市長に対する本会議質問全文

2006年04月28日

http://nada-kobe.com/result/2006/04/post_3.html住民投票☆市民力を代表して今回の事件について質疑します。

「驚いた」これが4月5日に事件を知った矢田市長の第一声だとマスコミに報道されています。
私はこの「驚いた」という市長のコメントに“驚きました”。
なぜなら、いよいよ村岡議員が逮捕されるだろうという噂は、
およそ市政に携わる人間なら誰もが知っていた、当時もっともホットな話題だったからです。

市長も3月議会の最中まさにこの本会議場に来る度に、あちら右上にずらりと報道のカメラが並び、
そのレンズの先にひたすら村岡市議を追っていた様子を見ています。
4月5日に何を驚いたのか、私にはさっぱり分かりません。

その日市長は驚きながらも、出張先の東京から神戸空港に降り立ち、
道の途中にある市役所に寄ることもなく自宅に帰り、
その後1週間以上も記者会見を開きませんでした。
4月13日にやっと開かれた記者会見、
これは事件があってもなくても開かれる予定であった定例の記者会見でした。

この会見で市長は再び、驚くべき発言をします。
「すべての事象について、職員が不正をしている事実はない」と断言したのです。
職員は不正などしないと信じている、信じているから不正をしている事実はない、
ここまで来ると、もはや盲信としか言いようがありません。


正式な議事録はこちら→「村岡事件(前文)
               「村岡事件(産廃要綱改正)
               「村岡事件(意図の報告の有無)
               「村岡事件(審議会)
               「村岡事件(市長責任)
               「村岡事件(審議会の最終答申)

4月25日に村岡議員が起訴されると、市長は一転して謝罪をします。
「市に不正はありませんが、村岡議員の起こした事件については謝ります」と
まるで市長と村岡議員が一心同体であるかのような謝罪理由でした。
私はこの1ヶ月、神戸市役所の最高経営者である矢田市長の危機管理能力を、
まざまざと見せ付けられた気がいたします。

一方の議会も、この間の危機管理能力を問われています。
本日ようやく本会議が開かれて村岡議員に対する辞職勧告が決議されました。
しかし本日設置される神戸市会政治倫理確立委員会、
もし仮に、その委員として指名された議員が直後に逮捕されるようなことが起これば、
議会は一体どうやって信頼を回復するのか?
今後も議会から逮捕者が3人4人と出た場合、どうやって市民に信を問うのか?

私たち議員は、まさにこの議会内で事件が起こり、
その裏に私腹を肥やす邪悪な意図があったことを見過ごしてしまった事実を、
与野党問わず謝罪し反省しなければならないと思います。
その上に立って、議員の仕事の第一は役所をただすことにある。
犯罪の捜査は検察に任せて、事件当時役所がどのような意思決定・どのような行政行為をしていたのか、
ひとつひとつ質問をして参りたいと思います。

●なぜ産廃要綱の基準を明確化しようと思ったのか?

他の政令指定都市に一通り問い合わせたところ、
同意を必要とする隣接者との間の道幅をメートル単位で明記しているところは無く、
隣接者の同意を必要としない都市や、道を挟めば隣接者と見なさない都市も多くありました。

産廃要綱の基準を明確化すること自体が政令指定都市の中でも突出した行為であり、
しかも28m以上の幅の道路を挟まないと隣接者とみなすというのは
異常に厳しすぎる基準だとも他都市の担当者に言われました。

いつもは「他都市の動向を見ながら検討します」と横並び・後追いの神戸市が、
なぜ他都市に先駆けて産廃要綱の隣接者の定義を数値で明記しようとしたのか?


●誰がどこまで知っていたのか?

背後にお金のやり取りがあるかどうかは分からなかったにしろ、2002年秋の段階で
「村岡容疑者が六甲アイランドに進出する大阪の産廃業者を阻止しようとしている」
という事実に担当者は勘付いて、上司に報告していたはずです。

勘付くどころか、村岡議員は単に「同意を必要とする隣接者の範囲を広げろ」と言ったのではなく、
「六甲アイランドに進出予定の業者を阻止するために」と担当者に対しては
目的も明らかにしていたという話しも聞きます。

村岡容疑者がそのような強い意向を持っていることを、
当時の課長・部長・局長・助役・そして市長、どこまでが知っていたのか?
村岡議員が要綱改正を政策的意見として求めてきたという報告は誰まで上がっていたのか?
村岡議員が業者の進出を阻止したいという裏の目的を持っているという報告は誰まで上がっていたのか?


●審議会の議論のたたき台は、誰が作成したのか?

環境保全審議会およびその専門部会では、
議論のたたき台となる原案を事務局である神戸市環境局が事前に作成しているのか?

2002年9月2日の審議会に出された答申原案では、
「4車線の道路を挟んでいれば隣接者と見なさない」と
村岡議員の意向に反する定義が書かれていました。
ところが10月25日の審議会に出された最終答申では、
村岡議員の意向に沿うような表現に大きく修正されていたのです。

この間に開かれた専門部会で、答申原案から最終答申への具体的な文言修正が行われたわけですが、
その専門部会のたたき台も神戸市環境局が作成したのか?
同意の必要な隣接者の定義・範囲は、たたき台にどのように表記されていたのか?
それがその日の専門部会でどのような議論を経て、
村岡議員の意向に沿うような「4車線道路を挟んでも隣接者と見なし同意が必要」という結論となったのか?

また、審議会の答申案が大幅修正されることは神戸市では珍しいことだが、
9月2日にもめたことと併せて市長や助役に報告はなかったのか?


●市長はなぜ特定の業者に不利益を与える産廃要綱改正をしたのか?

2002年11月の環境保全審議会最終答申には
「同意取得の範囲の変更に伴う事業スケジュールの遅延などによる不利益を被らぬよう
所要の経過措置を置く必要がある。」と明記されていますが、
神戸市は翌月に産廃要綱を改正し、しかも充分な経過措置をとりませんでした。
2001年から大阪の産廃業者が進出を計画していることを知りながら申出書を受け取らず、
「申出書を出していれば経過措置をとる」と要綱の付則に追記したのです。

市長は再三「審議会に諮って答申に基いて要綱を改正したのだから手続きは適正だった」
と答弁しているが、なぜ答申のこの部分だけを無視して特定の業者の不利益を放置したのか?


●地元住民の反対署名を集めたのも村岡議員ではないか?

市長が再三答弁している「市民の反対署名」だが、
実は村岡たつお議員が地元自治会に頼んで集め始めた、騙された、という声を地元住民から聞いています。
市長ならびに環境局は署名の背後に村岡議員がいることを知っていたか?


●最後に、市長には責任があるのか、無いのか?

遺憾だとか残念だとか、今後このような事が無いようにという話しではなく、
市長に責任がある、ない、端的に答弁を求めます。


●再質問●

神戸市が産廃要綱の基準をなぜか明確化することを決断し、
神戸市が産廃要綱の改定を一般廃棄物処理施設の議論にからめて環境保全審議会に諮ることを決定し、
神戸市が環境保全審議会の事務局として委員に配る資料を用意し、
神戸市が答申の原案を事務局としてまとめ、あるいは専門部会のたたき台を事務局として用意し、環境保全審議会の議論の流れを実質的にコントロールし、
神戸市が環境保全審議会の最終答申から何を実施して何を実施しないかをひとつひとつ決定し、
神戸市が「4車線を基本とする一定の幅以下の道路」という最終答申を
具体的な28mという数字に置き換えて産廃要綱を改正し、
神戸市がそれによって具体的に事業がストップする業者があるのを知っていながら
「特定の業者が不利益をこうむることにならないよう所要の経過措置をおく必要がある」
という最終答申を無視して翌月には充分な経過措置をとらずに産廃要綱を改正したのです。

すべて神戸市がやったことです。
これらの行為の意思決定者・実行者として、市長には責任があるのではないか?


●大阪の産廃業者に対して充分な経過措置をとらないと決定したのは誰か?
市長は、助役は、環境局長は最終答申との食い違いを当時知っていたのか?


●2002年12月の要綱改正以前に、大阪の業者の進出予定地と、
進出に反対していた隣接する自動車会社の間の4車線道路の幅を市職員が測ったことはあるか?


●要綱改正の道路幅28mは、最終答申を受けてすぐにその値に決まったのか?
それとも紆余曲折を経て、何回か値が変わりながら最終的に28mになったのか?
その間、「28mで良いですか?」というような形で市職員が村岡議員のところに足を運んだことがあったか?

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コメント

  1. 通りすがりの灘区民
    2006年04月29日 10:57

    お疲れ様でした。

    ホント、正直に一生懸命、当たり前の事をやっている人が認められる。
    そんな世の中にならないとダメですよね。
    人脈・金脈も大事だとは思います。
    しかし、世の中お金だけじゃない(でも、お金がないと何もできませんが・・・)。そんな世の中になって欲しいです。
    でも、それって、精神論の問題やから、難しいかな?
    とにかく、お疲れ様でした。
    今からが大変だとは思いまが、陰ながら応援しています!

  2. いさか
    2006年05月02日 02:59

    通りすがりの灘区民さん、コメントありがとうございます。

    お金儲けしたいのなら、議員や公務員にならずにビジネスマンになったら良いんです。
    そして堂々と特定のお客様にサービスを提供し、
    堂々とその対価としてお金をいただけば良いんです。

    公共の世界には、もっとお金に執着しない人が入って来てほしいと思います。






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