トップページ
2004年01月18日
次の人災を生まないために
「毎年この時期になると、『震災を風化させない』『教訓を次代に引き継ぐ』ということが言われます。
神戸市は先日、市民1万人アンケートにもとづく復興の総括・検証報告書を発表しました。
しかし、震災を生き抜いた方々の声を聞くことのほかに、もうひとつ大切なことがあります。
地震の瞬間に亡くなってしまった方々の声こそが、震災の真の教訓になるのではないでしょうか?」
昨日、震災9周年を期に再会したボランティア団体の席で、このような話をさせていただきました。
住宅再建のための助成金、経済の復興、地域コミュニティーづくり、消防力の強化、
役所の危機管理、避難所や仮設住宅の運営、ボランティアやNPOの育成、孤独死の予防・・・
これらは大切なことではありながら、すべて地震の瞬間を生き延びた後の話です。
兵庫県監察医の神戸市内における検死データによれば、
建物倒壊による頭部・内臓の損傷や胸・腹部の圧迫による死亡(いわゆる圧死)は全体の83.3%
さらに、地震14分後の午前6時までに死亡した人(即死)は全体の92%と推定されています。
つまり、地域コミュニティーやボランティアや消防署がどれだけ迅速な救助活動を展開しても、
建物や家具の倒壊を防がない限り、多くの命を守ることはできなかったということです。
震災前の役所の防災意識の無さや、震災後の政府の対応の悪さに対して、
「阪神大震災は『天災』ではなく『人災』だった」ということが言われました。
しかし、次に地震が起こったときに今回と同じく圧死という理由で多くの命が奪われたとしたら、
それは今度こそ
、まぎれもない『人災』です。
そしてその『人災』の『人』は、死者の声に耳を傾けなかった私たち自身ということになるでしょう。
震災1年後の神戸新聞連載「圧死を追う」
http://www.kobe-np.co.jp/sinsai/96assi/ren-assi02.html
内閣府防災担当の「住宅における地震被害軽減委員会」資料
http://www.bousai.go.jp/oshirase/h15/031027siryou/sankou1-1.pdf (PDF形式ファイル)
神戸市の発表した「復興の総括・検証」報告書
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/013/kensyou_15/saisyuuhoukoku/saisyuuhoukoku.htm
ケータイ日記 (PHSから直接更新してます) 過去の記事を読む
2000年1月1日より累計
リンク&宣伝をお願いいたします
政治も捨てたもんじゃないって事を
多くの同世代の方々に気付いていただくために。
このページをお友達にメールで推薦してください (メールソフトが起動します)
お気に入りに登録して下さい
(このページのアドレスをブラウザに記録します)
神戸市灘区深田町3‐3‐4
第2サン六甲道ハイツ502 メール isaka@nada-kobe.com
ファクス 078-822‐8271
留守電 078-822‐8272