神戸華僑総会名誉会長の林同春さん

2005年05月31日

平和運動の集会で、神戸華僑総会名誉会長の林同春さんの講演がありました。
林同春さんとは5月7日に芦屋の寺前議員の結婚式でお会いして以来、
翌日のアジア問題勉強会でもご一緒し、昨日は市役所で同じエレベーターに乗り合わせるという、
短期間に度重なるご縁をいただいております。

ご自身の戦争体験をもとに、平和への想いを率直な言葉で語って下さった林同春さん。
「ひとりの子どもを育てるのに、親がどれだけの時間と愛情を注ぐか思い出してほしい」
という言葉は、いま子育て真っ最中の私にも響くメッセージでした。

以下、私のメモです。

050531林同春さん

平和は口で唱えるだけでは実現できない
ひとりひとりが平和を愛し、そのために努力する決意を持たなくてはいけない

日清戦争の賠償金で日本はさらに軍備を拡充し、第二次世界大戦に突入した
それが日本にもたらした結論は、沖縄の決戦であり、広島・長崎の原爆であった
このような不幸な経験をしながら、今日なお「平和のために」集まらなければならない
今や「右翼」だけでなく、その扇動によって多くの日本人が同じ道を歩もうとしている

「世界最強の軍事国家アメリカに追従する」というのが日本政府の方針
道を誤ろうとしている人々を、私たちが団結して正してゆかなければならない
しかし街に一歩出れば、平和運動が広がる雰囲気はほとんどない
右翼の街宣車が大音量で通行しても咎められないが、平和運動が同様のことをすると咎められる
靖国参拝に反対する中国人青年が大使館に石を投げたのは過ちである
しかしデモ行進は自粛する必要はなく、もっと規模を大きくして行えばよい

ひとりひとりの隣人が信頼しあうことが日中友好の第一歩
そのためには中国が日本に何をしたか、日本が中国に何をしたかという歴史を学ぶべき
四方を海に囲まれた日本は朝鮮半島、さらにその先の満州さえ押さえれば安心だった
その日本の防衛戦略によって、中国では2000万人以上の国民が被害にあった

9歳で京都府舞鶴市にやって来たが、2年後に盧溝橋事件が起こり「敵国人」になった
日本人が悪いのではなく、戦争が人間をあのようにしてしまう

神戸市はなぜ非核神戸方式をアピールしようとしないのか理解に苦しむ
「目立つことをすると反発を受けてつぶされる」というのが神戸市の考え方
平和を求める市民が多数を占めるのに、なぜ一部の“異端者”に遠慮しなければならないのか?

兵士が戦争に出たのは、親が望んだわけではなく、“国”の命令で召集されたから
ひとりの子どもを育てるのに、親がどれだけの時間と愛情を注ぐか思い出してほしい
大切に育てられたひとりひとりの人間が、日本でも250万人殺された
“国”とは何だったのか、それは戦後、日本国民に対して責任をとったのか?

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