仙台市の天文台PFI事業
2004年10月20日
50年前に市民の寄付で設立された仙台市天文台を視察。
説明して下さった職員さんは、この天文台に入りたくて市職員になり、
以来33年間、天文台一筋で仕事をして来られたという珍しい方。
望遠鏡やプラネタリウム機材の補修から、展示物や映像ソフトの作成まで、
何でも自分でこなすスーパー天文職員さんでした。
歴史と想い入れを感じる古き良き施設も、間もなく移転・新築されます。
民間企業が建設と運営を一体的に行い、市が毎年の利用料を支払うPFI方式。
以下、仙台市天文台PFI事業についてのメモです。
041020仙台市天文台のPFI
現在6件のPFI事業を実施中で、天文台は清掃工場の温水プールに続く2例目
昭和30年に全国に先駆けて開設された、市民のための天文台
老朽化と街の灯りによる観測環境の悪化、地下鉄東西線ルートとの関係で移転を検討
平成13年8月に新天文台の基本構想、14年6月に基本計画を策定
基本コンセプトは「星や自然にふれ、人間・地球・宇宙のつながりを学ぶ」
新天文台は現施設の西側8キロ、敷地面積2万5千㎡、延べ床面積6千㎡
平成14年度にPFI導入可能性調査を実施
事業形態はサービス購入型、所有形態はBOT方式、事業期間は建設3年・運営30年
SPC(特定目的会社)に市がサービス料を支払い、利用者が市に観覧料を支払う形
事業期間全体を通した市の財政負担額が7.2%軽減されると推定(VFM値)
PFI導入メリットは、施設の魅力アップ、コスト削減、市の支出の平準化
実際に今年の見積もり段階でのVFM値は4.5%になり、その値で事業者を選定する
質疑応答
Q,金利の安い市債で施設を造り、運営は指定管理者制度で民間に任せる方法は?
A,確かにコスト的なことだけを考えればその方法もある
後の維持管理まで考えた施設設計を民間業者に工夫させることで効率が良くなる
Q,PFI導入可能性調査はすべての事業で行っているのか?
A,企画局がPFI活用指針を定めており、10億円以上の事業は必ず可能性を探る
Q,業者が発注どおりのサービスを提供していても、狙った効果が現れないときは?
A,運営協議会で提言を得れば追加のサービス提供契約を行う可能性もある
Q,業者の倒産などでサービス提供が続けられなくなる場合はどうするのか?
A,サービス購入型なので、市の要求水準を満たしていれば業者は一定の収入がある
契約時にあらかじめ考え得るリスクを分担しておき、それに従って対応する
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