神戸市のイノシシ対策
2004年10月06日
「イノシシに出くわした祖母が慌てて転倒し、前歯を折る大怪我をした。」
という相談を住民の方からいただきました。
神戸市では住宅地にも頻繁にイノシシが出没し、住民の指を噛みちぎるなどの被害を与えています。
神戸市も平成14年5月に「イノシシ条例」なるものを制定しましたが、
イノシシに対する餌付けを禁止してイノシシが街に下りてこないようにするための条例で、
実際に効果が現れているのかどうか疑問です。
たかがイノシシ、されどイノシシ。
「自然との共生」という理念と、「住民の安全」という現実のバランスをどのように保つか?
以下、神戸市担当者に対するヒアリング結果です。
041006神戸市のイノシシ対策
六甲山イノシシの生態
平成2年の兵庫県調査によると、六甲山には500~600頭のイノシシがいると推定される
その後増えているのではないかという見方もあり、平成14~16年にかけて再調査中
農村部のイノシシと異なり、人を見ると餌をもらえると思って近づいてくる
毎日の行動ルートも、ごみステーションや餌付けポイントを中心に徘徊している
六甲山のイノシシは餌付けによって幼体の生存率が高くなり、繁殖率も高まっている
神戸市への問い合わせ件数(平成15年度)
敷地内への侵入、それに伴う財産的被害・・・47件
傷ついたり川に落ちたイノシシの保護要請・・24件
イノシシがいて怖い・・・・・・・・・・・・22件
ごみステーションを荒らす・・・・・・・・・15件
餌付け中止の指導要請・・・・・・・・・・・13件
人身事故(2次的な事故を含む)・・・・・・・7件
イノシシの駆除頭数
平成13年度:199頭、うち市街地で139頭、駆除依頼件数24件
平成14年度:249頭、うち市街地で177頭、駆除依頼件数31件
平成15年度:329頭、うち市街地で238頭、駆除依頼件数38件
猟友会に駆除を依頼しているが、子どもが現場を目撃しないように注意を払っている
住民に対する啓発活動、その他の政策(平成15年度)
イノシシ条例に基づき、餌付け禁止やゴミ出しマナーの徹底を呼びかけている
チラシ配布6万枚、ハイキング道でのゴミ持ち帰り運動、餌付け防止看板の設置7基
広報パトロール、餌付け行為者に対する説得
区役所にてイノシシの嫌がる匂いのする「忌避剤」を配布
フェンスの設置(東灘区と灘区に1ケ所ずつ)
カテゴリー:
テーマ:
関連記事 :
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://nada-kobe.com/mt/mt-tb.cgi/1010