2003年03月14日
請願第 184号
被用者保険3割自己負担の実施凍結等を要請する意見書提出を求める請願
◯委員(井坂信彦)
3,400億円の穴があくということで,患者負担でそれをやるのか,
それとも,それができなければ,保険加入者の保険料で賄うかという
議論にどうもなってしまっているんですけれども,これをしなければ,
一方でもう '03年度に政管健保の財政が破綻すると言っている方もいらっしゃる中で,
これ急に,別に今年こんな事態がわかったわけではないと思うんです。
5~6年前から当然はっきり数字込みでわかっていた内容で,
その間,こういった状態が特に改善されることもなく,
2000年4月の改革案も先送りされ,それで今になってやはり穴があくから,
どこに負担を回そうかという議論になっていると思うわけですけれども,
患者負担と保険料,加入者の負担と,
それから医療機関で三方一両損と首相は言っておられたわけですが,
患者と保険加入者は一緒ですよね,同じお財布で,
月々払うのか,病院の窓口で払うのかの違いですから,
それのどちらが払うのかという議論は私はおかしいというふうに思っております。
本来,医療機関側の改革を進めるべきだったところを,
ずっと先送りされてきて,そして今のようなことになっているのではないかと
私は考えるわけですけれども,まずその点について局長のお考えをお聞きしたいと思います。
◯中村保健福祉局長
いろいろな問題点がある中での健保法の改正ということでございまして,
特に医療機関云々ということについて,私自身もそこまでよう理解もしてございませんし,
さっきも申し上げましたように,国の方で大激論の上に昨年7月にでき上がった
法律ということでございまして,特に医療機関云々ということについては,
ご答弁するだけの知識も持っておりませんので,
差し控えさせていただきたいと思います。
◯委員(井坂信彦)
そうしたらちょっと方向を変えますけれども,首相は今回こういうことをやるに際して,
これをやると大体5年間は財政はもつというふうに私は聞いているわけですけれども,
ただやっぱりこれも5年もつだけで,5年後にはまた財政をどうするんだという話になると。
その5年間で,きちんと医療機関の方の改革をやって,期限をやはり決めないと,
なかなか改革はできないんだと首相はおっしゃっているというふうに
聞いておりますけれども,私は,もう2003年が実はもともと期限であったと,
2003年に穴があくというのがわかっていながらこれまで放置してきたという経緯があって,
これを患者あるいは加入者側どちらかに負担をかぶせて,5年先延ばしをした上で,
5年後を期限に持ってきて,じゃ5年間で本当に改革が進むのかなということに
非常に疑問を感じているわけですが,余り局長と議論しても仕方のないところですので,
これぐらいにしておきます。
◯委員長(村岡龍男)
次に,請願第 184号
被用者の医療費自己負担3割の凍結を要請する意見書提出を求める請願について,
各会派のご意見をお聞かせ願います。
◯委員(井坂信彦)
いろいろな方に資料をいただいたりしてかなり勉強したんですが,
よく医師会の圧力じゃないかとか,野党の選挙パフォーマンスじゃないかとか,
あるいは無責任じゃないかという意見も見たのですが,
私は,もともとサラリーマンでしたので,サラリーマンの立場からこの問題を見ますと,
窓口で払うお金がふえようが,あるいは月々の保険料がふえようが,
あるいは国の税金を投入しようが,結局サラリーマンの財布から出ているということに
全く変わりがないというふうに思っております。
本当は医療のこの問題の改革というのは,
もともとは政管健保の事務をもっと効率的にできるんではないかとか,
医療機関側のむだな検査や薬をもっと減らすべきじゃないかと。
あるいは,病気になる前の,例えばたばこ業界の圧力に負けずに
もっと規制すべきじゃないかと,そういったことを本当の意味での
改革をこれまで先送りしてきた政治の側が,
急にくるっと住民の方,サラリーマンの方に向いて,
痛みを受け入れろと,あるいは責任ある判断をしろと,先送りするなと言っているのが,
急に来ている今回の問題ではないかというふうに思っています。
それは私は責任転嫁だと思いますし,本当の改革というのは,先ほど申し上げたようなこと。
それを先送りにされてきた,そういうことを政府と医師会の辺は,一度本気でやはり取り組むべきだと。それをやって,なお足りない分があれば,もう1度頭を下げて頼みに来るべきだというふうに思いますので,
採択を主張します。