オニババ化する女たち
2005年06月19日
オニババ化する女たち 三砂ちづる 著、光文社新書、2004年
保健衛生の研究をしている弟の師匠が書いた、賛否両論ある問題作。
世界各国で出産と女性の体の問題に携わってきた著者が
“勘”で書いた「本当はこうした方が楽なんじゃないの?」という提案。
「結婚と出産が女性のすべて」と読んでしまえば暴論そのものですが、
「女性はもっと自分の身体にある自然の力に目を向けるべき。
その力を実感できるひとつのチャンスが出産体験」と読めば、
「声に出して読みたい日本語」や「バカの壁」と同じ“身体感覚”の話。
私は一人目の出産に立ち会ったとき、妻の壮絶な姿に神々しさすら感じましたが、
二人目の出産がわずか10分で終わり、妻がけろりと「もう産まれたの?」と言ったとき、
女性の底力というか、恐ろしさというか、「一生かなわないな・・・」と思ったものです。
そんな私にはすんなりと読めたこの本も、「反フェミニズム」「非科学的」と叩かれている様子。
「性交渉がないとオニババ化する」などは明らかに書きすぎですが、
「子どもは矢であり、親にはその弓を引く幸せがある」などの名言もあり。
著者の“勘”に統計的な裏づけをするのが、我が弟の研究課題だそうです。
本屋で2~3ページ見て、腹が立たなかった方にのみオススメいたします。
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