住民投票は市民の権利(予算総括質疑)

2003年03月10日

◯委員(井坂信彦)
これは浦上議員の質問を引き継ぎまして,そもそも市民参画といったときに,
それは市民の義務なのか,権利なのかという質問を
浦上議員がさせていただいたことに対して,
はっきりした明確なお答えはどうもなかったというふうに聞いております。
 
市長に改めてお伺いいたしますが,市民参画市民参画と最近はよく言われますが,
そもそもそれは市民の義務なのか,権利なのか,まずそこからお伺いいたします。

◯鵜崎助役 
市民参画条例の関係ですけれども,社会経済情勢の変化とか,あるいは地方分権,
それから財政状況,そんな複雑・多様化するそういう市民ニーズ──
多様化する中での市民ニーズ,新たな地域課題,いろんな課題があるわけですけれども,
それを何とかしのいでいくためには,市民の知恵と力,あるいは地域が持ってございます
人材あるいは資源・ネットワーク,この活用が不可欠というふうに考えてございます。

それには,市民あるいは地域の力を
最大限に発揮できるような協働と参画の仕組みづくりが必要だということで,
現在市民参画条例の制定を目指しているというのが現状でございます。
 
この条例の制定に向けましては,協働と参画とは何なのか,
その姿を明らかにすることが大事だということで,
今,市民と一緒に議論しているところでございます。

具体的には,公募市民によります各区別のワークショップ,
あるいは市民1万人アンケート──これは昨年実施いたしましたけれども,
地域課題別テーマワークショップ──これも一昨日終了したところでございます。
今後,こんないろんな取り組みの取りまとめを行いまして,
協働と参画の姿についての一定の方向を定めたい,そのように考えてございます。

その上で,新年度に入りまして公開フォーラムを開催して,
広く市民の方々にこれまでの取り組み状況なり参画と協働の姿についてお知らせをし,
ご意見もいただきたいというふうに考えてございます。

その後,マスタープランあるいは今までの各種さまざまな答申や提言,
そういうものとの整合性を図った上で,具体的な条例案づくりに
入る予定にしてございます。

この条例案づくりについては,検討会の場を設け議論をしていただく,
そしてある程度案ができた段階でパブリックコメントを実施しながら,
その上で条例案を策定していきたいという,そういう手続を考えてございます。
 
それで,この条例が市民の権利を規定するものか,
義務を規定するものかというご質問がございましたけれども,
市民の皆さんが考える協働と参画とは何なのか,その姿についてこれから
精力的に取りまとめて,その上でどのような内容の条例が必要となるかを
検討することになるというふうに考えてございまして,
そのために市民の権利とかあるいは市民の責務,
こういったことなど具体的な条例の中身についてはこれからでございますけれども,
少なくとも市民の権利を規制したり,あるいは罰則を伴うような義務を課する,
そういうようなことは考えてございません。
 
いずれにいたしましても,市民・地域の力を生かせる協働と参画の仕組みづくり,
条例づくりを,引き続き多くの市民あるいは地域の声を伺いながら進めてまいりたい,
そのように考えてございます。

◯委員(井坂信彦)
少なくともそういう権利を規制したり罰則を伴う義務を課すものではないということで,
ただ中身はこれから住民の方と詰めていきますという答弁になるわけですけれども,
私はやはり市民参画というのは,住民の方の権利を保障する
市民参画条例であるべきだというふうに考えております。

そして,その権利の中の1つ大きなものとしてやはり住民投票,
いざというときは住民が直接賛否を決めるという権利を
私は保障すべきだと思っているわけですが,今後その話し合いの中で,
住民の方からそういう要望が当然出てくる中で,
どういった対応をしていかれるのか,お聞きしたいと思います。

◯鵜崎助役 
市民参画の関係の中で,権利と義務の話がございましたけれども,
その中で私たちは,先ほどから申しましたけれども,
協働と参画ということに力点を置いてやっていきたいというふうに思ってございます。

そういう意味で,先ほどご指摘がありましたような住民投票との関係につきましては,
かねがね申し上げてございますけれども,制度的にはまだ成熟してない
段階にあるというような考え方を持ってございますので,そのあたりのことは当然,
住民投票のあり方ということにつきましては,引き続き研究する課題だという
認識のもとに協働と参画条例の推進を研究していきたい。

その中でのあるべきといいますか,市民の参画の権利と義務といいますか,
責務といいますか,それがどういうふうな形で位置づけられることが
可能なのかどうかということは,市民の意見の中で形づくっていけたらと
思ってございます。


◯委員(井坂信彦) 
1点だけ。
住民参画について,もう権利を規制しないとおっしゃりながら,
結局最初から住民投票は枠の外という規制の中で話し合いを
進めていかれるのであれば,やはり何のための住民参画かなという気はいたしました。

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いさか議事録

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