進化するワケルくん 仙台のゴミ減量政策
2005年08月22日
公務出張で仙台市のゴミ減量政策についてヒアリング。
学生や単身赴任のサラリーマンをターゲットに
写真の「ワケルくん」というキャラクターでキャンペーンを行い、
プラスチック容器包装の分別回収に成功した次は、
家庭ゴミの大半を占める紙類と生ゴミのリサイクルに取り組んでいます。
ひとつひとつの政策に明確な目的があり、
毎年ポイントを絞って戦略的に実施していると感じました。
以下、私のメモです。
050822仙台市のゴミ減量政策
平成11年から「100万人のゴミ減量大作戦」を展開してきた
プラスチック容器の分別収集を始め、大規模な分別キャンペーンを実施
平成17年3月に、一般廃棄物処理基本計画の中間見直し
平成22年度には市民1人1日あたりのゴミ排出量を平成10年度の1277gから1107gまで13%削減
同じくリサイクル率は16.9%から30%以上まで向上させる数値目標を設定
今後は分別とリサイクルだけでなく、ゴミの発生抑制が重要になってくる
仙台市のゴミ分別には「不燃ゴミ」が無く「家庭ゴミ」として一緒に出されている
プラスチックを分別しているため、不燃ゴミは家庭ゴミの1.5%しか混じっていない
家庭ゴミの43%は紙類、36%は生ゴミ、プラスチックも11.8%残っている
事業系可燃ゴミでも50%は紙類、25%は生ゴミ、17%がプラスチックとなっている
紙と生ゴミのリサイクルを進め、事業所でも分別を徹底することが必要
生ゴミの回収は昭和15年からの歴史があり、養豚飼料として活用していた
平成16年から40世帯でモデル的に「地域循環型リサイクルシステム」を開始
生ゴミを処理機で堆肥化し、それで作った野菜を地域で食べる
その他、市内44万世帯のうち3万世帯には既に生ゴミコンポストの助成金を出している
平成17年度からはダンボールの簡易堆肥化容器を500世帯でテストしている
紙類は昭和48年から行っている集団資源回収に3円/kgの奨励金を出して年間35,000トンを回収
公共施設34箇所、商業施設10箇所、紙類回収ステーション37箇所など計91箇所で拠点回収
事業系ゴミの紙類は焼却場の入り口で受け入れ拒否し、隣の回収庫で無料引取り
事業系の紙類を焼却場に持ち込めば10円/kgの処理料を取られる
平成17年度のキャンペーンテーマは「職場でもきちんと分けてますか?」
質疑応答
Q:プラスチック容器包装の回収とリサイクルは上手くいっているか?
A:年間14,000トンを回収し、回収率44%、異物混入率はわずか5%
名古屋や札幌の異物混入率は20%と聞いていたから、上手くいっていると思う
一方で家庭ゴミには25,000トンのプラスチックが混じっており、さらなる分別が必要
収集・選別・再商品化には7万円/トンもかかっているが、環境のためには仕方ない
Q:ゴミ収集事業の民営化は進んでいるのか?
A:平成11年から7年かけて家庭ゴミ収集を完全民営化し、年間14億円のコスト削減に成功
環境局には収集・処理部門に208名、施設部門に201名の正規職員がいる
カテゴリー:
テーマ:
関連記事 :
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://nada-kobe.com/mt/mt-tb.cgi/683