高知市のコミュニティー計画
2004年08月26日
高知市のコミュニティー計画について担当者にお話を伺いました。
先週お会いした中川幾郎教授の提唱する、地域のことを総合的にする「地域協議会」システムと異なり、
高知市ではまず「やりたい事」を地域住民がコミュニティー計画にまとめて、
その計画を実現するために自然に「計画推進市民会議」が立ち上がった・・・という流れです。
以下、私のメモです。
040824高知市のコミュニティー計画
平成6年から市内25地区で、ハード・ソフト問わず住民主体のコミュニティー計画づくり
市職員3300人のうち106人が公募に応じ、1~2年かけて住民と話し合った
平成8年からは計画策定済みの地区が、自発的に計画推進市民会議を設立(現在19地区)
残念なのは推進市民会議に残った市職員が10数名だったこと
平成10年に上街地区から提案された「龍馬の生家」建設プランの例
生家に関する資料のない中、住民が聞き取り調査や書簡研究により生家の図面を作成
その後、市が専門家の検討委員会でつくったプランが「歴史的事実と異なる」と反発
再度、推進市民会議を含めた地域住民主体で9ヶ月かけて計画を練り直した
土佐人気質として上から押し付けられたものには反発する
高知市では900ある町内会には一円も補助金・委託金を出していない
立ち上げ当時、このような進め方を最も支持していなかったのは高知市職員だった
質疑応答
Q,単発の事業提案型コミュニティー計画が多いが、今後は総合的な計画にするのか?
A,推進市民会議で聞かれる声は「予算をもらうよりも市職員と協働してやりたい」
総合計画を持つ「地域政府」的な形ではなく、しばらく現在の形で進めたい
Q,スタートから10年経ち、新メンバーが入りにくくなっていないか?
A,実際その傾向があり、毎月の定例会も参加者が減っている
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- コミュニティ政策の行方
今日のひとこと
2004年09月05日 16:45地方自治体が独自の自治体運営を模索し始めていますが、そこで注目されているのが地域内分権です。 地域内分権とは自治体内をいくつかのブロックに分割し、そのブロックごとに行政機能を持たせることを言います。主な手法は、そのブロックの行政区に予算機能を持たせたもの
コメント
- いさか
2004年09月06日 22:43トラックバックありがとうございます。
地方分権の議論が街中で今一つ盛り上がらないのは、
「しょせんは中央政府から地方政府(市役所)への権限委譲であり、
官から官への分権に過ぎない」ということを住民が見抜いているからでしょう。
地方分権から小学校区単位の「地域内分権」へ、
そして最終的には「住民主権」にまで持ち込みたいものです。