中部リサイクルの灰溶融スラグ
2004年07月29日
製鉄所の跡地を借りて焼却灰の再利用に取り組む「中部リサイクル」。
赤茶けた巨大な廃墟は、西部警察のロケの申し込みがあったとか。
焼却灰を高熱の炉で溶かし、6トンの鉄なべに流し込みゆっくり冷ます。
普通の灰溶融ではガラス状の砂ができるのですが、
この方法なら巨大な岩石状にできて使い道が広がるとのことです。
写真は余熱を発する巨大なビビンバ鍋といったところ。
以下、私のメモです。
040722中部リサイクル
荏原製作所が株の55%を持ち、施設の建設運営を行う
灰を溶融して埋め立てずに資源として再利用するのが目的
施設全体の処理能力は1日70トン
灰の無害化処理はコスト半分だが、再利用ではなく埋め立てになってしまう
年間2万トンの灰から1万トンのスラグをつくっている
自然冷却により大きな岩石状になるため、様々なサイズに割って商品化できる
スラグ岩は自然岩とほぼ同じ性質を持っている
有価取引したものでなければ廃棄物と見なされ、砂利として地面に敷いたりできない
実際はどこもスラグの使い道に困っているのではないか
厚生労働省の次官通達「作ったスラグは自分たちの自治体で販売先を手配せよ」
黒曜石のようなガラス質にならないために塩基度の調整が難しい
スラグから重金属が溶出してはいけないので、スラグ内に重金属を含まないようにする
東京とは重金属の溶出基準だけでなく含有基準も設けている
還元剤を入れて800度以上に熱すれば重金属は気化する
気化した重金属が冷えて粉になったものを、昔は薬品で無害化して埋め立てていた
今は鉱山と交渉して、重金属を資源として引き取ってもらっている
焼却灰に混じっていた鉄くずなども磁石で選別して鉱山に売っている
収入の柱は焼却灰の処理委託費であり、スラグや金属の売り上げ額はわずか
埋め立てをせずに資源として再活用してもらう道をつけるのが仕事
愛知県ではアセックの埋め立て場持込費がトンあたり9600円、2~3万円のところもある
関西のフェニックス埋め立て場はトンあたり4000円、安すぎてリサイクルが育たない
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