2003年09月30日
◯理事(井坂信彦)
乗らない人に対するマーケティングといいますか,調査について。
先ほど,いろいろアンケートのお話も前の委員の質問の中であったわけですけれども,
実際,バスの車内にアンケートはがきが設置されたというのは,
非常にすばらしいことだと思っています。
一方で,やはり今こそ乗らない人に対する調査,何で乗ってくれないのか,
あるいは以前乗っていたのに最近乗らなくなった人に対する調査というのに絞って,
今こそ必要ではないかというふうに思っております。
例えば,大丸やハーバーランドのお客様は,なぜ海岸線に乗ってくださらないのかと。
あるいは,西神中央や学園都市のお客様は,なぜ前は地下鉄に乗っていたのに,
最近はマイカー通勤になってしまったのかと。
そういったふうに,地域ごとに競合するところと絞って
アンケートあるいはマーケティングをすることについて,
局長のお考えをお聞きいたします。
◯松田交通局長
乗らない人についてのマーケティングをしていく必要があるのではないかと,
こういうことでございます。
もちろん私どもも,いろんな方の──利用していただいている方の
アンケートもとっておりますが,逆に利用していない方々の意見をくみ上げて,
それを何とか我々の事業に生かしていきたいという意味で,
そういう目的別のアンケートもとってございます。
例えばでございますが,平成13年の11月には,無作為に抽出した市民の方1万人と,
あわせまして地下鉄周辺の駐車場利用者の方 1,000人,これを対象にいたしまして,
地下鉄,市バスを利用していただける──利用している人あるいは利用していない方々の
ご意見をくみ上げて,
それを交通事業に生かしていきたいということで意識調査も行いました。
それからもう1つは,海岸線,これも先ほどから申しておりますところですが,
海岸線の安定ということで,ことしの2月に沿線2万 5,000世帯に,
交通実態についての把握をするためのアンケートの実施をいたしましたし,
今現在は,このエリアを対象に,
同じく土・日における交通のその実態を把握したいということで,
アンケートも実施をいたしております。
こういうアンケート結果に基づいた結果といたしまして,例えば,昨年行いました──
11月に行いました市民アンケートの中で,
市バスの例えば定期券を利用したりという中での声としては,
一定の地域内ではどの系統のバスでも乗降可能な,
そういう定期券ができないかというご要望が非常にあったというふうなこと。
それから,あるいは,ゾーン定期券のお話とか,そういうゾーン定期券の拡大のお話,
こういうのもございました。そういうふうなことが,結果といたしまして,
市バス全線の定期券の導入,それから地下鉄のゾーン定期券の
拡大につながってきたということでございまして,
今後とも,そういう意味での市民の方々のさまざまな声を聞く,
特に今はご利用されていない方の声をどう生かしていくかと,
それがまた利用に結びつくと,先ほど1便1人と申しましたが,
そういう方策もあるのではないかと,このように思ってございます。
新たな方策といたしましては,TDMの関連ということで,
地下鉄の乗降客の調査とあわせまして,
西神区域のパーク・アンド・ライドの駐車場の利用調査とか,
あるいは百貨店における駐車場の利用調査を,利用者数の計測,
アンケートなどの手法により,実施をいたしてございます。
これによりまして,地下鉄の休日の乗客数が非常に平日と比べて
6割程度に落ち込んでいるということ,あるいは休日の家族連れの利用が
極めて乗用車利用が非常に多いというふうなこと,
こういうのが明らかになってまいりました。
今回,エコモーション神戸ということで,休日の自動車利用の公共交通への
転換を図るということは,こういうことの中で出てきた結果である,
こういうことでございました。この実験では,
市民の方々にモニターとなっていただいて,
公共交通への利用転換について多くの意見をいただいていきたいと,
このように思ってございます。