松下政経塾塾頭の上甲晃さん
2005年05月29日
松下電器の創業者・松下幸之助さんが設立した松下政経塾。
その塾頭を14年間務めた上甲晃さんは、他の誰よりも松下幸之助の志を
直接受け継いでいる一人と言えるでしょう。
環境の変化や降りかかる災難を受け入れて、前向きに捉えること。
他人を変えるのではなく、まず自分から変わってゆくこと。
「成功者」と呼ばれる多くの人物がたどりつく結論は、上記の2点に集約されます。
以下、私のメモです。
050529上甲晃さん
松下政経塾の塾頭を14年間務め、松下幸之助から数々の言葉をいただいた
「人を育てたかったら24時間一緒にいる覚悟を持て」と言われ、10年間住み込み勤務
「“良い会社に入ったな”と思い続けられれば重役になれる」
自分の選んだ道、自分の縁を前向きに受け止められるかどうかが大切
松下電器の最終面接で「入社したらアフリカに行ってくれるか?」と聞かれた
入社式で同期全員がアフリカ行きを覚悟していたが、実は面接で全員が同じ覚悟を問われていた
「好きな仕事をしたい」というのは単なるわがままではないか
「仕事は手段であり、目的は人を喜ばせること」という志を持てば、どんな仕事も好きになる
好きな人と結婚するよりも、結婚した人を好きになる努力が大切なのと同じ
天職も最愛の人も、見つけるものではなく自分で創り上げてゆくもの
「嘆いても嘆いてもどうにもならんことは、嘆いてはならん、受け入れろ」
梅や桜はどんな急斜面に生えても立派な花を咲かせる
松下幸之助は自分に与えられた全てを活かすことのできる「人生の達人」
どんな不幸が襲ってきても、「何とかこれを人生に活かせないか?」と考えている
「僕が長生きできたのは、体が弱かったからやろな」と、病気がちの体質も前向きに捉えた
「経営者として成功できたのは、学歴がなかった・体が弱かった・家が貧しかったお陰」
9歳で奉公に出て、初めてもらった給料は五銭玉一枚だった
家が貧しかったために「こんなに沢山もらえるなら、明日からもっと頑張ろう」と思った
病気がちで満足に務められなかったため「会社をやめる決心がついた」
松下幸之助は常人の2倍大きな耳を持ち、新入社員の話でも最後まで聞き届けた
「話し方」のテクニックを教えることができるが、「聞き方」は心の素直さ・謙虚さ
「日本一サービスの良い旅館」と呼ばれる和倉温泉の加賀屋
お客様のオーダーに、その場で“出来ません”とは決して言わず聞き届ける
「僕は学歴が無かったため、あらゆる話を興味深く聞くことができた」
「この世には目に見えない力が働いていて、人生はすべて上手くいくように出来ている」
小児麻痺の社長は、それが理由で他人に任せる経営ができるようになった
特徴も欠点もすべて天から与えられた個性であり、それを活かせばよい
「鳴かぬなら、それもまたよし、ほととぎす」
人生に遠回りや無駄な時間はひとつもないと考えたい
「お金は失っても取り戻せるが、信用は失ったら二度と取り戻せない」
約束を守る、言行を一致させる、他人の目ではなく「天が見ている」と思うこと
魚沼産コシヒカリは収穫量の10倍が市場に出回っており、混ぜるのが常識になっている
高邁なる精神を持った日本人を育てたくて、志ネットワークと青年塾を立ち上げた
しかし今もっとも心配なのは高齢者
貧乏を知らない、戦争を知らない、神や仏を知らない高齢者が増えてきている
これまでの高齢者とこれからの高齢者は、受けた教育が180度異なる
戦後アメリカは日本人を骨抜きにし、日本を経済発展だけの市場とした
われわれは50年、100年後の世代に何を残せるだろうか
老人会が温泉やゲートボールではなく社会貢献をする時代になってほしい
他人は自分の思い通りにはならず、変えられるのは自分しかいない
自分に降りかかる運命のすべての原因は自分にあり、だからこそ変えられる
水俣病の語り部・杉本栄子さんの父親も、最期の言葉は「自分を変えるしかない」
マザーテレサは行き倒れた人を「死を待つ人の家」に連れてきて人間らしく扱った
「きりがないので政治を変えてはどうか?」と提案する人がいたが、
「私には目の前のこの人を助けるのが大切なのです」と応えた隣人愛
松下政経塾では、トイレを手で磨くという仕事がある
世の中に「雑用」という用事はなく、雑な心で行う用事が「雑用」となる
合言葉は、人の嫌がる仕事こそ「一歩前へ」、やるからには徹底して「そこまでやるか?」
平凡な仕事にこそ真理があり、基本的なことが出来るか否かが大きな差となる
MKタクシーは「あいさつをする」「制服を着る」という接客の基本が出来ている“異端児”
「継続は力」「凡事徹底」は実際にやってみないと分からない
カテゴリー:
関連記事 :
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://nada-kobe.com/mt/mt-tb.cgi/768
- 上甲晃氏講演会
三上直樹、かく語りき
2005年05月31日 08:53昨日、弘前市倫理法人会主催の上甲晃氏講演会に行ってきました。 上甲さんは、松下