ボーダーレス化を進める高麗大学

2004年07月19日

Jul17_0908.jpgその規模と学風から「韓国の早稲田大学」と呼ばれる名門・高麗大学。
韓国内では政治経済分野で多くのリーダーを生み出している高麗大学も、
国際的な実力と人材輩出の面ではパッとしませんでした。
総長のウー・ユンデ氏に、自らの推進するボーダーレス化について伺いました。
写真手前は高麗大学名誉教授となった大前研一氏。

以下、私のメモです。

040717高麗大学のボーダーレス化戦略

高麗大学は韓国の早稲田と呼ばれており、第2創業者のキム・ソンスー氏は早稲田卒
卒業生は政治家の25%、社長の17%、弁護士の17%を占める
国内では強い大学だが、それゆえ内向きの運営が続けられてきた

昨年2月に総長就任、国際的人材を輩出するシステムを創り世界トップ100入りを目指す
今後採用する教授はすべて英語で授業を行い、来年度は授業の30%を英語にする
韓国の教授の9割はアメリカで学位を取っており、やれば必ずできるはず

外国の大学キャンパスに高麗大学の寮を造り、毎年100人ずつ学生を送っている
高麗大学の学費6000ドルに対して、アメリカの大学では2万5000ドル必要
アジア化のコンセプトを掲げるデービス大学が8500ドルで受け入れてくれた
「高麗大学生は将来、韓国の政治リーダーやサムスンの海外支社長になる」と売り込む
個別交渉による戦略的提携で、1学年5000人の17%にあたる850人が海外留学している
本校より学力の低い分校の学生たちも、留学を目指して勉強に励むようになった

教室の壁や天井に埋め込んだマイク・スピーカーなど、施設はハーバードにも負けない
海外の留学生を高麗大学に招き、施設や意気込みを知ってもらう
スタンフォード大などにある「韓国研究センター」を高麗大にも作り、本家にしたい
将来はアジアの学問の中心となることを目指している
昔は無名の下請け会社だったサムスン同様、大きな目標を掲げれば実現する

政府系大学や海外の有名大学が進出して来たら、韓国の私学は今のままでは負ける
2000万円までの支出と教授採用は学部長に権限委譲した
キャンパス内に地下鉄の駅があり、その上に社会人大学センターを作った
日韓の大学は内向きだが、アジアの志ある大学でコミュニティーを作り世界と競いたい
大学改革を目に見える形で行ったため、卒業生から集まった寄付は年間予算の51%
新しい寮に寄付者の名前を冠している
キャンパス24万坪の工事が終わったら大学の塀を取り除き、地域との交流を始めたい
学部間の壁も無くし、真のボーダーレス大学を目指す

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