サントリーの環境保全事業
2005年08月23日
委員会の視察には珍しく、民間企業の環境保全事業についてサントリーにヒアリング。
世のため人のため環境問題に取り組んでいる役所よりも、
社運を賭けて、コスト削減も兼ねて環境問題に取り組んでいる民間企業のほうが、
スピーディーに結果を出せているのかも知れません。
以下、私のメモです。
050823サントリーの環境事業
食品事業7千億円、酒事業5千億円など、グループ売り上げ1兆3千億円
企業理念は「人と自然と響きあう」、水や麦などの原料は自然そのもの
創業者・鳥井信治郎は利益を顧客サービス・事業拡大・社会還元に三等分して使っていた
1973年に始めた愛鳥キャンペーン「今日、鳥に起こっている問題は、明日、人間に起こる」
サントリーにおってCSRは新しい考え方ではなく、創業以来の企業姿勢そのもの
商品開発・生産環境・ロジスティクス・エコオフィス・環境コミュニケーションなどの環境保全部会
原料・エネルギー・容器包装を加工して製品を造る過程の環境負荷を下げる
キャッチコピーは「ボトルの中に環境活動がつまっている」
山梨のワイン農園では病気に弱いバラを一緒に植えて、バラが病変した地区だけ農薬を使う
烏龍茶葉も中国における品質管理は非常に難しいが、間もなくトレーサビリティーが確立する予定
熊本阿蘇には天然水の森をつくって水源を守っている
保有する工場敷地面積の半分にあたる290万平米は緑化してバードサンクチュアリに
スチールもペットボトルもガラス瓶も昔より薄くして軽量化
缶と離れて散乱するプルトップから現行のステイオンタブに変えたのもサントリーが初
再利用しにくい色付きカレット(ガラス片)を90%以上使用した「エコボトル」
ペットボトルのラベルにミシン目をつけて剥がしやすくした
ペットはこの3年間で1万5千トンの削減ができた
ペットは透明化することでリサイクルしやすくなり、昨年から飲料ペットに再生できるようになった
70年使ったウィスキーの樽をリサイクルした家具「樽ものがたり」
2000年には副産物・廃棄物の再資源化率100%を達成
食品廃棄物を堆肥にして育てた高原野菜を、系列レストラン「ダイナック」で提供する
配送者の帰路に他社の荷物を積む「統合配車システム」と組んで効率化
社屋も窓ガラスは3層断熱、夜間電力で朝の窓際を暖め、空調は部屋ごとにサーモスタット調整
照明は人感センサーで自動消灯、部屋ごとの照度調整と中央管理の併用
建材にはウィスキー樽の木材やガラスカレットのタイルを多用
社内のゴミは10種類の分別収集
従来のビルに比べて25%の省エネ効果、レベル2の認定を受ける
環境投資は3年以内に回収できる
環境選任の職員はは13名だけ、環境部会メンバーを入れても100名程度しかいない
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