「地元優先」という名の無競争入札

2006年03月09日

本日の建設局予算委員会では、下記の3項目について質問しました。

1、下水道ライニング工事をできる業者は市内に少なく、充分な競争入札が行われていないのでは?
2、山麓バイパスを有料のままにすると、道路補修費よりも料金徴収費の方が高くなるのでは?
3、公園でフリーマーケットが開催できるよう、利用規制を緩和できないか?

最近の下水道工事は古い管を取り替えるのではなく、管の内側をプラスチック樹脂で固めて補強する
「ライニング」という特殊な工法が主流です。
この工事ができる業者が市内に11社しか存在しないにもかかわらず、神戸市は地元優先で発注し、
結果として、今年度行われた23件の工事の落札価格は、すべて役所の計算した予定価格の95%を上回り、
健全な競争どころか談合が疑われる高値落札が続いています。

以下、本日の議論についての簡単なメモです。


正式な議事録はこちら→1、「ライニング工事
               2、「山麓バイパス
               3、「公園利用の規制緩和

060309建設局予算質問


1、下水道ライニング工事のチェック体制について

井坂:神戸市のライニング工事を受注している企業は、本当に自社でライニング工事を行っているか?

役所:工事実績があり、ライニング工法協会に所属していれば、ライニングができる業者と見なしている
    現場には元請会社の専門技術者の常駐が義務付けられており、丸投げではない

井坂:丸投げしても工事実績はつくれるし、工法協会に所属するだけなら難しくない
    実際にプラスチック樹脂などの特殊材料を購入して、特殊機械で工事をしているのか
    建設局として実態のチェックが必要ではないか?

役所:ライニングだけでなく、多様な業務がある中で、どれを下請けに割り振るかは元請に任せている

井坂:神戸市のライニング工事の落札率はすべて97~98%となっている
    他都市ではライニングのような特殊工事に限って地元優先発注という縛りを外して、
    市外業者の参入を認めて競争性を高めた結果、最低価格近辺での落札が相次いでいるが?

役所:神戸市内にはライニング業務をできる元請業者が十数社あり、適正な入札競争が行われている


2、山麓バイパスの今後について

井坂:山麓バイパスは5年後に建設費の返済が終わっても、引き続き有料道路とすると聞いている
    しかし、年間の維持補修費5億円に対して、料金徴収員の人件費が6億円、
    役員報酬などを含む総務費が3億円かかると試算したのだが、どうか?

役所:維持補修費5億円のほかに、トンネルの換気設備の取替えが3億円かかる
    料金徴収費については、ETCの利用や料金所の集約で3億円までコストダウンをしてゆく

井坂:料金徴収員や役員のための有料化継続とならないようにしてほしい


3、公園利用の規制緩和について

井坂:家庭の不用品を持ち寄ってリサイクル販売するフリーマーケットが人気
    神戸市内でも駅前広場などでは開催されているが、公園では法令を理由に開催できていない
    都市公園法や都市公園条例のどこに、フリーマーケットを禁止する条項があるのか?

役所:法律と条例には「公園管理者である市長の許可が必要」とだけ定められている
    原則的に出店行為を認めていないが、地域活動やリサイクル目的であれば許可するケースもある

井坂:東京では公園でのフリーマーケットが事実上解禁されているかのように、頻繁に開催されている
    神戸市もそろそろ許可の判断を緩めてはどうか?

役所:リサイクル目的で地域団体がかかわっていれば、どんどん許可してゆきたい

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