「平準化」という名の借金先送り
2004年08月07日
下水道の勉強会で出てきた「平準化債」という言葉。
下水道工事の借金返済が苦しくなっている市のために、国が「借金返しのための借金」を認め始めました。
その言い訳が「下水道工事の借金返済期間は20年ローンに設定されているが、
下水道設備は平均44年間もつので、工事費も44年ローンで将来世代まで負担させた方が公平」というもの。
20年ローンで苦しい部分は新たに借金をして、借金の返済を利子までつけて将来世代に先送りするのです。
まだこの世に生まれてもいない、40年後の有権者たちは、今の私たちの自分勝手をどう思うでしょう?
以下、私のメモです。
040806下水道平準化債
行政は財産の増減を表すバランスシートではなく、現金の出入を表すだけ
静岡県のように余った予算を切手に換えて翌年に使う裏金作りも起こり得る
「下水道平準化債は借金返済のリスケジュールだ」というのが国の説明
下水道債の償還期間を20年から44年に延ばす根拠が不明
世代間の負担の公平という行政特有の理屈
実際は赤字の一部を新たに借金で賄い、その借金は3年後から返済が始まる
建設債とは異なり、地方で認められていない「赤字債」的な性格を持つ借金
たとえば6億円の借金をすると7億4千万円を20年払いで返すことになる
さらに3億円の地方交付税が減額されるため、実質使えるのは3億円のみ
国側は目先の地方交付税が3億円減らせるため助かる
国の約束する「あとで交付税の計算式に参入する」という後年度裏負担は無意味
臨時財政対策債の後年度裏負担は確かに計算式に入れられたが、総額が減らされた
カテゴリー:
テーマ:
関連記事 :
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://nada-kobe.com/mt/mt-tb.cgi/1083