2003年10月01日
◯理事(井坂信彦)
水道事業の長期的な見通しについて,お伺いいたします。
平成12年度に策定されました経営目標の5カ年計画というのを,
こちら,15年度予算における途中経過ということで資料をいただいたわけですけれども,
これを拝見しますと,非常に順調過ぎるほど達成されているなというふうに思うわけです。
しかし,現状を見ますと,これ目標が達成されているにもかかわらず,
水道事業の経営は,依然非常に厳しいままではないかと。
目標を立てて目標が達成されなかった事業については,
達成されてないやないですかと突っ込むわけで,かといって達成されていると,
また非常に意地悪なことを言うようですけども,これ非常に厳しい見方をすれば,
以前,ご自分たちで立てられた目標自体が,
甘過ぎたのではないかというふうに思うわけです。
水の利用量が一定のペースで,現実は減ってきて,ですから,
コスト削減は予定以上に──経費の節減はできているにもかかわらず,
収入が思った以上に伸びないどころか,減ってきていると。
そういった現実があって,目標が達成されているのに,現実は,
依然好転していないという事態が起こっているのではないかというふうに思うわけです。
これはあくまで目標なので,これでいいわけですけれども,
もうちょっとリアルな長期的な見通しについて,
例えば,現実を見れば,利用量は一定のペースで減っていると。
阪水も,また受水費の値上げがあるのではないかと。
そして,水道の基金もいずれ底をつくと,
そういったリアルな数字を織り込んだ長期見通し,目標ではなく,
見通しを示すべきではないかと考えるわけですが,
その点について,お伺いします。
◯石井水道局長
経営目標というのが,12年に計画し,5年の計画で,
16年を目標にしてやっておるということでございます。
その中で,いろいろな我々が事業をやっていく上では,
外的な要因というのが当然出てくるわけでございます。
見込める要因と見込めない要因というのが,当然あろうかと思います。
私どもの方,そういう中で,いろいろ苦労しながら,
毎年度の実は予算を組んでいきよるというのが実情でございます。
経営目標というものにつきましては,お金,入るものと出るものというもの,
また,それぞれの施設整備の段階的な基準を示すというようなものとか,
市民の方に安心して水を飲んでいただくという中で,鉛管の問題とか,
そういういろんな事業を1つにして,経営目標ということで,
それらをお金との関係でバランスをとりながらやっていくというのが,
そういうことでございます。
今,お話のございました,そういうことをしていっても,
なかなかまた次のやつをというような話になってくると。
人を減らしますよ,物件費を減らしますよと言いながら,
それはいくのに,やっぱりだめじゃないかということでございます。
この辺は,実は我々の仕事自体が打って出て,PRをして,いろんなことをすれば,
またその成果が出てくるというようなものじゃなしに,逆に言えば受け身的な形,
1つの制度がありながら,その中でどう運用をしていくか。
料金の制度とか,いろんな形がございます。そういう中で,
一番メーンである水を使っていただく,その結果,
いただくという給水の収益が減少傾向にあるということでございます。
この辺はとまってくれればいいのですが,今、人口はふえておるのに,
企業の活動等,景気に左右されるところが,どうも数字を見ますと,
大きい要素であると。
この辺,景気がまた回復し,新たな産業立地等があれば
回復をしてくるというような不確定な,不透明なところでございますので,
見通しを立ててというお話でございますが,
阪水の話にしても,先ほどお話ございましたように,
計画では,来年度,16年,2回目のやつをやるよという計画は一応あるのですが,
この辺は,先生方の──阪水は議会でございますので,その辺を通じても,
とにかく余り頑張らないでくださいということも申し上げています。
そういう中で,とにかく出る方を抑えていくといいますか,
いうことをやっていかないといけない。
見通しをというお話でございますが,これらを含めまして,各年度,
やはりきっちりした形でやるのが基本ではないかなと。
苦しい苦しいということで,最後まで姿が見えたらいいのですが,
なかなか見えない中で,各年度,かっちりした形で執行ができないかなと。
今年度なんかの場合も,これまたあれですが,予算を組んで,収支均衡ということで,
予算委員会のときにはご評価をいただいたわけでございますが,
先ほどの雨がたくさん降って,水の方はたくさん──売り上げが伸びてないというのが,
もう既に数字として出てきております。
この辺を見ながら,あとは,どこでどう始末をしていくのかという
管理も必要ではないかなと思っております。
したがいまして,先々の話もありますが,そういう1つずつのやつをもう1度検証をして,
次のステップに進めていきたいというふうに考えております。
経営目標,16年目標ですが,この辺も再度検討していきたいなと思っております。
◯理事(井坂信彦)
確かに先が見込める要因と見込めない要因があると,局長がおっしゃったわけで,
企業活動と景気などについて水の使用量が大幅に上下するのであれば,
それは1つはなかなか見込みにくい要因ではあるかなと思います。
ただ,水の,いわゆる一般家庭で使う水の量であるとか,
それから,阪水の受水費,水の値段の話であるとか,
それから,基金が減っていくペースであるとか,
その辺は,私は局長のおっしゃるところの見込める方の要因だと思っておりまして,
実際,予算の時点で収支均衡というのは,これは変な話,鉛筆をなめれば,
だれでもできるという部分もあるのではないかと。
実際,でも決算ベースではなかなか予算で見込んだとおりに
収入はふえないということが毎年起こっているのではないかということで,
やはり予算を立てるときに,あるいは長期計画を立てる時点で,
目標ではなくて,見通し,ちゃんと見込める要因は,すべて見込んで,
長期計画なり予算なりを立てるべきではないかというふうに思うわけですが,
その辺よくわからないので,1年1年しっかりやっていくのだというお立場,
一方であるのかもしれないですけれども,
私は,やはり政策の判断,経営の判断にはリアルな,もっと言えば,
もっと厳し目な長期の見通しが欠かせないと思うわけですけれども,
その点についてお返事をいただきたいと思います。
◯石井水道局長
長期見通しのことで,不透明なところもあるし,
見えているところもあるやないかということでございます。
当然,先ほどお話ししましたが,需要量の──収入のもとになる
給水の量が減ってきておると。
その傾向はそれぞれのいろんな要素を含めて解析をしたりして,
まず決めていくと。その中で,今度は出ていく方の話になりますと,
長期的な基金の問題とか,阪水の問題とかいうのも当然出てまいります。
したがいまして,長期というのがどの程度の長期なのかでございますが,
我々目標に掲げます4~5年いうのが見えている範囲かなというふうに思いますんで,
次の事業をやって,次の計画を,今の計画をもう1度検証した上で,
そういうプラス要因,厳しいマイナス要因いうのは,
当然,我々,お金の出し入れは毎日やっておるわけでございますので,
それを踏まえて,当然考えていくべきことであると思っております。
リアルな判断ということでございますが,我々,結果として,
こうなりましたというのは申し上げたくございませんので,
なったときはご説明もせないけませんけども,そういう中で,
今わかる範囲での計画を進めていきたいというふうに思っております。
よろしくお願いします。