2006年02月

志低き、神戸市のゴミ減量目標

2006年02月28日

福祉環境委員会にて、このたび改定された神戸市一般廃棄物処理基本計画について質疑。
神戸市は今後10年間でゴミ発生量を10%減らし、リサイクル率を13%から27%へ14%アップさせ、
ゴミ処理量は25%減らすという目標を立てています。
「25%減らす」と聞けば、ずいぶん頑張っているような気がしますが、ここに数字のトリックがあります。

今回の計画の基準年は、ゴミ6分別を始める前の平成15年度です。
平成16年11月から始まったゴミ6分別収集のおかげで、平成17年度末現在のゴミ処理量は、
すでに基準年(平成15年度)に比べて10%減っているのです。
「ゴミ処理量を25%減らします」と目標計画を発表したときには、既に10%減っているのです。
「ゴミ発生量を10%減らします」と目標計画を発表したときには、既に6%減っているのです。
「リサイクル率を14%アップします」と目標計画を発表したときには、既に4%増えているのです。
・・・フライングし過ぎです。

ゴミ6分別を導入した神戸市環境局の努力、そして大幅なゴミ削減という結果は高く評価しています。
わずか2年でゴミ発生量を6%減らし、リサイクル率を4%上げ、ゴミ処理量を10%減らした神戸市環境局が、
あと10年かけてゴミ発生量を4%減らし、リサイクル率を10%上げ、ゴミ処理量を15%減らすだけという、
目標計画の志の低さが残念でなりません。

名古屋市は市民ひとり1日あたりのゴミ処理量が850g、それに対して神戸市は1300gです。
その名古屋市が、5年間でリサイクル率をさらに8%上げ、処理量をさらに10%減らすと計画しています。
神戸市は10年かけて缶・ビン・ペットボトルのリサイクル率を70%、古紙回収率を55%に上げる計画ですが、
名古屋市は現在すでに缶・ビン・ペットボトルのリサイクル率90%、古紙回収率も70%だそうです。
神戸市環境局には、もっと短期間にもっと高い目標を達成する能力があるはずです。


正式な議事録はこちら→「ゴミの減量
               


神戸市ホームページ「一般廃棄物処理基本計画の改定について」
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/24/ippaikeikaku/index.html

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ユニバーサル・デザインの問題点

2006年02月27日

市民福祉調査委員会にて、市民福祉総合計画の基本理念について意見交換をしました。
私が気になったのは、「ユニバーサル・デザイン」「ソーシャル・インクルージョン」といった
あまりにも“全てを含みすぎる”用語が使われていることです。

ユニバーサル・デザインとは、障害の有無、年齢、性別、国籍、人種等にかかわらず、
“全ての人々”が移動・使用できるように街や製品をデザインすることです。
ソーシャル・インクルージョンとは、貧困者や失業者、ホームレスや外国人など、
特定の人を社会から排除することなく、“全ての人々”が安心して暮らせる社会をつくることです。
どちらの用語も“全て”を含んでいるため漏れがなく、「ごもっとも」としか言いようがありません。

ユニバーサル・デザインを実行しようと思えば、目の不自由な人に対してはどうするか、
車椅子の人に対してはどうするか、外国人に対してはどうするか、個別に政策を実行しなければなりません。
全ての人々に対して超・総花的にあらゆる政策を実行しなくてはいけないはずなのに、
「ユニバーサル・デザイン」と掲げた瞬間に、なぜか全てが出来ているような気になってしまう。

あらゆる食材の入った完璧な幕の内弁当でなければならないはずなのに、
それがドロドロに混ざったシチューになった瞬間に、食材が2つ3つ欠けていても気にならなくなる。
そのうち「シチューなら何でもいい」みたいになってくる・・・例えが分かりにくいですかね。

個別の課題を漏れなくリストアップして、ひとつひとつ解決してゆかなければならないという事実を
忘れさせる麻薬的な便利さを感じるのですよ、これら“全てを含みすぎる”用語には。

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国民投票法と衆愚政治

2006年02月26日

kokumintouhyou国民投票法を考えるパネルディスカッションを傍聴してきました。
自民・民主・公明・共産・社民の論客が集まり、
国民投票法の必要性から具体的な内容まで、
思った以上に公平な運営のディスカッションでした。

共産党と社民党は、未だに「憲法9条改正につながる国民投票法には反対」
という立場なのですが、これは「国民は愚かだ」という価値観の裏返しです。
憲法9条を変えるか否かは国民が決めるべきことであり、
共産党と社民党は、国民投票の土俵の上にまず乗ってから、
「憲法9条を変えるべきではない理由」を国民に向かって説得すれば良い。

国民投票や住民投票を「極端な(間違った)結論を導く恐れがある」と否定する政治家は、
自分こそが「衆愚のたまもの」であることを思い出したら良いと思うよ。
政治家はみな国民・住民の直接投票によって選ばれているのですから。

以下、本日のメモです。

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予算議会が始まりました

2006年02月24日

いよいよ本日から予算議会が始まりました。

2月24日(金)10時~ 本会議(議案の説明と質疑、補正予算)
  27日(月)10時~ 委員会(総務財政・建設水道・都市消防委員会)
  28日(火)10時~ 委員会(福祉環境・文教経済・港湾交通委員会)
3月 2日(木)10時~ 本会議(予算の質疑 自民・民主・公明)
   3日(金)10時~ 本会議(予算の質疑 共産・新政会・市民力・新社会)
   6日(月)10時~ 予算特別委員会(行財政局と環境局)
   7日(火)10時~     〃     (企画庁政局と都市計画総局)
   8日(水)10時~     〃     (保健福祉局と交通局)
   9日(木)10時~     〃     (教育委員会と建設局)
  10日(金)10時~     〃     (外国語大学・市民参画推進局とみなと総局)
  13日(月)10時~     〃     (水道局と産業振興局)
  14日(火)10時~     〃     (危機管理室・生活文化観光局と消防局)
  16日(木)10時~ 予算総括質疑 (委員会の議論を踏まえて市長に対する質疑)
  22日(水)10時~ 本会議(追加議案や補正予算の説明と質疑)
  23日または24日?委員会(総務財政・福祉環境・文教経済・建設水道・港湾交通・都市消防委員会)
  27日(月)?    空港・新産業特別委員会(神戸空港と医療産業都市について審議)
  29日(水)10時~ 本会議(予算の議決、議案外質問)

私は今回、下記4局で質問を予定しています。
環境局(6日10時半頃~)、保健福祉局(8日16時頃~)、建設局(9日15時頃~)、水道局(13日14時頃~)。
傍聴は市役所25階で受付、事前の予約なしで何時からでも入れますので、お気軽にお越しください。

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有教無類

2006年02月20日

月に一度の論語勉強会。

子曰、有教無類。(子曰わく、教えありて類なし)
人は教育・学習によって差がつくのであって、始めから種類が違うわけではない。

歴代宰相の指南役・安岡正篤翁は「エビのように死ぬまで脱皮し続けろ」とおっしゃったそうです。
合気道の創設者・植芝盛平翁は「私は死ぬ直前に最も強くなっている」とおっしゃったそうです。
「安住」が限界をつくります。
ときに「謙虚」すら、形を変えた「安住」であることに気付かねばなりません。

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多様な人が地域に関われる仕掛け

2006年02月18日

兵庫県が主催する地域ビジョンづくり「夢会議」に参加。
多様な人が地域に関われる仕掛けづくりについてアイディアを出し合いました。
私が発言したのは下記4点です。

1、子ども祭りや秋祭りに大学生を誘う

   毎年地元の子ども祭りや秋祭りに、大学生を何人か連れて行くが、
   祭りも盛り上がるし、大学生にとっても良い経験となるようだ。
   いつ・どこで祭りがあって、大学生が参加しても良い祭りなのかどうか、
   情報があるだけで、大学生を地域活動に巻き込むきっかけが作れるのではないか?

2、マンション住民向けのセミナーを行う

   神戸市民の6割がマンション住民と言われ、地域とのつながりの薄さが指摘されている。
   しかしマンション住民には特有の関心ごとがあり、
   マンションの維持管理・光ファイバー導入・資産保全・耐震改修などのテーマで
   セミナーを地域が開催することによって、マンション住民とのつながりが出来るのではないか?

3、ライオンズクラブを積極的に誘う

   私が加入しているラインズクラブは、常に新しい奉仕活動のテーマを探している状態である。
   これらを地域活動に積極的に誘うことで、主に資金面が助かるのではないか?

4、公園で気軽にフリーマーケットが開催できるように条件を整備する

   地域住民が不用品を持ち寄って販売しあうフリーマーケットは、若者や子育て世代にも人気がある。
   チャリティーバザーと異なり、売り上げ金が個人収入になってしまうということで
   公園使用が法的に難しい現状を改め、開催を促してはどうか?

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神戸空港開港によせて

2006年02月16日

本日、神戸空港が開港されました。
しかし現段階で私の空港に対する賛否を問われれば、「反対」と答えるしかありません。

空港島埋立地の売却が進まず、市税を投入しなければ借金が返せないのではないかという心配。
関空ルートの真下、強い西風と六甲おろしの中を180度Uターンしながら低空飛行をする際の危険性。
意図的とも思える数字操作で過大に見積もられた乗客数の予測値。
空港島の埋め立てによって海流が変わり、神戸市東部沖の水質が明らかに悪化している事実。
「防災拠点」なのに地震活断層の真上にあるという、笑えない立地条件。 神戸市による活断層調査結果

これらの問題がろくに解決されていないのに、単に「できたから賛成」というわけにはいかないのです。

私は議場での賛否を決めるときに、次のような考え方をします。
「もし仮に、この議案・事業・政策に対する賛成反対の議員が同数で、
 自分の投じる1票がこの議案・事業・政策の成否を決するとしたらどうするか?」
神戸市営空港事業に対する私の1票は、明確に「NO!」です。

「今さら反対して、どうなるねん!」という声には、こう問い返します。
「私が理由もなく賛成に回って、何か問題が解決されるのですか?」

推進派の議員だけでなく、神戸空港に反対しながら開港を迎えてしまった私にも責任はあります。
ですから今後は、少しでも市民の財政負担が軽くなるように、安全性が高まるように、
立場は反対であっても、改善策を提案してゆく義務があると思っています。
しかし、ダメな事業を後から改善しようとしても、そう簡単に問題が解決できるわけではないことは、
例えば未だに建設費回収の見込みが全く立たない地下鉄海岸線を見れば明らかです。

神戸空港事業は、空港を造る事業ではなく、海上に島を造る事業です。
事業費3140億円のうち、実に8割にあたる2420億円が埋め立てのための費用です。
3140億円を突っ込んで土地を造り、それがいくらで売れるかという、ギャンブル要素の強い事業です。
ギャンブルは自腹を切ってやれと言いたい。
子どもや孫の金でギャンブルをするなと言いたい。

今いる議員と市役所幹部は、たとえ土地が売れなくても、
充分な年金やオイシイ天下りで悠々と余生を送れます。
広大な空き地と借金だけが、何も知らない次世代に回されるのです。
このような無責任体制と闘い、市民・次世代へのツケを少しでも減らすのが、私の使命です。

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走り出した神戸のベロタクシー

2006年02月15日

春休みにインターンとして来てくれている学生が「ベロタクシーに興味があるのですが」と言って来ました。
ベロタクシーとは、ドイツ生まれの高性能人力車で、とても環境に良い交通機関です。
たまたま神戸ベロタクシーの社長と知り合いだったため、さっそくインターン生と2人で門を叩きました。

社長は26歳の男前、連日の激務にもかかわらず、熱っぽく構想を語って下さいましたが、
残念なのは、ベロタクシーの車体広告に地元神戸の企業が一社も無いことです。
港町・旧居留地によく似合うお洒落なベロタクシーは、注目度・好感度ともに抜群。
神戸の会社さんで、ぜひ一度検討してやろう!という方、まずは下記ホームページをご覧下さい。

ベロタクシー神戸 http://www.1-pac.com/index.html

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三位一体改革で縮む地方財政

2006年02月13日

県内の無党派議員が集まって、国の三位一体改革が地方の来年度予算に与える影響について勉強会。
三位一体改革とは、国が税金を集めるのを減らして地方が直接集める税金を増やし(税源移譲)、
国が使い道を限定して地方に渡す補助金を減らして(補助金削減)、
税収の多い都市と税収の少ない農村の格差を埋めるために国が配っている交付税の分配ルールを変える(交付税改革)
・・・の3つの改革を同時にやろうというものです。

しかし国の本当の目的は、とにかく地方に支払う補助金や交付税を減らすことです。
実際この3年間で3兆円の税源移譲が行われたのに対して、
補助金は4.7兆円、交付税は5.1兆円もカットされました。

「あなたの街の規模なら、これぐらいのお金が要るでしょう」と国が勝手に決める“基準財政需要額”と
その自治体の税収を比べて足りない分を国が支払うのが交付税ですが、
「最近はリストラも進んでいるから、以前ほどお金は要らないでしょう」と
国は勝手に“基準財政需要額”を減らし始めています。

昔は、例えばある自治体が国の半額補助金をもらって事業をする時に、
「残り半額は借金でまかなえば、国が将来交付税に上乗せして穴埋めしてあげますよ」という
“交付税による後年度の裏負担”という口約束がありました。
しかし、交付税の総額がなんだかんだ言って削られている今、
半額借金をしてまで国の補助事業に乗った自治体は、厳しい財政運営を迫られることになります。

以下、本日のメモです。

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カゴメの食育

2006年02月11日

カゴメ株式会社の食育担当者にお話を伺う機会がありました。
2002年冬にイオンスーパーの食育運動を知り、さっそく議会で提案して以来3年。
「食育」という言葉はあっという間に役所の流行り言葉になってしまいました。

しかし本日の話しを伺って思ったのは、
「流行りだからやっておくか・・・」という役所と、社運を賭けている民間企業とでは、
食育を語る気迫が違うなあ、ということです。
カゴメの人がやたらとトマトジュースの効能を説くのは割り引いて聴くにしても。

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市民グループ「見張り番」の松浦米子さん

2006年02月10日

大阪市の職員厚遇問題より以前から、いろいろな所で名前を見かけていた
市民グループ「見張り番」の松浦米子さんと、初めてお会いしました。

役所の不正をコツコツ暴くオンブズマン的活動が高く評価されていますが、
“市民主導の改革”を志す松浦さんが、役所のマイナス点を指摘する活動だけでなく
大阪市のプラス点を創り出す活動まで範囲を広げられたら、
市民パワーが街をつくる素晴らしい大阪市になるような気がします。

以下、本日のメモです。

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