地下鉄海岸線への乗客の誘致について(地下鉄決算)

2003年09月30日

◯理事(井坂信彦)
地下鉄海岸線への乗客の誘致について,お聞きしたいと思います。
 
地下鉄海岸線の現状は,運賃収入や福祉パスの補助金を合わせた
営業収益が14億 8,000万円と,それに対して,
人件費だけで24億 7,000万円の支出があって,経費の11億 7,000万円,
さらに工事費の減価償却も含めた,いわゆる営業費用というのは96億円と,
営業収益の7倍にものぼっているという状況です。

そもそも,もう沿線にそれほど人が住んでいないということもあり,
どうしようもないわけですけれども,そこでも,
だから,沿線──別にどうしようもないというのは
投げやりになっているわけじゃないです──ただ現状,
もう何であそこにつくったんだという議論があるぐらい,
沿線には乗客や会社の張りつきが悪いわけで,
やはりよその路線から少しでも誘致してくるという方法しかないのではないかと,
現状は思っております。
 
ゾーン定期という話が1年ほど前か,そちらの交通局の間で出されて,
あれは私は非常にすばらしい挑戦だったというふうに思っております。

1つだけ,それが残念だなと思ったのは,私が説明をしていただいたときも,
そのゾーン定期のメリットがいまひとつわかりにくいかなと。

せっかく新しい試みをされたのに,そのメリットが利用者に伝わりにくい,
やや複雑な仕組みかなというふうに当時思ったわけです。
 
実際,お伺いしてみますと,ゾーン定期の利用も,
交通局が当初思っていらしたほど伸びていないのではないかということもありますが,
ただあれはあれで1つのすばらしい挑戦だったと。

あの方向でさらに進めるのであれば,例えば,地下鉄山手定期を持っている人は,
さらに月 500円そこにオンすれば,追加すれば,海岸線は乗り放題になるであるとか,
あるいは山手線の定期を持っている人は,海岸線の運賃が半額になるであるとか,
そういったことは考えられないだろうかということについてお伺いしたいと思います。

◯藤村交通局次長 
ゾーン定期につきましては,新神戸駅を含めました市街地を周遊するということで,
平成13年の7月7日,海岸線の開業に合わせまして制度化したものでございます。

板宿駅以東の海岸線を含めた全線有効の普通定期券を導入してございます。
これは,主に海岸線の乗客増を目的にしたものでございまして,
その後,平成14年の10月には,さらに範囲を拡大をいたしまして,妙法寺駅,
それから総合運動公園駅,伊川谷駅のゾーン定期を
それぞれ新たにやらせていただいておるところでございます。
 
ゾーン定期につきましては,1日の平均乗車人員は,平成13年,14年の比較で,
板宿のゾーン定期につきましては11%の増加,それから,14年,15年度の比較では
37%の増加をしてございます。

また,昨年10月に新たに発売をいたしました妙法寺等の定期券でございますが,
平成15年の3月に重点的に駅等でいろいろPRをやったわけですが,
14年,15年の比較では3倍以上に増加をしてございます。

ゾーン定期全体では,4月から7月までの平均の乗車人員は
一日 2,700ということになってございまして,
14年,15年の比較では約 2.4倍の増ということで,徐々にではございますが,
定着をして,市民の方々にも
認知をされていっているんじゃなかろうかなということで思ってございます。
 
先生ご指摘ございましたゾーン定期の見直しでございますが,
いろいろ課題がございまして,乗客増あるいは収入増につながる
料金設定をどうしていくんだというようなこと,それからやるといたしましたら
定期券の発売所の改造がかなりの費用がかかると。数百万でございますか,
かかるというようなこともございます。
 
今後,このような課題も踏まえながら,ゾーン定期の見直しにつきましては,
先生,一例言われましたですけども,
山手線の定期持っていれば半額はどうかというようなこともあろうかと思うんですが,
1つの方法かなと思いますが,いずれにいたしましても,利便性あるいは新規需要,
採算面も含めて考えて検討してまいりたいなと思ってございます。

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いさか議事録

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