくやってらっしゃる方だというふうに思っております。
これは横浜市の内部の資料なのですけれども,横浜市が逆に神戸市を1つの手本のように書いていて,
乗車料収入に対する資産活用収入の比率が神戸市さんは非常に高いというようなことを
横浜市が書いていたりですね,決してこの面で劣っているということはなくて,
きちんと努力はされているというふうに思っています。
先ほどお話の中でもありました伊川谷の保育施設のことなのですが,
私は非常にいい取り組みだと思っておりまして,
ほかにもスペースの問題等々いろいろあるのだとは思いますけれども,
こういう地下鉄の駅構内に保育施設を誘致してほしいというニーズはほかにないのかと,
あるいはまた,伊川谷は分園だったかと思うのですけども,
そういう誘致の可能性が実際に今後あるのかどうかということについて,まずお聞きしたいと思います。
◯松田交通局長
私どもも駅の構内へ,駅売店とか,従来は乗客サービスの施設が中心でやっておったわけでございます。
ここ数年,全国的に見ましても,医療施設とか保育所・クリーニング店等,
生活関連サービスを提供する拠点としての駅のあり方というのが大変注目されております。
私とこだけでなしに,ご承知のように,JR六甲道とか神戸電鉄でも,
他の事業者でも保育所を駅に設けるというふうな,また駅周辺に設けると,
こういう事例が出てまいってございます。私どもはこの多様なニーズに対応しようということで,
12年3月に伊川谷駅に民間の保育園を誘致したと,
こういうことで大変好評を得ておるということでございます。
ご指摘の,もしそういうふうな誘致についてですね,そのニーズがあるのかどうかと,
こういうことでございますが,実は私どもで,今,駅ビルとか駅構内,
いろんな入居をしていただいておるわけでございますが,
ほぼ今,入居していただいておるところでテナントが埋まっておる状況でございます。
一部,ビルであいとるところがございますが,なかなかそういう場合でも,
保育所となりますと,また施設の基準とかがいろいろありますんで,
空いておれば必ずしもすぐ利用できるということでもない部分もございます。
なかなか難しいものがあるわけでございますが,
今の段階ではテナントが大分詰まっておるという状況でございまして,
保育所を新たに誘致できるスペースはなかなか難しいというのが今の状況でございます。
しかしながら,駅スペースといいますのは,一たん入りましても,
そのときの景気の動向等で退去されるテナント等もございますし,
いろんな状況も出てまいりますので,我々としては絶えずその動向を見ながら,
対応できる場合,あるいは誘致を,そういう今ご指摘のような保育所等の誘致も視野に置きながら,
空いた場合の対応というのは常日ごろ考えていく必要があろうかと思ってございます。
そういうような場合に必要なのは,保育所の場合は特に設置基準とか
施設の構造等の問題なんかもございますし,もう1つは地域のニーズというような必要性の観点,
それから立地の特性というふうなことも見ていく必要がございますので,
その辺も見ながら,立地条件を生かして,多角的なテナント誘致対策も含めて
今後とも努力していきたいと,このように思ってございますが,
今の段階ではすぐどうこうという対応ができるようなところは,
ちょっとないということにご理解をいただきたいと,このように思ってございます。
◯分科員(井坂信彦)
じゃ,まず駅構内での保育所についてなんですけれども,
現状テナントが埋まっていてスペースがないということで,それはもうわかりましたので,
ただ,どういうテナントを入れるかということで,地域のニーズ,
保育所は本当に要るのかどうかということも重要だとおっしゃった点について,
以前に沿線住民へのアンケートもたしかとっておられたと思うのですけども,
そういう駅構内にどんな施設が入ったらいいのかというようなことを,
もし既にニーズの調査をされておられたら,その点についてだけ教えていただきたいと思います。
あとスペースの問題なのですけども,例えばちょっと規模は違いますけども,
上野駅なんかは,駅の事務室を,一等地にあったものを隅に寄せて,
駅の事務室が当時ハードロックカフェになったとかですね,割と柔軟な,
今ある場所を柔軟に使うということにも取り組んでおられますので,
そういった面ではスペースが本当にないのかどうかということも,
もう1度もう少し柔軟に見ていただくことは可能かなというふうに思っています。
◯松田交通局長
1つ,地域ニーズでございますが,ちょっとその詳細に地域のニーズを調べて
ここにこういうのをという調査は,ちょっと私ども今手元にございませんので,
ご了解をいただきたいと思います。
それから,スペースの利用するについて,柔軟性を持ってですね,
工夫すると別のスペースが出てくるのではないかと,こういうご指摘でございますね,
上野駅のように。例えば,いわゆる乗務員室を工夫するとかいうことでございます。
ただ,私ども駅ビルという地上部分の工夫の部分と地下駅の工夫の部分がございまして,
地上駅の部分での工夫というのも,ビルとかいう場合のスペースは限られておりますので,
なかなか対応が難しいのではないかと思ってございます。
地下駅の部分,確かに工夫する部分がもしかしたらある可能性もあるわけでございますが,
1つ非常に難しゅうございますのが,地下駅といいますのは道路の下でございまして,
消防法とかいろんな規制がかかってございます。そこを例えば空きスペースを利用して,
例えば飲食店というふうなことを想定いたしましてもですね,
例えばスプリンクラーとか,あるいは排水の問題,それから火をどうするかとかですね,
いろんな問題がございまして,その規制をどうクリアをする中で工夫ができるかという
観点のいわゆる検討も必要ではないかと思ってございます。
我々としましても附帯事業の重要性というのは十分認識をいたしてございますので,
今後ともそういう工夫なり努力はしていかなければいけないと,このように思ってございます。