2003年03月18日
◯委員(井坂信彦)
陳情の 292号は,パラメーター値が小さ過ぎるのではないかという話です。
陳情者の橋本さんが,国土交通省のホームページから拾ってこられた,
国土交通省のモデルのパラメーター値は,神戸市のものと非常に
かけ離れているわけですけれども,これだけ違うということについて,
どういうふうなご見解をお持ちか,お答えいただきたいと思います。
◯辻みなと総局空港整備室参事
このロジットモデルのパラメーターといいますのは,
旅客地域流動調査のいわゆる流動のデータと,
それから運賃,あるいは所要時間,発着便数,
そういったものは,実際に時刻表等に書いてありますので,
その2つのものを回帰分析して,パラメーターを求め出すという作業でございますので,
極めて数学的に出てくる数字でございまして,
恣意的な余地の入る──入る余地のない数字でございます。
これにつきましても,私どもが全国の流動データを分析して,
需要検討会でもご議論いただいて,ご指導いただいて,
妥当なモデルができたというふうに考えております。
ただ,国のモデルと数字が違うじゃないかということございましたが,
国のモデルにつきましては,モデルの構造が,
一言で言いますと違うということがございます。
違うモデルですので,そのパラメーターだけを比較しても,
意味のないことではないかというふうに考えております。
具体的に申しますと,国の予測モデルは,
ネスティッドロジットモデルといいまして,
たくさんのサブモデルの集合体であるメインモデルという形で
モデルができておりまして,その中で,今回,資料でおつけになってますのは,
航空経路の選択モデルという,ひとつのサブモデルのパラメーターを
お書きになっておりますが,これは航空経路だけを,
例えば伊丹から北海道に行くときに直行便で行くか,羽田で乗りかえていくか,
複数の航空経路があるときに,どの路線を使うだろうかということを予測するときに使う
パラメーターでありますので,私どもは今回,神戸空港の予測,
全国の予測をしたモデルと全く違うモデルでございますので,
その数字の比較は意味のないことであるというふうに考えております。
◯委員(井坂信彦)
陳情 292号ですけれども,国土交通省のモデルは,
いろいろあるサブモデルの中の1つであると,
今回,陳情者の方が持ってこられたモデル,サブモデルというのは,
どの飛行機を選ぶかという1点についてのサブモデルであると,
どの便で飛んでいくかというサブモデルであるということであれば,
まさに今回の関西のように,関空,伊丹,神戸と,近くに3つの空港があって,
3つの空港のどの飛行機に乗ろうかを,まちの人が選ぶという場合に,
むしろ,最も当てはまるモデルがこれではないのか,特にパラメーター値は,
これに非常に近いものになるのではないかと私は考えるわけですが,
その点についてお答えをいただきたいと思います。
◯辻みなと総局空港整備室参事
国のサブモデルの1つということで,これは,国でおやりになっておりますのは,
全国の国内航空需要の予測を──いわゆる全国の航空ネットワークの形成上,
どういうふうに将来をつかまえるかという意味で,
大きな意味で全国の予測をするためのモデルというふうに私ども理解しておりまして,
今回,私どものつくりました需要予測モデルは,
神戸空港をできるだけ精度高く予測できるモデルという観点でつくっておりますので,
国のモデルをそっくり当てはめれば,それでいいかというと,
必ずしもそうにはならないというふうに考えております。