100条委員会は0点
2006年12月22日
本日は12月議会の最終日。
ついに汚職事件調査のための100条委員会が廃止されてしまいました。
やれることを全てやって、なお分からないことが残るのは仕方ありません。
世の中には上手く行かないこともある。
しかし、やるべきことをやらない、証人を呼べば分かるのに呼ばない、
資料を提出させれば分かるのに提出を求めない、
やれることを意図的にやらずに、真相が分からないまま調査活動を終えてしまう。
こんな委員会は100点満点で言えば0点です。
自民党、公明党、そして民主党の荻阪委員長はじめ委員の皆さんは、
真相を解明しようという気が最初から無かったのではないか?とあらためて問いただしたい思いです。
以下、私の反対討論です。
異常な運営の続く委員会でした。
4月に出された請願・陳情に対して、各委員が賛否を表明する場が持たれたのは12月でした。
この間には、請願を受け取っておきながら長らく請願者の口頭陳述をさせず、
請願内容にかかわる出来事が過ぎ去ってもはや請願の意味が失われた段階になって
ようやく口頭陳述を許可するという、あってはならない出来事も起こりました。
夏以降は請願・陳情に対して当局を呼んでの質疑は一切行われず、
請願・陳情に対する具体的な審査がないまま採決することになりました。
そして、本会議の付託を受けた委員会であるにもかかわらず、
8ヶ月間で一度もこの本会議場における中間報告がされないまま、今日に至っています。
異常な委員会の極めつけは、先ほど行われた委員長報告の内容です。
およそ世の中で何かの調査を委託された委員会が報告をするとき、
調査の結果・結論を報告しないなどということは考えられません。
ところが政治倫理確立委員会の報告では、「あれ調べました」「これ調べました」という
活動の経緯だけが報告され、結論については一切触れられていません。
結論めいたことが書いてあるのは全て役所の独自調査である内部監察報告からの引用であり、
その役所の調査結果に対する委員会としての見解も一切明らかにされていないのです。
独自の結論もないまま、調査のために設置された委員会を終了するという感覚は、
もはや常人の理解の域を超えたものだと言えます。
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委員会を終了すると言いながら結論が報告できない理由は、
未だ白黒はっきりしない問題が数多く残されているからです。
本日はその中から大きく2点を取り上げたいと思います。
一つ目の問題は、事件が市役所ぐるみだったのかどうかという問題です。
当時の環境局幹部職員が、検察の取調べに対して、
「産廃要綱の改正は違法性のある不適切な政策変更だった」と
答えていたことが裁判で明らかになっています。
しかし、神戸市内部監察報告書は「村岡圧力とは関係なく、公益のための正しい政策変更を行った」と
表現の違いどころか正反対の報告をまとめています。
環境局職員が検察に嘘をついたのか?
環境局職員が神戸市内部監察のヒアリングに対して嘘をついたのか?
それとも、これが一番あってはならないことですが、
環境局職員は神戸市内部監察ヒアリングに対して真実を語ったのに、
内部監察報告書がまとめられる段階で事実の捏造が行われたのか?
市長は現在も、「産廃要綱の改正は市民のための正しい政策変更であり、
村岡圧力とはたまたま同じ方向性になっただけだ」と答えていますが、
環境局職員の検察に対する証言が真実であれば、
事件はむしろ市役所ぐるみで村岡被告の贈収賄を助けたという形が色濃くなってきます。
環境局職員は、神戸市の内部監察ヒアリングに対して何と答えたのか?
内部監察ヒアリング記録を提出させ、この職員を証人として呼べばすぐに白黒はっきりするこの問題も、
いまだ真相が分からないままです。
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二つ目の問題は、事件が自民党ぐるみだったのかどうかという問題です。
平野章三議員をはじめ取り調べを受けた3人の自民党議員は、
市民とマスコミに対しては「村岡被告の指示ではなく、自らの政治信念に従って議会発言を行った」と説明していました。
ところが先日来の裁判では、検察の取調べに対して平野章三議員が
「市民マスコミに対しては真実でないことを話していました、村岡被告の指示に従って議会で発言しました」
と答えていたことが明らかになっています。
平野章三議員は村岡被告の指示を受けて議会発言をしたのか?
それとも自らの信念のみに基いて議会発言をしたのか?
肝心の平野章三議員は裁判所へも出頭せず、
自民党からこの件についての説明が行われる見通しも全くありません。
検察の取調べのほうが真実であれば、事件は村岡被告の単独犯行ではなく、
組織の指示命令を伴う自民党ぐるみの様相を呈してきます。
平野章三議員を証人として呼べばすぐに白黒はっきりするこの問題も、
いまだ真相が分からないままです。
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この本会議場に事件の真相が明らかになってしまっては具合の悪い議員がいるのかどうか分かりませんが、
少なくとも政治倫理確立委員会に所属してくる議員ぐらいは
使命感を持って真相解明にあたるものだとばかり思っていました。
ところが委員会では100条権限を使って証人を呼ぼうと提起しても、
自民党・公明党・そして民主党の委員がそれに反対して証人を呼ばせない。
100条権限を使って神戸市当局に資料提出を求めようと提起しても、
自民党・公明党・そして民主党の委員がそれに反対して資料請求をさせない。
この委員会は4月28日にわざわざ臨時本会議を開催して設置され、
5月30日にわざわざ再び臨時本会議を開催して地方自治法100条に基く強力な調査権限が与えられました。
神戸市民の信託を受けた議員の全会一致で与えられた今回の100条調査権の持つ意味は重大で、
具体的な法的根拠も示さずに100条調査権の行使を妨げることはとうてい認められることではありません。
やれることを全てやって、なお分からないことが残るのは仕方ありません。
世の中には上手く行かないこともある。
しかし、やるべきことをやらない、証人を呼べば分かるのに呼ばない、
資料を提出させれば分かるのに提出を求めない、
やれることを意図的にやらずに、真相が分からないまま調査活動を終えてしまう。
こんな委員会は100点満点で言えば0点だ、
自民党、公明党、そして民主党の荻阪委員長はじめ委員の皆さんは、
真相を解明しようという気が最初から無かったのではないか?とあらためて問いただしたい思いです。
以上、政治倫理確立委員会の廃止に反対する討論とさせていただきます。
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