バス・地下鉄の車内広告の価格設定(バス・地下鉄事業決算)

2003年09月30日

◯理事(井坂信彦)
バス,地下鉄の車内広告についてお聞きします。
 
広告料収入についての資料をいただいたわけですけれども,
例えばバスの車内広告は,13年度決算では 4,300万円の収入に対して,
14年度決算では 3,100万円と,27.9%,広告収入は減っていると。

これは,おおむね広告収入が大体10%か20%減っているわけなのですけども,
唯一健闘しているのはバスの車体全体を,
例えばコカ・コーラとかの色で塗ったデザイン広告バス,
これは10%広告料がふえて 5,500万円の収入になっていると。

私,たまたま一昨日,市バスに乗せていただく機会があったのですけれども,
そのときに広告を見てみますと,たしか広告の車内広告の枠が
21か2──21枠あったと思うのですけども,
そのうち,もう何にも紙が入ってない透明の枠が5つありまして,
あと10か11は神戸市交通局の広告といいますか,広告料収入が入らない広報ですね。
交通局のいろんなお知らせが張ってあると。残りの5つぐらいが民間企業の広告で,
しかも,5つのうち4つは同じ会社が,
同じ紙をぺたぺたと並べて張っていらっしゃるという状況でした。

確かに,景気が悪いので,民間会社,広告出しにくい,
宣伝料を確保しにくいという大きな流れはわかるわけですけれども,
しかしあれだけスカスカだと,広告料収入,
もうちょっと工夫すれば何とかなるのではないかなというふうに思っております。

最初にお聞きしたいのが,バスに限らず,
地下鉄も恐らく似たような実態なのだろうと思いますが,
広告枠が仮にすべてちゃんと定価で埋まりますと,広告料収入は年間幾らに,
大体で結構ですけども,年間幾ら,広告料収入が上がるはずであるのか,
それについてお聞きしたいと思います。

◯山上交通局参事 
車内広告の件でございますけども,この広告につきましては,
長引く景気の低迷やインターネットなどとか,携帯メールとか,
そういう情報通信の変化によりまして,PRの方法が多様化しまして,
交通広告を取り巻く環境というものは非常に厳しいものがございます。
 
委員からご指摘もありましたように,特に中づり等の紙の媒体につきましては,
かなり落ち込みが非常に,おっしゃるように高いというふうな
傾向が出てきておりますけれども,ただその一方で,特に地下鉄の駅舎関係では,
今年度から企業のキャンペーン,いわゆるコンコースにおきまして
キャンペーンとかサンプリング,そういう行ったものでありますとか,
三宮駅の柱に大きな柱巻きの広告をするとか,そういったものでありますとか,
海岸線の女性専用車両の中に,そういう女性向けのそういう広告をするとか,
そういう新しい媒体とか,こういうものをしまして,トータルでは,
13年度に比べますと,年間 1.3%ほど減少しているのですけども,
ただ,地下鉄の広告の中では増収いうのですか,13年度より増えていると,
そういう状況もございます。
 
ご質問にありました,すべての広告枠,
これを使うかということについてでございますけども,
この広告枠,我々の方の広報とか,
そういうおっしゃいましたような一定の業務枠というのを,
これも必ず必要な部分ございますので,すべての広告が入るということでは,
現在,想定しておりませんので,まだ実際,そのあたりの数字というのですか,
そういうものは持ち合わせていないのが現状でございます。

◯理事(井坂信彦)
私毎日乗っているJRの車内は,民間企業の広告ですべて埋まっているわけです。
窓の横に,最近新しいシールを張るような広告も全部張ってあったり,
ですから,社会の情勢だけというのは言いわけにならないと思いますので,
そらもう広報枠はもちろん作ったらいいですけども,
あんだけスカスカに空けておくのだったら,例えば値段をもうちょっと下げて,
その分広告をたくさん埋めて,結局,値段掛ける広告主の数が
最大となるような価格戦略というのは,一遍まじめに考えたら,
広告料収入は,今よりもっともっとふえるのではないかというふうに
思うわけですけれども,その点について,お聞きしたいと思います。

◯山上交通局参事
それから,車内広告を下げればどうかということでございますが,
価格設定でございますが,これ平成10年度から14年度におきまして,
割安に価格設定をいたしました,いわゆるタイアップ広告というのを
実際に試行的に実施をしたのがございます。

これは,交通局の乗車マナーと企業広告とをセットにいたしまして,
それを利用いたしますことによって,若干でも割安な広告を
利用していただこうということで,例えば携帯の電源をお切りくださいとか,
手荷物を座席に置かずに,網棚に置いてくださいとか,
そういうふうなマナー広告といいますか,マナーを載せまして,
その下側にいわゆる企業広告を載せると,こういうことでやったわけでございますが,
逆に,結果といたしまして,これをやりますと,
既存の広告を出していただいておるいろんな事業主さんが,
安い方でええわということで,この試行的にやりました
広告枠への方の移行が初めは非常にふえまして,結果といたしまして,
広告の掲出数は逆に減少して,収入減につながったというような
事例もかつてございました。
これについては試行段階で終わってしまったということでございます。
 
確かに,おっしゃいますように,事業者によりまして,
あるいはその地域によりましたら,
非常に多くの広告枠が詰まっておるところもございますし,
またそういうところは,また逆に,乗客数が非常に多いというふうなこと,
あるいはその地域性と,いろんなことが要素として考えられるわけでございまして,
ですからそういう意味では,広告料金というのも,
同じような公営交通でも非常に違う料金を取っておりまして,
大阪市の交通局と私どもと比較いたしましても大分異なってございます。
 
そういう意味で,もちろんいろんな掲出の仕方,それから価格動向も十分見ていくと。

それから,新たな広告の方法,柱巻きとか,
先ほどイベントスペースの活用とか申しましたが,そういうふうな方法,
それから埋まらないそういう広告枠につきまして,最近工夫しておりますのですが,
大阪市とか京都市の交通局と共同で,
3地域合同のそういう京都1日乗車券を神戸で掲出をしたり,
神戸の1日乗車券の広告を京都市のバスに載せていただいたりというふうな,
3者共同で相互に広告枠をお互いにいろんな活用をするというふうなことも,
話し合いの中で現在進めつつございます。
 
ですから,そういうふうな活用も含めまして,
もちろん価格面の工夫も必要かと思いますが,トータルといたしまして,
もちろん我々といたしましては,大変厳しい財政状況でございますので,
何とか収益を確保していくという意味では,いろんな工夫が必要かと思いますので,
今後ともそういう努力もしていきたいと,このように思ってございます。


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いさか議事録

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