新長田の復興再開発事業(都市計画総局)

2004年03月09日

◯分科員(井坂信彦) 
新長田の復興再開発事業についてお伺いいたします。
 
いただいた資料でも,六甲道の方に比べまして新長田の方がやはり進捗がおくれておるということで,
この間,震災後9年たっているわけですけれども,事業計画が決定したのが38棟あるうちに,
実際工事に着手し始めているのが,今年度,来年の予定まで含めて24棟ですか――
ということで,その先の展開がなかなか地元の方にも見えていないようですし,
私たちにもなかなか展開が見えていないのではないかと思っております。
 
まず,最初にお聞きしたいのは,非常に単純な質問ですけれども,
新長田の復興再開発を今後どのように進めていこうと思っておられるのか。
もうちょっと申しますと,当初の計画どおりにどんどん高い建物をぽんぽん建てていける経済状況,
あるいは神戸市の財政の状況,あるいは人口の増加・減少といった流れを見ても,
今後当初の計画どおりに素早く進めていくということはなかなか難しいというふうに
私は思うわけですけれども,その辺の事業をどのように収束させていこうと
思っておられるのかについてお伺いしたいと思います。

◯森都市計画総局再開発部長 
ご案内のとおり,新長田の復興まちづくりというのは,1つは大きな目標としまして,
まちの復興ということで,これは被災権利者の方々の生活再建,
これは住宅とか商業の復興を図るという1つの大きな目標と,
単にそういった復興を図るということだけではなくして,副都心を作り上げていくという,
こういった内容の事業です。
 
これまでも事業実施に当たりましては,当然地元の皆さん方といろいろ話し合いをしながら,
まず早期復興を最優先ということで,事業の中身で何を優先し,
何を重点にするかということを地元の皆さんと十分協議しながら進めております。

その結果,先ほどお話がありましたように,これまで23棟の再開発ということで,
来年に1棟ということで24棟のビルが建ちますので,当初目的の住宅・商業ということで見ますと,
この23棟,今年度末でほぼ従前の規模の住宅の復興がなりますし,
23棟すべてが完成しますと従前の1.25倍ぐらいの規模の住宅が整備を図られるということになります。
 
商業につきましても,先日,大正筋では,まちの復興祭といいますか,
誕生祭というのが行われましたけれども,この一番街,
もう1つの軸の要であります一番街につきましても来年度若松5丁目の西側のビル,
一番街沿いのビルを着工するということで,これが完成いたしますと,
いわゆるこの住宅地区の要となる中心の地区がすべて復興のめどがたつというようなことで,
順調にその復興のめどが推進しているというふうに考えております。
 
ご質問の今後の取り組みということなのですけれども,まず今当面は,
まだまちの復興という意味での今,鋭意推進しておりますけれども,
まだ残されたものがございますので,この仕上げについて全力を集中するというのが
今の現在の最大のところでございます。

今後残された―― 残されたと申しますか,引き続いてその復興から
副都心のまちづくりの仕上げといった方向になっていくわけですけれども,
これもこれまでと今お話がありましたような,
いろんな社会経済等さまざまな事業を取り巻く状況がございます。

また地域の実情といったものも十分見ながら,
これまでも柔軟かつ弾力的という大きな推進テーマの中で進めてきましたけれども,
どのような状況にありましても,与えられた状況の中でまちの活力をアップし,
まちの機能が効果的につくり上げられていくような,
そういうフレキシビリティーのある事業展開というのが必要であるということで,
引き続きいろいろな事業を取り巻くさまざまな状況を十分踏まえながら,
今後の副都心づくりに向けまして,地元と協議を図りながら,
着実に前進をさせていきたいと,このように思っております。

◯分科員(井坂信彦)
去年の1月の神戸新聞に新長田再開発アンケートという特集の記事が出ておりまして,
やはり現地の方が心配しておられるのが,1つはビルの完成まで時間がかかることが第1位で,
第2位はビルが建っても床が売れないということを心配しておられると。
事業を進める上での問題点がどうしても行政主導に思えるとか,
あるいは住民の意見が反映されないということが上位に並んでいるわけです。
 
私,先ほどのお話をお伺いしても,結局今後どうなるのか,事業がスピードアップされるのか,
スローダウンされるのか,あるいは当初の計画どおり行くのか,
それともまた柔軟に見直してというふうにもおっしゃいましたけれども,
そういった今後のことは一切見えないですね。ここまで来て,24棟建って,
実際従前の人口を超えるぐらい住宅は提供できたというふうにおっしゃっておられますので,
今後どのようにして,各地区ごとでブロックごとでもいいと思うんですけれども,
この地区は例えば中層化してしまうとか,この地区は当初の計画どおり行くけれども,
時期をいついつまでおくらせるとか,1個1個を詰めて現場の人と話していって,
全体像を決めていかれる必要があるというふうに思うのですが,
もう少し具体的にどうされていくのか,お聞きしたいと思います。

◯森都市計画総局再開発部長 
先ほども申しましたですけども,これまでもまちの進め方については,
柔軟・弾力,それから優先・重点という大きなスタンスの中で事業を進めてまいったわけですけれども,
これまでそういった築き上げてきた地元との,そういう協働体制といいますか,
そういったものをさらに進めながら,先ほども申しましたけれども,
いろんな取り巻く状況ございますけれども,そういった状況にあっても,
その与えられた状況の中でまちの副都心としての価値をどう高めていくかということ,
これはまさにこれからの今,方針が具体的に示されないとおっしゃいますけれども,
それは今後,これまでのように進めてきた,そういう蓄積の中で,
地元といろいろ話し合いながら知恵を出して,そのまちをいかにその時々において,
副都心の活力を持たせるかという話はこれからさせていただきながら,煮詰めていきたいと思っております。

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いさか議事録

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