議場で誰の心を動かすか
2005年06月20日
日弁連、「裁判員の心を動かす」研修会 - NIKKEI NET
法律の専門家ではない一般市民の裁判員に法廷で効果的に訴える力をつけようと、日本弁護士連合会は20日、都内で研修会「裁判員の心を動かす。」を開いた。 (中略)議員になって2年目ぐらいに悩んだことがあります。
現在の裁判は書面での主張が中心だが、裁判員制度の導入後は「弁舌で裁判員を説得する力」が不可欠になると日弁連が企画。殺人未遂事件で無罪主張をする冒頭陳述や弁論を、まず弁護士同士で評価し、“優秀作品”を披露した。
それは、「自分はいったい、議場で誰に向かって演説すれば良いのだろう?」ということです。
議会では賛否を決める採決の直前に「討論」という時間が設けられています。
その議案に賛成する議員の代表が、賛成の理由を「賛成討論」として述べ、
反対の議員も何人か出てきて反対理由を「反対討論」として多角的に述べます。
賛否それぞれの意見を聞いたあとで、全議員がその議案に対しての賛否を多数決するのです。
(まさに裁判員制度と同じような仕組みです)
ところが、現実には本会議の前日に各党の賛否は提出されており、それに従って本会議が準備されます。
ですから、本会議当日に討論をしても、それで議員の賛否が変わることは基本的に「ありえない」のです。
討論を聞いて心を動かし、行動を変えてくれる対象が、最初からいないのです。
悩んだ末に私はいま、よほどの事がない限り「討論」はしないことにしています。
その代わり、市長や局長への質問・提案は以前より明確にターゲットを絞って行うようになりました。
市長や局長ではなく、その後ろにいる課長・係長といった現場を動かしている職員に届くように。
野党の議員に同調してもらうのではなく、与党の議員に「一理あるな」と頷いてもらえるように。
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